湘南午後6時

2008/06/30, 19:44 | 固定リンク

6月30日 月曜日 晴れ 

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by 山口 洋  

青森県弘前市、岩木山の麓にて

2008/06/29, 09:16 | 固定リンク

6月29日 日曜日 曇り

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by 山口 洋  

函館にて

2008/06/28, 15:47 | 固定リンク

6月28日 土曜日 晴れ 

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by 山口 洋  

札幌、羊蹄山の麓にて

2008/06/27, 15:42 | 固定リンク

6月27日 金曜日 晴れ

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by 山口 洋  

ニセコ・アンヌプリの麓で

2008/06/26, 15:36 | 固定リンク

6月26日 木曜日 晴れ

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by 山口 洋  

precious

2008/06/23, 18:50 | 固定リンク

6月23日 月曜日 曇り 

 しばらくの間、休筆します。悪しからず、ご了承ください。

 今週末から、札幌、函館、弘前、長野、高山、京都、加古川、豊橋、石垣島、宮古島、沖縄を廻ります。リクオと二人で、皆さんに会えるのを楽しみにしています。詳細はnewsを参照してください。

 それでは何処かの空の下で。多謝&再見。

http://www.five-d.co.jp/heatwave/news.html

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by 山口 洋  

into the music

2008/06/22, 14:45 | 固定リンク

6月22日 日曜日 雨 

 降り止まない雨はない。

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by 山口 洋  

cold blood

2008/06/21, 14:44 | 固定リンク

6月21日 土曜日 雨 

 人は誰も自分に流れる血からは逃げられない。それが良質なものなら、何の問題もない。けれど、それが身も凍るようなものだったとしたら?
 向き合わずに生きていたら、突然それが暴れだして、自分や誰かを傷つける。制御不能。どうにもならない。残念ながら、ある種の人間はそんな生き物だ。死んだ人間が抱えた深い闇は、もう闇に返っていった。そして、自分の魂を救済できるのは、自分でしかない。弱さを克服するしかない。必要なのは、神じゃない。そして自らがいつか作り出せるかもしれない「無償の愛」が自身を救うのかもしれない。「負の遺伝子」を背負った人間が、堪え難い苦しみと共に自分を見つめ、負の連鎖を断ち切ること。それは決して不可能ではないと俺は思いたい。ハピネス。

by 山口 洋  

悪友ども

2008/06/18, 22:08 | 固定リンク

6月18日 水曜日 雨 

 山の中で、俺は自分と向き合っていた。何日もかけて。その姿は情けないにも程があった。仕方ねーだろ、44年かけて育った自分の中の魔物と向き合うのは楽じゃない。俺だって、たまにはビービー鼻水たらして泣くわい。考えすぎて、ほぼボロ雑巾になりかけた頃、悪友どもが現れた。こ奴ら、一次産業に従事しているのだが、いちいち云うことに説得力がある。自然を相手に生きてる連中が云うことは、いちいち響いてくる。そしてアホである。まだこの国にもこんな輩どもが居るのだ。捨てたもんじゃない。突然、奴らに向けて歌いたくなったので、本気で自分の歌を歌ってみた。そしたら、その中に応えがあった。嘘だろ?と思ったが、本当に、そこにはそれが書いてあったのだ。自分の歌に励まされることがあるなんて、考えたこともなかった。そして、それはナルシスティックな意味じゃなくて、giftだと思って、受け取っておくことにした。

by 山口 洋  

九州のタスポ

2008/06/17, 21:50 | 固定リンク

6月17日 火曜日 梅雨の空

 タテ嬢とツアー中の九州で、いい話を聞いた。
 九州じゃ、もうタバコを自動販売機で買うための意味不明なカード「タスポ」が実施されてる。未成年が買わないようにって、奴ら、吸いたけりゃ、どんな手段を使っても吸うっちゅーの。俺がタバコを吸い始めたのは14歳だったが、近所のタバコ屋のおばちゃんは「ハイライトじゃなくて、ジャスト(当時一番軽かった)にしときんしゃい」と云いながらも、俺に売ってくれたもんだ。それがコミュニティーの中での教育ってもんだ、と俺は思うんだけどね。機械的に禁止しても反発するっちゅーの。それよりも、こんなもん吸ってたら、肺が真っ黒になるよって、煙は人に迷惑かけるよって、それでも吸いたければ吸えば?って、ただ、それだけの話だと俺は思うけどね。実際、14歳で俺は灰皿を与えられ、「火事になるから、隠れて吸うな、それから吸うなら、そんな軟弱なもんじゃなくて、缶ピースにせい」と父親に云われた。立派な教育だ。
 昨今の喫煙者に対する視線には怖いものを感じる。確かにマナーの悪い奴もわんさか居る。俺とて、狭い会場のライヴで、暖房が効いてて、前列のオーディエンスに吸われると、歌うのが辛い。だから、会場によっては「禁煙」にしたりする。吸わない人のことを第一に考えるべきだと思う。でも、あまりにヒステリックじゃないすか?まるで犯罪者みたいじゃないすか?何だか、ねぇ?

