みんな笑って死んでいった

2007/05/31, 01:44 | 固定リンク

5月31日 木曜日 雨 

 お前は何者だ?と聞かれるなら。俺は芸人であり、作家だ。漠然とだけれど、何かが見えている。やっと見えてきた。俺は今年に入ってたった1曲しか書いていない。それも誰かに書いたものだ。嗚呼。作家としての活動に集中したい。けれど、状況がそうさせてはくれない。打破するためには必然的に打ち合わせが必要になる。そんな時は東京に行く。出来るだけ人と会う時間をまとめる。うりゃーと、まとめて人に会う。
 友人が本を書いた。多分、書かずにはいられなかった。突然、それを読みたくなった。今、すぐに、だ。本屋に走って、手に入れて、あっという間に読んだ。奴は不死鳥を愛の力で背負っている。不器用だけれど、バカみたいにまっすぐで正直な男だ。パブリック・イメージなんてどうでもいい。俺にとって、奴はそんな人物だ。「みんな笑って死んでいった」。響いてきた。「書いてくれて、ありがとう」と短いメールを書いた。見上げた空は相変わらず泣いていたけれど、心は妙に晴れやかだった。ありがとう、アゲイン。勝手なリレーションが心から嬉しい。

by 山口 洋  

may her rest in peace

2007/05/30, 15:39 | 固定リンク

5月30日 水曜日 雨 

 うちの犬、ハナが死んで一年経った。奴の不在によって、心にはぽっかり穴が空いたみたいだった。前にも書いたけど、俺にとって奴はそこに居るのが当たり前の、毛がもじゃもじゃの、決して裏切ることのないハナと云う生き物なんであって、突然居なくなられても、困るっちゅーに。
 何度か人の勧めもあって、犬を飼おうとしたのだけれど、ペットショップで金を払って生き物を買う(飼う)っちゅー行為には抵抗があった。かといって、保健所に犬をもらいに行こうもんなら、一匹を選びきれなくて、全部もらってきそうな気がして止めた。多分、そいつは向こうからハナのメッセージと共に勝手にやってくる気がするのだ。だから、それを待っていようと思う。ハナ、それでいいよな?今日は雨が降っている。
 

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by 山口 洋  

紫陽花

2007/05/29, 23:09 | 固定リンク

5月29日 火曜日 曇り 

 曇り空の下。庭に紫陽花が咲いているのを見つけた。一日中、思考の海に沈んでいたけれど、何も湧いてこなかった。helpless - helpful、hopeless - hopeful。生まれたからには誰かの役に立ちたい。そう思いながら生きる人物の名前を、紫陽花の中に探している。

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by 山口 洋  

漂流

2007/05/28, 00:37 | 固定リンク

5月28日 月曜日 晴れ 

 この数日間。漂流していた。自ら好んで、マゾだと思いつつもやってみた。かつて、何度も本物の砂漠を漂流してみたことがある。けれど、自然が生み出した荒涼や荒漠よりも、人工のそれは末恐ろしく、かつ筆舌に尽くし難いものだった。充分に、確かに、狂っていた。しまいには頭痛に間断なく襲われ、もう一杯の酒を口にしたら、即座に吐きそうだった。そして、ある日の深夜。某所で突然、大げさに書けば、人生の目的を思い出した。日々の中で、蜃気楼のように霞んでいた(多分5年か6年の間に渡って)それを突然思い出した。何だ、そうだったのか。それからは、異様に疲れているのに、心は充実しきっていると云うヘンな状態が続いている。書いておきたいことは山ほどある。けれど、今は咀嚼しよう。まずは睡眠をむさぼって、キレイな身体になろう。目の前に突然現れた途方もない道のりに、身震いしている。
 
追伸
 今日の写真は俺が撮ったものじゃないんだけど、あまりに自分の気持ちを代弁してたんで拝借。奴、さいこー。

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by 山口 洋  

言葉の雨

2007/05/25, 23:13 | 固定リンク

5月25日 金曜日 雨 

 とある人物から言葉のプレゼントを頂いた。それは詩だった。嬉しかった。言葉やメロディーで何かを伝えること。それは忘れがちになるけれど、自分の本分なのだった。朝から降り続く雨と相まって、一日が静かに始まっていく。
 
 某トリビュートのレコーディングはほぼ終わった。あの曲を「こんな風」に演奏したかったんだ、って事を思う存分にやらせてもらった。ドラム、ベースはもちろんのこと、ブズーキ、マンドリン、テレキャスター、パーカッション、ヴォカール、コーラス、アコーディオン、エトセトラ。これだけの楽器を一人で重ねたのに、俺は「一歩」も仕事場を出なかった。時代、だね。

 テレキャスターと書いて思い出したけど、エイモス・ギャレットの追加公演は既に売り切れた模様。残念。エフェクターを沢山繋がないと自分の音が出ない、なんて嘯いてる輩に是非観て欲しかった。っちゅーか、俺が観たかった。彼はアンプにダイレクトに繋いだテレキャスターでアンビリーバブルな音を出す(多分)。これぞギター。嗚呼、観たかった。

 とあるミュージシャンのレコーディングの橋渡しをするために、久しぶりにキーラにメールを書いた。そしたら、海を越えて、一度も顔を会わせることなくレコーディングした曲のミックスが送られてきた。素晴らしい出来だった。時代、だなぁ。アゲイン。

 来月からのソロ・ツアー。旭川が新たに決まりました。その街には高校教師の俺の弟分が住んでる。久しぶりに会えたら、嬉しい。

7月7日(土)旭川・EARLY TIMES(http://www.early-times.com/
開場/開演=19時/19時30分
チケット料金=3,000円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月28日(月)より電話予約(0166-22-2461)、メール予約 (info@early-times.com)、EARLY TIMESにて発売
問=EARLY TIMES(TEL_0166-22-2461)

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by 山口 洋  

続レコーディング

2007/05/24, 23:49 | 固定リンク

5月24日 木曜日 晴れ 

 引き続き、仕事場でレコーディングの日々。今日はもう嫌っちゅーくらいブズーキを弾いた。バジェットの関係で、今回は所謂「自宅録音」ってやつなのだが、俺はあんまり好きじゃない。動物的に「その瞬間」をバンドと捉えてる方が遥かに愉しい。
 窓から入ってくる海の風は湿り気を帯びてきた。明日はきっと雨で、もうすぐ梅雨がやってくる。嗚呼、そんな季節か。このプロジェクト(ってほどのものでもないけど)が終わったら、新しい曲を書こうと思ってる。

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by 山口 洋  

レコーディング

2007/05/22, 00:41 | 固定リンク

5月22日 火曜日 晴れ 

 某トリビュート盤のためのレコーディングを仕事場で開始。
 趣旨とか、バジェットなどをよくよく考えて、曲を選び、作業に取りかかった。久しぶりに全ての楽器を自分でやってみることにした。愉しい。今のところは。


