ナツコの情熱

2008/12/30, 18:51 | 固定リンク

12月30日 火曜日 曇り 

 イスラエルの外相が「これは戦争なんだから、民間人の犠牲者が出るのはやむを得ない部分もある」と発言したのを見て、頭の中の血管が何本が確実に切れるのを感じた。
 そんな時、ナツコが作った映画を観た。ナツコはマサルや俺が妹のように可愛がってきた29歳の女性。先日、月の庭で、久しぶりに会った。彼女が5年もの月日をかけて、いろんな人物の助力を受けながらも、ほぼ独力で、東ティモールの映画を作っているのは知っていた。その映画がとんでもなく素晴らしかった。まだ公開の日取りも決まっていないから、詳細は記せないけれど、本当に素晴らしかった。この世界にはイスラエルの外相のような人物も居れば、ナツコのようなニンゲンも居る。俺はモーレツに励まされた。怒ってないで、自分の仕事に没頭しよう。そして、この映画を一人でも多くの愛すべきニンゲンたちが観てくれるように全力を尽くそう。ナツコ、本当にありがとう。僕はダメなニンゲンの一人として、君を心から尊敬します。

by 山口 洋