 ところで、九州のいい話なんだけど、タバコ屋のおっさんが収入と顧客の事を考えて、自動販売機の前に自分のタスポを「ご自由にどうぞ」ってぶら下げてたらしい。あんた最高だよ。

by 山口 洋  

アナウンス

2008/06/16, 16:20 | 固定リンク

6月16日 月曜日 

 先日まで制作していた音源は、この番組(つーか、ドラマか)の中で流れます。僕らの故郷、福岡のテレビ局の制作ですが、フジテレビ系にて、全国で観れますから、ご心配なく。担当ディレクターの無意味なまでの熱さと、監督さんの目の光にほだされました。コメントの中にもあるように、自分を育んでくれた街に恩返ししたかったのです。音楽を通じて。

http://www.telebeam.jp/home/information/index.php?id=138

by 山口 洋  

鹿児島にて

2008/06/15, 12:45 | 固定リンク

6月15日 日曜日 雨 

 雨の鹿児島。桜島は見えなかった。タテ・タカコとの3日間は俺が学ぶことの方が多かった。彼女は歌を書き、歌う。そのシンプル極まりない生き方を繰り返していた。それこそが俺の原点だった。ありがとう、おサルちゃん。また何処かの空の下で。

by 山口 洋  

師匠来たりて、熊本にて

2008/06/14, 12:43 | 固定リンク

6月14日 土曜日 雨 

 楽屋に俺の師匠、野田敏が突然現れた。彼の歌に打たれたのは俺が18の時だ。それから有名無名を問わず、いろんな人間と演奏したが、あの日の感触が、俺にとってはマキシマムであることは変わらない。彼の歌がなければ、今ここに立っていることはなかった。ヴァン・モリソンよりも俺に与えた影響は遥かに大きい。彼の歌は埋もれたままになっている。俺が観た日本最高のバンド、メインストリートの演奏を「確実に」記録した音源も無いに等しい。彼は52歳になった。記録するなら今しかない。そして俺にはもはや、業界のしがらみもない。とりあえずは今年の秋に、彼と彼の故郷、熊本でライヴをやることをその場で決めた。そして、二人でアルバムを作ることも、決めた。今の時代にこそ、彼の歌は必要だ。俺にはその確信がある。

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by 山口 洋  

敗者復活の歌、大分にて

2008/06/13, 01:46 | 固定リンク

6月13日 金曜日 晴れ 

 山の家で陽光と共に目覚めた。かすかに飲み過ぎたけれど、午前3時、季節はずれの満天の星空に、静かに託した想いだけは一生忘れないだろう。
 大分の港の近くの小屋で、俺的おサルちゃん(褒めてますから。彼女はとっても動物的直感に優れてるのです)タテ・タカコとライヴ。これは彼女の進行形のツアー「敗者復活の歌」に三カ所だけ、請われて帯同するもので、楽しみにしていたのです。久しぶりのライヴは、当たり前だけれど、普段日常生活では使わない脳味噌が活性化される。そして、最後には何も考えない。フィジカルとメンタルなものが巡り会う場所、そこには「直感」しかない。考えていたら、もう間に合わない。動的に「無」。静けさに「有」。近頃の俺は考えすぎていたのだと、考えすぎていたのだと、ライヴが教えてくれた。
 タテ・タカコが歌い始めた時、俺は客席でそれを聞いていた。彼女の呼吸は歌になっている。それが素晴らしい。久しぶりに歌の力を感じた。それから楽屋に戻って、カーテン越しに彼女の歌を聞きながら、歌を書き始めた。こんなの、初めての経験だ。自分の本分を思い出したのだ。俺が存在していることで、誰かを傷つけているのはどうしても、耐えられなかった。