山口洋
on the road,again vol.3


6月15日(金)仙台・HEAVEN http://www.blues-heaven.com/
開場/開演=19時/20時
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-538)、ローソンチケット(Lコード:21644)、HEAVEN、モリタミュージック(TEL_0244-35-0005)にて発売
問=HEAVEN (TEL_022-268-2771) 


6月16日(土)弘前・ASYLUM
(青森県弘前市土手町112 harappa内)
GUEST=竹内晃
開場/開演=18時30分/19時00分   
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月18日(金)より、電話予約(竹内:090-7064-8933)、メール予約(white_bicycle_records@yahoo.co.jp)にて発売
問=竹内 (TEL_090-7064-8933)



6月18日(月)盛岡・Club Change http://clubchange.com/
開場/開演=18時30分/19時00分  
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途300円)       
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-540)、ローソンチケット(Lコード:21645)、Club Changeにて発売
問=Club Change (TEL_019-652-7182)



6月21日(木)山形・FRANK LLOYD WRIGHT http://www.pipi.org/~flw/
Opening Act=INOV(BRONCO)、けん坊(雑木林46)、島田大作(Benvenuts)
開場/開演=19時30分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円) 
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-541)、ローソンチケット(Lコード:21646)、FRANK LLOYD WRIGHTにて発売
問=FRANK LLOYD WRIGHT (TEL_023-624-2321)  franklloyd06@yahoo.co.jp



6月23日(土)白石・Cafe Milton
(宮城県白石市八幡町6-18-1)
開場/開演=17時30分/18時30分 
チケット料金=4,000円(税込/ご飲食代別)
チケット=5月20日(日)よりモリタミュージック(TEL_0244-35-0005)、Cafe Miltonにて発売
問=Cafe Milton (TEL_0224-26-1436)



7月1日(日)札幌・くう http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sphere/
開場/開演=18時30分/19時00分    
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、大丸プレイガイド、4プラプレイガイド、くう、メール予約(sphere@dp.u-netsurf.ne.jp)にて発売
問=くう (TEL_011-616-7713)



7月3日(火)函館・亀しょう
(函館市万代町16-15)
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,000円(税込)            
チケット=5月20日(日)より亀しょう、電話予約(吉田:090-6442-7692)にて受付。
問=亀しょう(TEL_0138-40-4087 17時〜24時)



7月6日(金)苫小牧・アミダ様 http://homepage3.nifty.com/amidasama/
GUEST=アミズム w/杉本千恵
開場/開演=19時00分/19時30分  
チケット料金=3,000円(税込/ドリンク代別)
チケット=5月18日(金)よりアミダ様にて発売
問=アミダ様 (TEL_0144-34-1947) 



7月15日(日)宇都宮・BIG APPLE http://www2.ucatv.ne.jp/~bigapple.sea/
開場/開演=18時00分/19時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)  
チケット=5月20日(日)より電話予約(028-632-5585)、メール予約(bigapple@sea.ucatv.ne.jp)、BIG APPLEにて発売
問=BIG APPLE (TEL_028-632-5585)



7月16日(月・祝)小金井・ザ・チャンプルー海風 http://umikaji.parasite.jp/
開場/開演=17時00分/18時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(042-387-1718)、メール予約(cat92340@pop21.odn.ne.jp)にて発売
問=ザ・チャンプルー海風 (TEL_042-387-1718)

 

7月18日(水)横浜・THUMBS UP http://www.terra.dti.ne.jp/~stoves/tup/
開場/開演=19時00分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(045-314-8705)、メール予約(live@stovesyokohama.com)、THUMBS UPにて発売
問=THUMBS UP (TEL_045-314-8705)



7月21日(土)千葉・ANGA http://www.anga-hp.com/top.html
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月20日(日)より電話予約(043-224-7769)、ANGA、ローソンチケット(6月10日発売)にて発売
問=ANGA   (TEL_043-224-7769)



8月2日(木)新潟・JUNK BOX mini http://www.junkbox.co.jp/niigata/mini/index.html
開場/開演=19時00分/19時30分 
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、電話予約(025-226-7200)、JUNK BOX mini にて発売
問=JUNK BOX mini (TEL_025-226-7200)



8月4日(土)高岡・Cafe POULOWNIA http://www.geocities.jp/yw08141971/
開場/開演=17時30分/19時00分      
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)よりメール予約(watanababy0814@yahoo.co.jp)にて発売
問=Cafe POULOWNIA (TEL_0766-63-3283)、渡辺 e-mail=watanababy0814@yahoo.co.jp



8月5日(日)金沢・メロメロポッチ http://www3.nsknet.or.jp/~mineo/MERO/
開場/開演=18時30分/19時30分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より電話予約(076-234-5556)、メール予約(morimero@hotmail.com)にて発売
問=メロメロポッチ (TEL_076-234-5556)

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by 山口 洋  

5月なのに

2007/05/21, 23:06 | 固定リンク

5月21日 月曜日 晴れ 

 5月なのにもう夏みたいな日。
 一日だけ音楽や、それを取り巻く日々から離れてみる。雑草が生い茂って、玄関はまるで「誰の家?」みたいな状態になっていた。近所の人には甚だ迷惑な話(雰囲気として、テレビで時々放送されてる「ゴミ屋敷」に近いものがある)だろうが、実のところ、俺はこの状態がそんなに嫌いではなかった。
 随分と前のこと。ネイティヴ・アメリカンの偉大なるメディスンマン、ローリング・サンダーを(勝手に)訪ねて、ネヴァダ州のカーリンと云う街に行ったことがある。彼の住所も、電話番号も、何も知らなかったけれど、それはすぐに分かった。彼は無意味な殺生をしない人なのだった。それには草木も含まれる。「雑草」と云う概念は人間が自分の都合で作り出したもので、彼等にも当然「生命」は宿っている。ゆえ、砂漠の街並みに突然草ボーボーの家が現れる。俺にしてみりゃ、目から鱗の経験だったのだ。とは言え、この街でそんな事が出来るはずもなく、やむなく草刈り。俺、小市民。

 明日からは某トリビュート盤の音源を作ろうと思う。出来るだけシンプルに。今は、そんな気分だ。

山口洋
on the road,again vol.3


6月15日(金)仙台・HEAVEN http://www.blues-heaven.com/
開場/開演=19時/20時
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-538)、ローソンチケット(Lコード:21644)、HEAVEN、モリタミュージック(TEL_0244-35-0005)にて発売
問=HEAVEN (TEL_022-268-2771) 


6月16日(土)弘前・ASYLUM
(青森県弘前市土手町112 harappa内)
GUEST=竹内晃
開場/開演=18時30分/19時00分   
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月18日(金)より、電話予約(竹内:090-7064-8933)、メール予約(white_bicycle_records@yahoo.co.jp)にて発売
問=竹内 (TEL_090-7064-8933)



6月18日(月)盛岡・Club Change http://clubchange.com/
開場/開演=18時30分/19時00分  
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途300円)       
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-540)、ローソンチケット(Lコード:21645)、Club Changeにて発売
問=Club Change (TEL_019-652-7182)



