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2009/10/27, 17:24 | 固定リンク

10月27日 火曜日 晴れ

 たとえ誰に何も云われようとも、どんな誘惑があろうとも、譲れないことがある。自分が100%正しいなんて、これっぽっちも思わない。けれど、そのしち面倒臭い道をまっすぐに行くことでしか、学ぶことが出来ないタイプの人間もこの世に居ることだけは分かって欲しい、とは思う。道程で過ちに気づいたなら、それは率直に認めて反省しよう。絶えずこれでいいのかと、客観性を保っておこう。やがて、主観は客観と同義になるだろうし。度を超した誤解は、きちんと向き合って理解してもらう努力をしよう。水は易きに流れる。経験上それも知っている。let it be - すべてあるがままに -take it easy - ケセラセラ、エトセトラ。その言葉の意味も若い頃に比べれば分かってはいる。その上で、水は雨となって大地に降り注ぎ、地中にしみ込んで、やがて川となって海に注ぎ、また天へと還る。「おわらない円環」。手にしたことがない「おわらない何か」を夢想し続けること。それはオレの自由だと思うのだ。変わり続けるけれど、そこだけは変わらないだろう。「お前は45歳だから、もう根本は変わらないよ」。それは有る意味でそうだと思う。けれど、変わることは何も怖くないし、変えたいことはたくさんあるし、どこまでも変わり続けることを愉しみにさえしている。譲れないのはただ一点だけなのだけれど。

「もしもわれわれが空想家だと呼ばれるのなら、そしてできもしないことを考えていると云われるのなら、何千回でも応えよう。その通りだと」チェ・ゲバラ

「世界の中で、完全に迷子になれ」ヘンリー・ソロー

「笑いとは地球上でいちばん苦しんでいる生き物が発明したものである」ニーチェ

「オレの代わりはいないんだ」勝新太郎

「人間は生き、そして堕ちる。そのこと以外に人間を救う便利な近道はない」坂口安吾

「もう終わりだと思うのも、さぁ始まりだと思うのも、どちらも自分である」フェリーニ 

 二日間、雨で走れなかった。足の状態は良くなったこともあるが、どちらかと云うとふくらはぎが腫れていくばかりで、メインテナンスを施しても好転しなかった。多分、飲み過ぎもある。ならば、ゆっくりゆっくり走って治そうと、10キロをゆっくり走ってみた。少しほぐれてきた気がする。何よりも、10キロってこんなに短かったっけ、と感じる自分にびっくりした。ゆっくりだけれど、前には進んでいるんだと思う。
 

by 山口 洋