君が白なら 僕は黒
混ぜても 灰色にしかならないのか?
応えは否
僕は道を作り 君は虹を架ける
いつか きっと 滲んでいく

君が♯なら 僕は♭
にごった音にしかならないのか?
応えは否
君は光をつくり 僕は影をつくる
いつか きっと 響きあうだろう

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by 山口 洋  

ミンガス

2008/06/12, 17:25 | 固定リンク

6月12日 木曜日 晴れ 

 チャールズ・ミンガスのボックスセットをエンドレスで聞きながら、某所で労働しています。さて、明日から大分、熊本、鹿児島をタテ・タカコ嬢と廻ります。彼女は今、飲み盛り、間違えた、伸び盛りの筍のようなシンガーなので、楽しみにしています。
 先日、事務所の倉庫の引っ越しで、いろんなものが発見されたと書きましたが、おそらくもう二度と手に入らないようなCDやDVD、適正な価格で物販コーナーに並ぶようにしておきます。

by 山口 洋  

from 香港

2008/06/11, 20:08 | 固定リンク

6月11日 水曜日 大雨 

 香港に居る心の兄貴からメール。まったく、いつも完全に見透かされてる。いつか「がすっ」と音を立てて抜き去ってやると心に決めてはや15年。目標はでっかい方がいい。目標?いや、違うな。道祖神みたいなものか。山は大雨です。凄まじいほどの。不謹慎だと思いつつも、全てを洗い去ってしまいそうな、この雨が俺は好きだ。びしょ濡れになって労働した。雨は濡れるためにあるものだ。この山の中では。

by 山口 洋  

生と死

2008/06/10, 03:09 | 固定リンク

6月10日 火曜日 晴れ 

 「生」は累々と横たわる「死」の上に成り立っている。例えば食物。我々はすべて「屍」を食らって生きている。遠いことでもで何でもなく、それは身近にある。忌まわしいものだとは思わない。そして、「死」を見つめたとき、見えてくる確実な「生」がある。だからこそ、一瞬一瞬を大切にしたいと思う。深夜の高速道路で流れていく景色を見ていたら、突然目頭が熱くなって止まらなくなった。幼い頃から刷り込まれた言葉「人は独りだ」。けれど俺は「一人だけれど、独りじゃない」といつだって反駁して生きていたい。

by 山口 洋  

keep it simple

2008/06/09, 17:58 | 固定リンク

6月9日 月曜日 曇り 

 先日、テクノロジーの達人から興味深い話を聞いた。いわく、「昨今のコンピュータやゲームの進化にはもう胸躍らなくなった。それが自分だけの事かと思っていたら、どうやら世界的にそのようなムードに満ちつつある」、と。余程の発明がなされない限り、テクノロジーは行くところまで行ったのかもしれない。
 一方、少なくない人々が「持たない暮らし」の豊かさに気づき始めている、とも思う。人は愛がなければ生きていくのは難しいけれど、携帯電話にOSを搭載しなくても、生きていけるはずだ。その「愛」を豊かなものにするために、OSが必要ならば、それはアリだとは思うのだけれど。
 心の師匠、ヴァン・モリソンの新作「keep it simple」をやっと手に入れた。彼のアルバムは何であれ、買うけれど、タイトルとジャケットの表情に打ちのめされる。哲人然。タイトルは世相をばっさりと。そしてパッケージはやはり捨て難く。すべてを含めて作品だと俺は思うから。こうやって、俺はまたモノを増やしてしまう、アイロニックな一日。アーメン。

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by 山口 洋  

ミックス完了

2008/06/08, 23:33 | 固定リンク

6月8日 日曜日 曇り 

 先日から録音していたこのプロジェクトの締めは、俺の仕事場にエンジニアの森岡氏と、魚先生に来てもらってやることになった。機材のトラブルが重なって、仲間に海を見せる(俺のもんじゃないけど)ことは叶わなかったけれど、いいもん、出来ました。詳細が分かったらアナウンスするんで、楽しみにしててください。

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by 山口 洋  

負け犬

2008/06/07, 21:52 | 固定リンク

6月7日 土曜日 晴れ 

 俺は野球をなめていた。やんごとなき事情があったとは云え、ほぼ朝まで飲みほうけて、二日酔いのまま、一睡もせずに、100キロ移動して、早朝からダブルヘッダーをやるなんて、正気の沙汰だとは到底思えん。
 おまけに相手チームは強かった。とんでもなく強かった。二試合のトータルスコア、35対2。完膚なきまでに負けた。最初の試合なんて、6回まで「完全試合」だった。俺はすべての打席で凡退し、チームに何の貢献もできず、せめてもの気合いで、打った後一塁へ全力疾走したら、足が絡まってコケた。情けなかった。しかし、情けなさすぎた。自分に腹が立って仕方がなかった。「楽しむ」前に俺は野球をなめていた。多分、野球の神様の怒りを買ったのだ。顔洗って、出直します。