6月21日(木)山形・FRANK LLOYD WRIGHT http://www.pipi.org/~flw/
Opening Act=INOV(BRONCO)、けん坊(雑木林46)、島田大作(Benvenuts)
開場/開演=19時30分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円) 
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-541)、ローソンチケット(Lコード:21646)、FRANK LLOYD WRIGHTにて発売
問=FRANK LLOYD WRIGHT (TEL_023-624-2321)  franklloyd06@yahoo.co.jp



6月23日(土)白石・Cafe Milton
(宮城県白石市八幡町6-18-1)
開場/開演=17時30分/18時30分 
チケット料金=4,000円(税込/ご飲食代別)
チケット=5月20日(日)よりモリタミュージック(TEL_0244-35-0005)、Cafe Miltonにて発売
問=Cafe Milton (TEL_0224-26-1436)



7月1日(日)札幌・くう http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sphere/
開場/開演=18時30分/19時00分    
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、大丸プレイガイド、4プラプレイガイド、くう、メール予約(sphere@dp.u-netsurf.ne.jp)にて発売
問=くう (TEL_011-616-7713)



7月3日(火)函館・亀しょう
(函館市万代町16-15)
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,000円(税込)            
チケット=5月20日(日)より亀しょう、電話予約(吉田:090-6442-7692)にて受付。
問=亀しょう(TEL_0138-40-4087 17時〜24時)



7月6日(金)苫小牧・アミダ様 http://homepage3.nifty.com/amidasama/
GUEST=アミズム w/杉本千恵
開場/開演=19時00分/19時30分  
チケット料金=3,000円(税込/ドリンク代別)
チケット=5月18日(金)よりアミダ様にて発売
問=アミダ様 (TEL_0144-34-1947) 



7月15日(日)宇都宮・BIG APPLE http://www2.ucatv.ne.jp/~bigapple.sea/
開場/開演=18時00分/19時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)  
チケット=5月20日(日)より電話予約(028-632-5585)、メール予約(bigapple@sea.ucatv.ne.jp)、BIG APPLEにて発売
問=BIG APPLE (TEL_028-632-5585)



7月16日(月・祝)小金井・ザ・チャンプルー海風 http://umikaji.parasite.jp/
開場/開演=17時00分/18時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(042-387-1718)、メール予約(cat92340@pop21.odn.ne.jp)にて発売
問=ザ・チャンプルー海風 (TEL_042-387-1718)

 

7月18日(水)横浜・THUMBS UP http://www.terra.dti.ne.jp/~stoves/tup/
開場/開演=19時00分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(045-314-8705)、メール予約(live@stovesyokohama.com)、THUMBS UPにて発売
問=THUMBS UP (TEL_045-314-8705)



7月21日(土)千葉・ANGA http://www.anga-hp.com/top.html
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月20日(日)より電話予約(043-224-7769)、ANGA、ローソンチケット(6月10日発売)にて発売
問=ANGA   (TEL_043-224-7769)



8月2日(木)新潟・JUNK BOX mini http://www.junkbox.co.jp/niigata/mini/index.html
開場/開演=19時00分/19時30分 
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、電話予約(025-226-7200)、JUNK BOX mini にて発売
問=JUNK BOX mini (TEL_025-226-7200)



8月4日(土)高岡・Cafe POULOWNIA http://www.geocities.jp/yw08141971/
開場/開演=17時30分/19時00分      
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)よりメール予約(watanababy0814@yahoo.co.jp)にて発売
問=Cafe POULOWNIA (TEL_0766-63-3283)、渡辺 e-mail=watanababy0814@yahoo.co.jp



8月5日(日)金沢・メロメロポッチ http://www3.nsknet.or.jp/~mineo/MERO/
開場/開演=18時30分/19時30分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より電話予約(076-234-5556)、メール予約(morimero@hotmail.com)にて発売
問=メロメロポッチ (TEL_076-234-5556)

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by 山口 洋  

(no title)

2007/05/20, 00:29 | 固定リンク

5月20日 日曜日 晴れ 

 押忍。
 目覚めて、新聞を斜め読みしていたら、突如、中川敬の写真が飛び込んできた。中川、親父を語る。ぶふふ。悪くない。あんた、いい加減で親孝行しなさいよ。余計なお世話か。でも、生きてるうちが華なのよ。つーか、もろもろおめでとう。我が事のように嬉しかった。

 さて。来月からのソロ・ツアー。バンドで行けなかった場所に「Land of music」を届けに行きます。「News」にアップされるまで、しばらくここにスケジュールを載せておきます。


山口洋
on the road,again vol.3


6月15日(金)仙台・HEAVEN http://www.blues-heaven.com/
開場/開演=19時/20時
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-538)、ローソンチケット(Lコード:21644)、HEAVEN、モリタミュージック(TEL_0244-35-0005)にて発売
問=HEAVEN (TEL_022-268-2771) 


6月16日(土)弘前・ASYLUM
(青森県弘前市土手町112 harappa内)
GUEST=竹内晃
開場/開演=18時30分/19時00分   
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月18日(金)より、電話予約(竹内:090-7064-8933)、メール予約(white_bicycle_records@yahoo.co.jp)にて発売
問=竹内 (TEL_090-7064-8933)



6月18日(月)盛岡・Club Change http://clubchange.com/
開場/開演=18時30分/19時00分  
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途300円)       
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-540)、ローソンチケット(Lコード:21645)、Club Changeにて発売
問=Club Change (TEL_019-652-7182)



6月21日(木)山形・FRANK LLOYD WRIGHT http://www.pipi.org/~flw/
Opening Act=INOV(BRONCO)、けん坊(雑木林46)、島田大作(Benvenuts)
開場/開演=19時30分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円) 
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-541)、ローソンチケット(Lコード:21646)、FRANK LLOYD WRIGHTにて発売
問=FRANK LLOYD WRIGHT (TEL_023-624-2321)  franklloyd06@yahoo.co.jp



6月23日(土)白石・Cafe Milton
(宮城県白石市八幡町6-18-1)
開場/開演=17時30分/18時30分 
チケット料金=4,000円(税込/ご飲食代別)
チケット=5月20日(日)よりモリタミュージック(TEL_0244-35-0005)、Cafe Miltonにて発売
問=Cafe Milton (TEL_0224-26-1436)



7月1日(日)札幌・くう http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sphere/
開場/開演=18時30分/19時00分    
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、大丸プレイガイド、4プラプレイガイド、くう、メール予約(sphere@dp.u-netsurf.ne.jp)にて発売
問=くう (TEL_011-616-7713)



7月3日(火)函館・亀しょう
(函館市万代町16-15)
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,000円(税込)            
チケット=5月20日(日)より亀しょう、電話予約(吉田:090-6442-7692)にて受付。
問=亀しょう(TEL_0138-40-4087 17時〜24時)



7月6日(金)苫小牧・アミダ様 http://homepage3.nifty.com/amidasama/
GUEST=アミズム w/杉本千恵
開場/開演=19時00分/19時30分  
チケット料金=3,000円(税込/ドリンク代別)
チケット=5月18日(金)よりアミダ様にて発売
問=アミダ様 (TEL_0144-34-1947) 



7月15日(日)宇都宮・BIG APPLE http://www2.ucatv.ne.jp/~bigapple.sea/
開場/開演=18時00分/19時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)  
チケット=5月20日(日)より電話予約(028-632-5585)、メール予約(bigapple@sea.ucatv.ne.jp)、BIG APPLEにて発売
問=BIG APPLE (TEL_028-632-5585)



7月16日(月・祝)小金井・ザ・チャンプルー海風 http://umikaji.parasite.jp/
開場/開演=17時00分/18時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(042-387-1718)、メール予約(cat92340@pop21.odn.ne.jp)にて発売
問=ザ・チャンプルー海風 (TEL_042-387-1718)

 

7月18日(水)横浜・THUMBS UP http://www.terra.dti.ne.jp/~stoves/tup/
開場/開演=19時00分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(045-314-8705)、メール予約(live@stovesyokohama.com)、THUMBS UPにて発売
問=THUMBS UP (TEL_045-314-8705)



7月21日(土)千葉・ANGA http://www.anga-hp.com/top.html
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月20日(日)より電話予約(043-224-7769)、ANGA、ローソンチケット(6月10日発売)にて発売
問=ANGA   (TEL_043-224-7769)



8月2日(木)新潟・JUNK BOX mini http://www.junkbox.co.jp/niigata/mini/index.html
開場/開演=19時00分/19時30分 
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、電話予約(025-226-7200)、JUNK BOX mini にて発売
問=JUNK BOX mini (TEL_025-226-7200)



8月4日(土)高岡・Cafe POULOWNIA http://www.geocities.jp/yw08141971/
開場/開演=17時30分/19時00分      
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)よりメール予約(watanababy0814@yahoo.co.jp)にて発売
問=Cafe POULOWNIA (TEL_0766-63-3283)、渡辺 e-mail=watanababy0814@yahoo.co.jp



8月5日(日)金沢・メロメロポッチ http://www3.nsknet.or.jp/~mineo/MERO/
開場/開演=18時30分/19時30分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より電話予約(076-234-5556)、メール予約(morimero@hotmail.com)にて発売
問=メロメロポッチ (TEL_076-234-5556)

by 山口 洋  

判決 - 音楽を取り巻く日々

2007/05/19, 18:11 | 固定リンク

5月19日 土曜日 晴れ 

 長くなるけど、興味のある人は読んで下さい。なにぶん、法律に関することは門外漢なので、不明な事も多いのですが、できるだけ分かりやすく書いてみます。
 
 4月27日、「送信可能化権」をめぐるソニーとの裁判に、東京地方裁判所の判決が下りました。簡単に書くなら、ほぼ全面的に敗訴しました。

 まず、ことの経緯に関しては、僕の過去のblogを参照して下さい。
http://www.five-d.co.jp/heatwave/blog/index.php?id=05090015
http://www.five-d.co.jp/heatwave/blog/index.php?id=05120011
http://www.five-d.co.jp/heatwave/blog/index.php?id=06010015
http://www.five-d.co.jp/heatwave/blog/index.php?id=06030001

 判決の主文に関してはこちらのサイトにpdf形式にて掲載されています。(掲載して頂いたことに感謝すると共に、リンクの事後承諾をお許しください)5月15日付のところにあります。
http://ootsuka.livedoor.biz/

 もとより、僕にとっては、仮に「勝訴」したからと云って、ガッツポーズと共に祝杯を上げるような事ではないし、現実に「敗訴」したからと云って、打ちひしがれることでもありません。僕の本分は音楽を作り、人前で演奏し続けることです。ただ、それを続ける上で、避けては通れない道があり、僕らが暮らしている国が「自由の国」であるのなら、理不尽だと思うことを、黙ってはいられなかったのと、音楽と云う、かけがえのないものをとりまく状況に一石を投じたかったと云う思いはあります。
 
 この件に関して、僕を支援してくれている音楽出版社の長、Mさんが、文章を記してくれました。イチ音楽ファンとして、また著作権の専門家としての立場から書かれた文章はとても分かりやすいものだったので、全文を引用させて頂きます。このオリジナルの原稿はhttp://www.net-sprout.com/
の、(ぶらきぼうの「エートス」こいてもぉ!)の中にあります。この文章に僕の想いを補足させてもらうなら、「送信可能化権」と云う新たに作られた法律の中に、実演家(つまり我々)とレコード会社が、配信に関しては等しく権利を保有していると云う部分があるのなら(その見解はおおいに食い違っているのですが)、事前に一声かけて欲しかったのです。ネットにおける音楽配信のあり方について(下記のMさんの文章にあるように)「豊かな食卓」になる方法を共に話し合いたかったのです。以前にも記したように、僕らがソニーに在籍していた時代のスタッフには、永遠の恩義を感じています。ですから「~VS~」のような対立の図式には違和感があります。チケットを買って、コンサートに来てくれる以前のスタッフも少なからず居るのです。今も昔も、僕は不要な争いは好みません。今後も、僕は自分たちの置かれた立場から、「豊かな食卓」の一品(願わくば逸品)になることを目指して、愛する音楽を続けていくつもりです。同時に、このまま裁判を続けて、一匹のミュージシャンが「判例」を作ってしまい、それが慣例になることを危惧してもいます。そうなると、もはや僕やバンドだけの個人的な問題ではなくなると思うからです。不動産の契約書を読んだだけで頭が割れそうになる僕にとって、それは簡単な問題ではありません。ですから、今後もサポートしてくれている多くの人々と話し合いながら、どうすれば「豊かな食卓」を作れるのか考え続けていきたいと思います。出来れば、レコード会社の皆さんとも。状況に変化がある度に、このblogにて、僕の立場から見た事実を包み隠さずお伝えしていけたら、と考えています。現在はソニー時代の数枚のアルバム、及びシングルは、ソニーのサイトにて、試聴は可能な状態になっているようです。以下、Mさんの文章です。 

誰がために著作権法は鳴る?

 今回はチョナン・カイである。草彅剛君の韓国名ではない、チョっと、難解なんである。すまぬ!