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by 山口 洋  

グレッチ入院

2008/06/06, 16:29 | 固定リンク

6月6日 金曜日 晴れ 

 6月6日。ダミアンの日。
 多分、25年以上に渡って俺のメインギターを努めてくれているグレッチ・カントリージェントルマン。自分の娘みたい(居ないけど)に大事にしてきたから、リペアに出したことすらなかった。誰かに触られたくなかったのだ。でも今現在音が出ているのが不思議なくらいに、状態は悪かった。そんな時、友人のKちゃんが「渋谷にグレッチを治させたら日本一って人が居るよ」、と。俺も意を決して、入院させることにした。会ってみたなら、さすが日本一の男。俺は娘のすべてを彼に託した。ここまで来るのに25年っちゅー、俺も俺だけど、グレッチと云う甚だ未完成なギターをここまで愛してる彼も凄いなぁ、と。手術されている姿はとてもじゃないけど、直視できないので、しばしの別れもちょうど良かったかもしれん。Kちゃん、ありがと。

by 山口 洋  

ゴミ

2008/06/04, 23:50 | 固定リンク

6月4日 水曜日 晴れ

 写真を観て欲しい。これは山口洋(44)が二週間の生活で出した、リサイクル不可能(回収、リサイクルが可能なものはすべて取り除いてある)なプラスティック製のゴミである。手前にギターの弦を比較するために置いてあるから、その量は推察してもらえると思う。もちろん完璧だとは云わないけれど、出来るだけゴミになるものは持ち込まないようにしているにも関わらず、このザマなのである。内容物を調べてみた。卵を買えばパックがゴミ、ソーセージを買って袋がゴミ、コンタクトを使って包装物がゴミ、納豆食って容器がゴミ、歯を磨いてチューブがゴミ、エトセトラ。嗚呼。かなりの自己嫌悪。スーパーマーケットでモノを買って、「この包装は必要じゃないです」、と包装を店に返し、彼らを啓蒙する作戦を教えてもらい、ときどきでかい包装の際は実行したりするのだが、それにしても、現代生活には無駄が多過ぎる。これらが自分たちの首を、結果的に締めているのなら、アホとしか言いようがないし、そこに加担している自分を発見すると無言にならざるを得ない。
 そんな時に友人からメールが来た。要約すると、「自分のいる場所で当たり前のことをやればいいんだって。川を汚さないとか、自由にものを言うとか、そういう当たり前のこと。自分の場所で当たり前のことを失わないこと、それが六ヶ所で闘ってる人たちの応援になるんだって。無言(自己嫌悪)になるのも当たり前なんだそうです。矛盾を抱えてるから」。これは彼が尊敬する某冒険家の言葉を引用しつつ、伝えてくれたものなのだけれど、少し気分が軽くなった。
 誰しも矛盾の中で生きている。けれど、自分の場所で、自分が出来ることは続けていこうと思うのだ。
 
 じゃ、最後に笑い話を。
 俺たちがソニーからレコードを出していた頃、周囲のスタッフは熱い奴らばかりで、毎日が楽しかった。何でも言い合える。そんな仲間だった。ある日、宣伝担当の愛すべきKに俺がこう云った。「あのな、俺は石油会社のための歌なんか死んでも歌わないからな !」。するとKがこう云った。「山口さん、それはオファーが来てから云ってください」。それではまた。

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by 山口 洋  

コロッケ

2008/06/03, 22:17 | 固定リンク

6月3日 火曜日 雨 

 久しぶりに時間が出来た。スタジオで仕事をしていると、食するものは店屋物が多くなる。それがスタジオ嫌いの理由のひとつだったりもする。俺が食いたいものより、たいていの場合、脂っこくて、味付けも濃い。昼過ぎに、近所の喫茶店でコーヒーを飲んでいて、はたと気づいた。今日は料理に2時間くらい割いてみよう。「うーん」とひとしきり考えて、コロッケに決定。何故って、子供の頃、母親が作ってくれたものの中で一番好きだったから。揚げてるうちに「おえっ」ときたけど、なかなか美味かったなぁ。たくさん作ったので、近所の風邪っぴき、ヤモメのY君にお裾分け。ピンポンと玄関のチャイムを鳴らしたなら、彼「デ、デイケアですか?」と。あはは。さ、寅さん観るぞー。

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by 山口 洋  

兄貴

2008/06/01, 23:28 | 固定リンク

6月1日 日曜日 晴れ 

 NYから写真家のトシ、つまり心の兄貴がやってきて、海を眺めながら時間を過ごす。考えるまでもなく、これほどまでに、完膚無きまでに、俺をボコボコにしてくれる人間は、地球上に彼しか居ない。マゾではないけれど、嬉しく思う。明日からまた真っすぐ歩きますとも。ありがとう。

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by 山口 洋  
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