  実は、天下のソニーレコードを相手取って、一介のロックミュージシャン「ヒートウェイブ」のリーダー「山口洋」氏が、裁判を起こしている。
 
 要点は、こうだ。

 世の中は、CDというパッケージから、ダウンロード(以下DL)で音楽を楽しむというノンパッケージの時代へ急速に傾斜しつつある。そのこと自体には何等の問題もない。だが、ご存知の方もいらっしゃるかも知れないが、その場合(つまりDLのことね)アーティストに支払われる報酬(印税といわれるものね)は、なんとCDと同じ料率なのである・・

 「えっ!それが何か問題でも?」

 「・・だって、DLにはプレス代もジャケット代も、返品もなにもないんだよ・・CDにおけるアーティスト印税が長きにわたって1〜2%という低廉な料率にとどめおかれていることについて、レコード会社は、上記のようにCDパッケージ制作における原価構成上やむを得ないのである、という説明を繰り返してきた・・では、それらと全く原価構成の違うDLは?・・「新しい酒は新しい革袋に」というではありませんか!お代官様!是非ともCDとは根本的に違う印税率に設定し直していただくわけにはまいりませんか?・・・そう言いたくなるでしょ?もしそうしていただけないのなら、私の歌や演奏をDLさせることについて考えさせていただくわけにはまいりませぬか?お代官様!・・・そう言いたくなるでしょ?」

  ところで、山口氏がソニーとレコーディング契約を交したのは1989年のことである。つまり、そのときには未だ音楽を配信によってダウンロードする、なんてことは双方ともに意識していない時代の契約である。その何よりの証拠に、契約書のどこをみても配信(DL)における印税率なんてものは記載されていない。

 なので、山口氏は、契約当時想定されていないことまで、権利(ダウンロードに関する権利を”送信可能化権”といいます)を譲渡した覚えはない、という主張をしているわけです。ましてや合理性のない印税率で一方的に配信されるのは承服しかねる、とこう言いたいわけですね。

 ところが、レコード会社は、専属契約における「アーティストが保有している、または将来保有する権利は、すべてレコード会社に帰属する」という条項を盾に、強引にCDと同じ料率を支払うことでDLを続けたいわけなのですね・・そこで、山口洋という一介のミュージシャンが、「ソニーさんよ!そいつぁ、ちぃーっとばかし、話のスジ目ってぇもんが違うんでねぇのかい?」と天下のソニーに「待った!」をかけた、というわけなのです。

 まさに、巨像に挑む、蟻サンの図・・しかもたった一匹で。

  そこでそもそも、著作権法はだれのためにあるのか?ということを、この事案を視座として、あらためて考えてみたのである。 以下が、この事案をウォッチしている不肖「ぶらきぼう」の考えである。ここから先は、チョ”難解”です。

 SONY vs 山口洋 訴訟の本質〜そもそも日本の著作権法はだれのものか?〜

 著作権法のそもそもの存在理由を指し示す第1条「目的」・・・これはいわば、憲法の前文にも相当する最も重要な条文である。

著作権法第1条「目的」
 《この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し、著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与することを目的とする。》
 
 多くの人が誤解するが、著作権法において「著作者の権利の保護を図る」のは、その目的ではなく、手段ということである。もう一度よく読んでいただきたいのだが、「著作者等の権利の保護を図」るということは、この法律の第一前提となる、とは言っているが、決して第一目的である、とは言っていないのである。究極の大目的はあくまで、「・・・もって文化の発展に寄与する」ことであり、そのことによって「日本国民が文化を享受できる」ようにすることは、著作権法という法律の上位概念である日本国憲法第13条にいう「日本国民が幸福を追求する権利」に適っているのである。あくまでもその大目的に合致する範囲内においてのみ著作者等の権利が守られるという限定条件つきの法律であることを忘れてはならない。 
 
 であるから、やみくもに一レコード会社、一実演家の権利を守ることは、この法律の目的とするところではない。今回の訴訟も、どちらに送信可能化権があるか、の是非を問う法律解釈論にその本質があるのではない。また、実演家が弱者で、レコード会社が強者だから、弱者を救済すべきである、という情実論でもない。本質は、どちらの主張が「より」文化の発展に寄与するのか!?その一点である。

  そもそも著作権法が「発展させよ」と懇請する「文化」とは何か?

 「文化」とは「豊かさ」の別称であり、その「豊かさ」は、「多様な選択肢」のことに他ならない。

 ここに、寸胴鍋いっぱいのカレーと、バケツいっぱいのライスがあって、「好きなだけ食べていいのよ」と言われても、そんな食卓を、誰も「豊かな」食卓とは呼ばない。タマゴ焼きがあり、焼き魚があり、サラダがあり、肉ジャガがあり、どれから食べようか迷ってしまうような食卓を「豊かな」食卓と呼ぶ。日本人のだれもが前者の食卓の待つ家庭より、後者の食卓が待つ家庭に生まれたいと願うだろう(たぶん)。
 
 音楽文化の豊かさは多様なミュージシャンの多彩な個性によって担保されるのであって、決してレコード会社の多様性によって担保されているのでない。第一、日本のレコード会社はちっとも多様化していない。もはやわれわれの耳は、音楽を一聴して「おー、これはソニーの音楽だ!なんて素晴らしい!」とか「やっぱり、この音はビクターならではだ。さすが!」と判別することはない。「おー、これはヒートウェイブの音楽だ!なんて素晴らしい!」とか「やっぱり、この音はザ・ブームならではだ。さすが!」と、あくまでミュージシャンの違いによって判別するのである・・・当たり前だけど。これといって特徴のない、換言すれば多様化しないレコード会社がこれほどたくさんある必要はもうない。そんなものは、言うなれば、皿数は多いが、どの皿にも、同じカレーライスが盛られている食卓と同じことだ。「どれでも、好きなお皿を食べていいのよ、ボク!」と言われても、「ボク」はちっとも嬉しくない。

 レコード会社の数がどれだけ少なくなろうと、日本国民の誰も困らない。だが、多様な嗜好に答えうるミュージシャンが少なくなると、日本国民が困るのだ。豊かな選択肢を奪われることを喜ぶ日本人がどれほどいるというのか。

  ソニーの主張とわれわれの主張のどちらが「日本国民にとって“より”文化を享受できるか」あるいはどちらが「公正な利用に“より”留意しよう」と主張しているのか?どちらの主張が「もって文化の発展に“より”寄与せん!」としているのか・・・言うまでもない!ソニー側からの答弁書には権威ある法律学者の意見書が添付されているが、この、「著作権のそもそもの目的」論に立脚した解釈論は一つもない。そんなものはクソくらえ!である。

 ぼくらの言い分は、著作権法のアルファでありオメガである第1条「目的」に全くもって合致していることを、主張していくことが勝訴への近道であると信ずる。

またご存知のように、日本の著作権法は、著作権と著作隣接権の二つにわかれていて(他には、ヨーロッパの大陸がそうであるが、アメリカとイギリスは著作権のみである。)、著作権の方が保護が厚い。

 これは、最初に著作物(音楽でいえば楽曲)がないと、何も始まらない(これは、たとえ美空ひばりさんといえども、服部先生や古賀政男先生の書かれる名曲にめぐりあえなければ、その類いまれな歌声も宝の持ちぐされになる)ことからも自明のことである。逆に言えば、どんな名曲もそれを歌ったり、演奏して“実演”してくれる実演家(アーティスト)がいて、初めてその楽曲の素晴らしさが、世の中に広がって行く。でも、ひばりさんの歌声は、その場で聴いた人以外は、耳にすることができない。そこでその実演をレコードに固定すると、その複製物であるレコードを購入すれば、たくさんの人がその楽曲の良さを知ることができる、というわけである。さらにそれを放送で流せば、地球上のどこでも耳にすることができる。

  よって、その流れをチャート化すれば、人類が誕生するまでに必然的順序(単細胞生物→植物→魚類→動物→ヒト)があるように、

 著作権(楽曲)→著作隣接権その1(アーティストによる実演)→著作隣接権その2(レコード制作者)→著作隣接権その3(放送事業者)

 という順番になる。

  だからこそ、著作権法第4章「著作隣接権」は、最初に「実演家の権利」が置かれ、その後に「レコード製作者の権利」が続き、最後に「放送事業者の権利」が置かれるのである。これは、そのまま、著作権に「隣接」する順序に沿って・・・誤解をおそれつつ言うと、重要度の高い順番に沿って法律が書かれていることを示している!間違っても「レコード製作者の権利」が「実演家の権利」に条文的に先行することはないのである。この順番は重要な意味を持つ。決して順不同なのではなく、順不動なのである。その意図は上記で充分ご理解戴けると思う。

  そこで、今回の訴訟案件・・送信可能化権はレコード会社、はたまた実演家に存するべきや?という話題に戻ろう。

 現在、どのレコード会社も、ジャスラックやJRCにCD1枚あたり、定価の6%を支払うことに異議を唱えてはいない。これは、あれほどアーティストの印税を押さえ込もうとしているメジャーレコード会社の行動規範からすれば不思議なことだ。でも考えてみれば、「著作権使用料を支払うのは当たり前!だって楽曲がなければそもそも、レコードなんてできないじゃん」という考え方がレコード会社側に底流しているからである。そこ(コピーライト)は「絶対」必要なコストであると認識しているということである。

ここで、先程の順序を考えてほしい。レコード会社の登場場面は3番目なのだ!一番目(コピーライト)の重要性はもちろんだが、2番目、つまりアーティストという楽曲の伝達者の実演がなければ、やはり「レコードなんてできない」のである。いくら潤沢な制作費を準備しても、いくら立派なレコーディングスタジオを用意しても、アーティストがいなければレコード会社なんて陸に上がったカッパ同然なのである。これはレコード会社から見ると、楽曲のコピーライトがイニシャルコストであると同様に、アーティストにかかるコスト(公正な印税を考案することのみならず、アーティストの権利を公正に認めること)も「絶対」必要なコストであるということを意味している。

  何度も言うが、ここ(アーティスト)が「いなくなる」と、そもそもレコードは作れないのだ。「いなくなる」ということは、それでは食っていけないので、そこを目指すものがいなくなり、やがては絶滅する、ということである。このままでは、アーティストは「絶滅危惧種」として早晩レッドデータブックに掲載されることであろう・・・ククククッ(←笑っているのではない、泣いているのだ!)

 さて、アーティストが絶滅すると何が困るのか?

 繰り返し言うが、日本国民が大いに迷惑するのである。アーティストがいなくなればレコードは作られなくなるのである。立派なスタジオだってゴーストタウン化するしかない。  レコード会社が、あくまでおのれの権益、利益、効率的経費回収のことだけを考え、すべての権利はレコード会社にある!と主張し、権利の囲い込みに奔走するのであれば、やがてアーティストという日本のレコード文化や音楽文化の担い手が絶滅するのである。
  これでは、まったくもって文化の発展に寄与できないのである。

 これって、実は重大かつ明白な「著作権法の目的」違反ではないのか!

 言っておくが、著作権法違反は、立派な刑事罰なのだよ。そのことをメジャーレコード会社の社長さん方は、どれほど認識されているのであろうか、はなはだ疑問である。

 
追伸
 来月からのスケジュール、東北、北海道、北陸、関東方面。決まっているものをお知らせしておきます。今年いっぱいかけて、出来るだけ多くの場所に行こうと思ってます。会えるのを楽しみにしています。


山口洋
on the road,again vol.3


6月15日(金)仙台・HEAVEN http://www.blues-heaven.com/
開場/開演=19時/20時
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-538)、ローソンチケット(Lコード:21644)、HEAVEN、モリタミュージック(TEL_0244-35-0005)にて発売
問=HEAVEN (TEL_022-268-2771) 


6月16日(土)弘前・ASYLUM
(青森県弘前市土手町112 harappa内)
GUEST=竹内晃
開場/開演=18時30分/19時00分   
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月18日(金)より、電話予約(竹内:090-7064-8933)、メール予約(white_bicycle_records@yahoo.co.jp)にて発売
問=竹内 (TEL_090-7064-8933)



6月18日(月)盛岡・Club Change http://clubchange.com/
開場/開演=18時30分/19時00分  
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途300円)       
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-540)、ローソンチケット(Lコード:21645)、Club Changeにて発売
問=Club Change (TEL_019-652-7182)



6月21日(木)山形・FRANK LLOYD WRIGHT http://www.pipi.org/~flw/
Opening Act=INOV(BRONCO)、けん坊(雑木林46)、島田大作(Benvenuts)
開場/開演=19時30分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円) 
チケット=5月20日(日)より、チケットぴあ(Pコード:261-541)、ローソンチケット(Lコード:21646)、FRANK LLOYD WRIGHTにて発売
問=FRANK LLOYD WRIGHT (TEL_023-624-2321)  franklloyd06@yahoo.co.jp



6月23日(土)白石・Cafe Milton
(宮城県白石市八幡町6-18-1)
開場/開演=17時30分/18時30分 
チケット料金=4,000円(税込/ご飲食代別)
チケット=5月20日(日)よりモリタミュージック(TEL_0244-35-0005)、Cafe Miltonにて発売
問=Cafe Milton (TEL_0224-26-1436)



7月1日(日)札幌・くう http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sphere/
開場/開演=18時30分/19時00分    
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、大丸プレイガイド、4プラプレイガイド、くう、メール予約(sphere@dp.u-netsurf.ne.jp)にて発売
問=くう (TEL_011-616-7713)



7月3日(火)函館・亀しょう
(函館市万代町16-15)
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,000円(税込)            
チケット=5月20日(日)より亀しょう、電話予約(吉田:090-6442-7692)にて受付。
問=亀しょう(TEL_0138-40-4087 17時〜24時)



7月6日(金)苫小牧・アミダ様 http://homepage3.nifty.com/amidasama/
GUEST=アミズム w/杉本千恵
開場/開演=19時00分/19時30分  
チケット料金=3,000円(税込/ドリンク代別)
チケット=5月18日(金)よりアミダ様にて発売
問=アミダ様 (TEL_0144-34-1947) 



7月15日(日)宇都宮・BIG APPLE http://www2.ucatv.ne.jp/~bigapple.sea/
開場/開演=18時00分/19時00分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)  
チケット=5月20日(日)より電話予約(028-632-5585)、メール予約(bigapple@sea.ucatv.ne.jp)、BIG APPLEにて発売
問=BIG APPLE (TEL_028-632-5585)



7月16日(月・祝)小金井・ザ・チャンプルー海風 http://umikaji.parasite.jp/
開場/開演=17時00分/18時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(042-387-1718)、メール予約(cat92340@pop21.odn.ne.jp)にて発売
問=ザ・チャンプルー海風 (TEL_042-387-1718)

 

7月18日(水)横浜・THUMBS UP http://www.terra.dti.ne.jp/~stoves/tup/
開場/開演=19時00分/20時00分
チケット料金=3,500円(税込/飲食代別)
チケット=5月20日(日)より電話予約(045-314-8705)、メール予約(live@stovesyokohama.com)、THUMBS UPにて発売
問=THUMBS UP (TEL_045-314-8705)



7月21日(土)千葉・ANGA http://www.anga-hp.com/top.html
開場/開演=18時30分/19時00分       
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月20日(日)より電話予約(043-224-7769)、ANGA、ローソンチケット(6月10日発売)にて発売
問=ANGA   (TEL_043-224-7769)



8月2日(木)新潟・JUNK BOX mini http://www.junkbox.co.jp/niigata/mini/index.html
開場/開演=19時00分/19時30分 
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)       
チケット=5月26日(土)よりローソンチケット、電話予約(025-226-7200)、JUNK BOX mini にて発売
問=JUNK BOX mini (TEL_025-226-7200)



8月4日(土)高岡・Cafe POULOWNIA http://www.geocities.jp/yw08141971/
開場/開演=17時30分/19時00分      
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)よりメール予約(watanababy0814@yahoo.co.jp)にて発売
問=Cafe POULOWNIA (TEL_0766-63-3283)、渡辺 e-mail=watanababy0814@yahoo.co.jp



8月5日(日)金沢・メロメロポッチ http://www3.nsknet.or.jp/~mineo/MERO/
開場/開演=18時30分/19時30分
チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円)
チケット=5月20日(日)より電話予約(076-234-5556)、メール予約(morimero@hotmail.com)にて発売
問=メロメロポッチ (TEL_076-234-5556)

by 山口 洋  

今を生きる

2007/05/18, 23:23 | 固定リンク

5月18日 金曜日 晴れ 

 昼過ぎ。Land of musicの制作過程をずっと映像で記録し続けているOの作品試写。それが何であれ、作品にはその人が色濃く写し出される。それゆえ表現者は自らの日々を律して、主観と客観の往復に耐えうる精神と肉体を手に入れなければならない。同時にピンチは最大のチャンスでもある。そのような図太さがなければ、到底到達できるものではない。そんな話をする。若人よ、後悔の痕をピカピカ光らせるな。

 夜。NHK-FMにて。某氏がおそらく20年くらい前にやられていた番組。2007年になって、藤井一彦と共に出演。話が噛み合ったかどうかは不明としても、敬愛するソングライターと話すのは愉しい。時代をどう捉えているのか?それは眼差しにくっきりと写っているから。グルーヴァーズの新しいライヴ盤もさわりだけ聞かせてもらった。一彦入魂のミキシング。音像がモノラルに近くて、まるでドクター・フィールグットの初期のライヴ盤のようだった。モノラルにするには勇気がいるけど、それは強い。音質云々より、ミュージシャンにしか出来ない類いものであったことに拍手したい。こうやって、ある意味やむを得ず時代は変わっていく。でも、それでいいんだと、俺は思う。某氏の新しいアルバムをレコ−ド屋で手に入れることは、ちょっとした儀式みたいなものなんだけど(前回は静岡県だった)、その瞬間を楽しみにしている。life goes on。そして誰もが「今を生きて」いる。

by 山口 洋  

アスパラガスfrom長野

2007/05/17, 23:45 | 固定リンク

5月17日 木曜日 晴れ 

 昨日、バックステージにて。長野で小屋を営んでいると云う女性からアスパラガスを頂いた。花田裕之さんから聞いた話だと、夫婦でレストラン(?)を営んでいて、野菜も作って、それを店で出しつつ、音楽が好きでミュージシャンも呼ぶのだと。で、どういう訳だか、彼女は俺に自前のアスパラガスをくれた。(しつこい)今日、包みを開けてみてびっくり。大きさと云い、生きの良さと云い、俺が見た事もないようなものだった。濡れ新聞に包んであったのも、ちょっと心を打ったのだけれど、早速パスタにして頂いた。すんげー美味かった。その味の中に全てがあった。気持ちがこもってた。喰い終わって、俺はそこで歌いたいと思った。っつーか呼ばれなくても、俺は行くけど。

 もうしばらくしたら、来月からのスケジュール、アナウンスできると思います。ひと月にワンブロック、10日間くらい。何ヶ月もかけて、日本全国を廻ります。ここに来てくれーっちゅー人は遠慮なくどうぞ。いくつかの場所は熱望する人たちの気持ちによって決まりつつあるそうです。前述のように長野は俺が熱望しとります。はは。

追伸
 今日、音楽好きの某Mさんから聞いたんだけど、エイモス・ギャレットが来日中だと云うではないすか。日本を細かく廻ってるそうじゃないすか。そりゃ観なきゃ。彼のギター、生で聞いたら、失神するな、多分。

by 山口 洋  

アスパラガスfrom長野

2007/05/17, 23:41 | 固定リンク

5月17日 木曜日 晴れ 

 昨日、バックステージにて。長野で小屋を営んでいると云う女性からアスパラガスを頂いた。花田裕之さんから聞いた話だと、夫婦でレストラン(?)を営んでいて、野菜も作って、それを店で出しつつ、音楽が好きでミュージシャンも呼ぶのだと。で、どういう訳だか、彼女は俺に自前のアスパラガスをくれた。(しつこい)今日、包みを開けてみてびっくり。大きさと云い、生きの良さと云い、俺が見た事もないようなものだった。濡れ新聞に包んであったのも、ちょっと心を打ったのだけれど、早速パスタにして頂いた。すんげー美味かった。その味の中に全てがあった。気持ちがこもってた。喰い終わって、俺はそこで歌いたいと思った。っつーか呼ばれなくても、俺は行くけど。

 もうしばらくしたら、来月からのスケジュール、アナウンスできると思います。ひと月にワンブロック、10日間くらい。何ヶ月もかけて、日本全国を廻ります。ここに来てくれーっちゅー人は遠慮なくどうぞ。いくつかの場所は熱望する人たちの気持ちによって決まりつつあるそうです。前述のように長野は俺が熱望しとります。はは。

by 山口 洋  

リハーサル

2007/05/15, 23:28 | 固定リンク

5月15日 火曜日 晴れ 

 仕事場でリハーサルをしたとです。明日のライヴのためのものです。と云っても、生音で歌声喫茶チックにだけど。某ドラマー氏は床を叩いてました。これって何処かで、と思ったら、ヒートウェイヴを結成した頃、ドラムセットもスタジオもなくて、誰かの家で起きていた光景と同じだったのです。ははは。明日のライヴに関してはぺーぺーの俺は言及する立場にないので、語りませんが、多分、音楽をもう少し気楽に楽しめるようにっちゅー諸先輩方の想いなのでは、と想像しています。酒を飲みながら、気軽に楽しんでください。普段聞けないような曲、沢山あると思います。ワン。

by 山口 洋  

私信、その後

2007/05/14, 22:42 | 固定リンク

5月14日 月曜日 晴れ 

 ネットの恩恵と云うものは確かにあって、いろんな人を介して、我が師匠、野田敏さんと連絡が取れました。彼はこのダイアリーを読んでくれたそうで、「曲も作り始めた」と。嬉しいなぁ。リリース先も、曲も、まだ何もないけれど、焦らず、ゆっくり時間をかけて、俺が九州のハートランドに帰る度に、セッションを開始することになりました。骨を折ってくれた皆さん、本当にありがとう。僕にとって彼とアルバムを作ることは、ロン・ウッドの後釜としてストーンズに加入するのとあまり変わらないことなのです。いつになるのか、まるで分からないけれど、長い目で見守って下さい。あの素晴らしき野田敏の音楽世界を沢山の人が聞くと考えただけで、胸躍るのです。長かったなぁ。もう20年かぁ、と感慨に浸っている暇はないす。ふふ。敏さん、お願いだから、「そんな曲知らん」とか「もう忘れた」とか(良く考えてみると、俺もしょっちゅうその台詞、口にしてるなぁ)云わんどいて下さいね。もちろん、前を向いて、「今の」音楽を作りたいと思っていますから。ひょっとして、敏さんと俺だけでもいいのかなぁ、とか、いや、やっぱりリズムもあった方がいいなぁ、とか、せっかく何度にも分けて録音するなら四季を感じるものがいいなぁ、とか、まだ彼に会ってもいないのに、いろんなアイデアが湧いてくるとです。ふふ。

by 山口 洋  

山での日々の記録

2007/05/13, 12:18 | 固定リンク

5月13日 木曜日 曇り 

 昨日。阿蘇から東京という、いつもの無謀な運転をして、都会に戻りました。
 
 すっかり更新が滞って、申し訳ないす。結局のところ、寸暇を惜しんでミキシングに没頭していました。最初のうちはメールも受け取っていたんだけれど、次第に時間がなくなり、電話も新聞も、テレビも何もかも。都会と自分を繋ぐものを一切遮断して、ライヴのミキシングを完成させました。連絡してくれた人々、ごめんね。一気に終わらせたかったのです。自分の身体と想いが熱いうちに。おかげで、音は出来ました。一部、録音されているものに問題があったので、どういう作品にしてリリースするのかは、これから考えます。

 山の生活にはいろんな仕事があります。ソローの「森の生活」ほどじゃないけど、ほぼそれに似た感じです。例えば家を補修するとか、草を刈る、とか。わずかに空いた時間は雑務に追われます。おかげで、日に焼けたけれど、労働はいいもんです。男の階段を昇ります。

 過日、山の中で母親の命日を迎えました。地元の人々も軽トラック(荷台に人満載=なかなかいい光景)に乗って、来てくれました。何だか、心のこもった美しい光景。友人たちが植えてくれたいろんな植物たちもしっかり根付いています。

 目の前にあることに全力を尽くすタチなので、先の事をいつも考えていません。東京へ戻る道中にマネージャーから連絡がありました。俺は今年、一年かけて、ゆっくりと日本を廻ろうと思っています。過去、最大級に。できれば全県を。それが来月からだとは、とほほ。早くアナウンスしないと、せっかくの地方のみんなが予定立たんだろー。まずは東北地区からだそうです。(だそうです、じゃねーだろ!)来週始めにはwebにアップすると云っております。ごめんね。時間の都合つけて、来てくれ。

  

by 山口 洋  

ミックス3日目

2007/05/06, 15:19 | 固定リンク

5月6日 日曜日 雨 

 引き続き窓を叩く五月の雨。
 いろんな人々から連絡があって、陣中見舞いに、との声を掛けてくれるのだが、あいにく作業に没頭していて、何のお構いもできず。あい、申し訳なく。
 「Land of music」は緻密にミキシングした。もうえーっちゅうくらいに。だから、ライヴは細かくミキシングしない。生の人間のダイナミクスはフェーダーをいじった途端に壊れる。うちのバンドは素晴らしい。全員が自分以外の音を的確に聞きながら演奏している。だから、何もいじる必要がない。随分いいバンドになったなぁ、28年かぁ、と云う感慨と、まだまだ行けるぜ、と云う前向きな気持ちが交錯する。何にせよ、音楽の旅は終わらない。

by 山口 洋  

窓を叩く五月の雨

2007/05/05, 15:19 | 固定リンク

5月5日 土曜日 雨 

 ミックス2日目。窓を叩く五月の雨。
 そう云えば、この曲はこのテーブルで書いたんだったけな。あれから2年が経過して、ここで生まれた曲のライヴを同じ風景を眺めながらミックスしている。不思議な気持ちになる。変わったものも、変わらないものの、何もかも。

by 山口 洋  

ミックス開始

2007/05/04, 10:38 | 固定リンク

5月4日 金曜日 雨 

 山の中にて。激しく降り続く雨。ミックスを開始。
 今までのライヴ盤は演奏にばらつきがあって、ミックスにかなりの時間を要した。けれど、今回の演奏を聞いてみて、ヘクったところも含めて、ミキシング上過度にやらねばならないことは何もなかった。つまり、本当の意味でのバンドに近づいてきたんだと思う。こうやって、山で仕上げた音楽を都会で演奏して、またそれが山に戻ってくる。そんなリレーションが嬉しいと、風に揺れる木立を見ながら思った。

by 山口 洋  

働く

2007/05/03, 11:36 | 固定リンク

5月3日 木曜日 晴れ 

 このエリアはGW期間中は凄まじいことになるとです。いつもいつも、宴を開いて歓待して下さる近所の皆さんも年で一番忙しいシーズンを迎えます。「猫の手も借りたい」。ならば、ミックスするためのファイルが届くまでの間、「ヒロシの手」はどうですか、と。そんな訳で、某飲食店で使えない助っ人として、働いてみることにしたとです。集められた助っ人は地元の高校生を含む6人。どう考えても、ここでは俺が一番のぺーぺー。やれる仕事と云えば、洗い場のみ。でも、遠い昔、学生時代。2年ほど、厨房で働いた経験があるとです。違う事と云えば、俺もギターを弾く手なので、ゴム手袋をさせて下さい、と。
 結果から報告するなら。愉しかったとです。この仕事はすぐに結果が出るとです。例えばでっかい釜を洗う。心を込めて洗う。すると当たり前やけど、ピカピカになっていく。忘れていた「労働の歓び」ってものを教えられたとです。仕事の後のビールの美味かったこと。ところで平成3年生まれの高校生3人組。ヒートウェイヴがデビューした時に生まれた、近頃の若いモンは驚くくらい良く働きます。嬉しかったっす。「あのさぁ、バイトして何買うん?」。「ふ、服です」ってさ。可愛い。

by 山口 洋  

爆走1200キロ

2007/05/02, 11:35 | 固定リンク

5月2日 水曜日 晴れ 

 ツアーとイベント出演を終えて、機材を積み込んで、一気に九州のハートランドに戻りました。1200キロです。しばらくここに滞在して、ツアーの演奏をミックスするとです。熱が冷めないうちに。リリースの形態が決まったら、アナウンスします。

by 山口 洋  
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