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月別アーカイブ: 6月 2011
今までと違う世界に生きる覚悟、リハーサル第二クール
6月8日 水曜日 曇り このところ、できるだけ明るい話題を書こうと努めていた。僕のところに送られてくる情報は、ここに書くのをはばかられるようなものばかりだったからだ。むろん、僕はアジテーターでも、原子力の専門家でも、政治家でも何でもなく、ミュージシャンに過ぎない。だからと云って、知らないフリをする気もない。何度でも書くけれど、これは自分の問題だからだ。でも、状況は困難を極め、情報が錯綜する中で、間違った情報を流す訳にはいかず、咀嚼し、正確に、出来るだけ意味のある状態で「迅速に」伝えなければならない。そんな中で、体温を一定に保つことは、とんでもなく難しかった。こんなに生きにくいと感じたことはかつてなかった。僕は自分自身の覚悟はとっくに決めている。それをもってしても、体温を保つことに甚だ疲弊した。ひとことで表現するなら、時代の「殺伐」とした空気。それは既に様々な形で露呈している。ヒステリックな形で、無関心と云う形で、匿名性の中で、追いつめられた絶望と云う形で、崩壊と云う形で、エトセトラ。嗚呼。 毎朝、小出さんの発言を集約したblogを観るのが日課だ。100%鵜呑みにはしないが、僕は彼を尊敬し、信頼している。今日の見出しに、僕は目を奪われた。念のため、書いておくが、僕は恐怖を煽りたいのではない。不必要に怖れているのでもない。ただし、状況は「ほぼ」このようなものだと、僕は思っている。その見出しは「今までとは違う世界に生きる覚悟」。これほど「殺伐」とした世界を生きるのに適当な言葉を僕は知らない。もし、興味のある人が居たら、これを読んで、自分の頭で考えて欲しい。 http://hiroakikoide.wordpress.com/ さぁ、リハーサルの話を書こう。 下高井戸にあるそのスタジオの住所に見覚えがあった。1993年の冬、アルバム「no fear」を制作するためのプリ・プロダクションで、そのレコーディング・スタジオに毎日通っていた。僕らはそこで、沢山の曲を仕上げた。スタジオのスタッフに尋ねてみると、やはりそうで、最近、プロフェッショナルのためのリハーサル・スタジオに改装したのだそうだ。約18年経過して、再びそこに戻ってくるのも何かの訳があるのだろうと僕は思った。「no fear strikes back」。 僕らは作って、そしてブチ壊す。得意なことだけにこだわっていたら、やがて袋小路から抜け出せなくなる。過去にいい演奏をした「感触」にこだわっていたら、決して「今日の」「この瞬間の」音楽にはならない。それはもう死んだのだ。全員が出している音を瞬時に聞き分け、反応し続けなければ、新しいひかりが生まれてこない。そのためには仲間を信じて、「無」になるしかない。何だか、禅問答みたいだけれど、目指しているのはそんな音だ。って、分からないか。それは混迷を深めるこの世界を生き抜く、ひとつの方法だと僕は思う。 音楽家は嘘をついてもすぐにバレる。取り繕っても、意味がない。ステージとはそんな場所だ。まったく個性が異なる4人が音を出して、ほつれて、ほころびながらも、グルングルンに渦を描いて、進んでいって、奇蹟が起きる。どうしても、そこまでたどり着きたい。そしてそれを浴びて、いろんなことを「腰」で考えてくれたら嬉しい。6/14、是非きてください。 —————————————————————————————— これからの日々、伝えなければならないことがたくさんあります。できるだけ、簡潔に伝えていくので、どうぞよろしゅうに。
必要は発明の母
6月7日 火曜日 晴れ バンド本体がいよいよ動き出すとき、あるいは誰かのレコーディングに呼ばれたとき、のみ。僕の仕事場からエレクトリック・ギターとアンプ類が運び出される。それらは殺人兵器のような堅牢なケースに収納されていて、とてもじゃないが、一人で運ぶ気にはならない。昼過ぎにマネージャーとローディー君がやってきて、それらをひょいひょい運んで、軽々と楽器車に積んでいる姿を見て、若いってことはすげぇなぁ、とか、プロってさすがだわ、とか。ある種、感嘆。 ソロのツアーを始めたのは1995年のこと。バンドだと経費がかかりすぎて、演奏する場所がどうしても大都市に限られる。そりゃおかしいだろう、と始めたのはいいが、今考えるとマネージャーにPAエンジニアにローディー君を引き連れ、僕は大名のように運ばれて、ステージに上がって、ただ演奏するだけだった。多分、ギターも4,5 本使っていたと思う。その行為に「?」マークが付くまで更に数年かかった。アホか、お前。 そして今や、車両で移動できない地方にはギター一本で行くようになった。身軽にも程がある。当然、オーディエンスからはエレクトリック・ギターのような演奏も求められる。ところがどっこい。そのうち、アコースティック・ギターからそのような音も出せるようになった。ほんとだよ。その二つのギターを分けて考えていたのは自分であって、どのみちギターなのだから、後は自分の腕と心持ちの問題なのだった。それからは何もかもがシンプルになっていく。バンドのライヴの際はチューニングが異なる場合が多いので、何本か使うけれど、基本的にはやろうと思えば一本でいける。必要は発明の母。何もかもあるってことは、何もないって場合が多い。書くまでもなく、何もないから、何もかもがある。僕はそう思う。 てな訳で、みなさんのリクエストも参考にしつつ、明日のリハーサルからはようやくグレッチ先生の登場です。期待に応えて、何処かでブチかましますから、お愉しみに。
切り替える
6月6日 月曜日 晴れ 6/14に向けて、気持ちを切り替えました。その儀式としてのランニングはとても都合がいい。これからリハーサルやミーティングを重ねて、音楽の力を伝えることに全力を尽くします。当日は火曜日なのだけれど、無理してでも来てください。その日が休みではない人が多いのは心苦しいけれど。夏を過ぎるまで、バンドのライヴはこの一本しかありません。ゆえ、通常のツアーとは違う形の濃密さで、炎上します。これから長い時間をかけて、続けていくプロジェクト。vol.1から失速するのはあり得ません。どうぞ、よろしく。 おっと、7日からリハーサル第二クールが始まります。リクエストも引き続きどうぞ。 ——————————————————————————— Chloe red presents”MY LIFE IS MY MESSAGE” Vol.1 2011年6月14日(火) 渋谷・DUO Music Exchange 出演=HEATWAVE 開場18:30 / 開演19:30 チケット料金=前売¥4,000 / 当日¥4,500 税込・ドリンク代別途¥500 チケット販売=4月30日よりチケットぴあ、ローソンチケット、SOGO TOKYO WEB SITE、eプラスで発売 問=SOGO TOKYO 03-3405-9999 MY LIFE IS MY MESSAGEのOFFICIAL GOODSを会場にて販売します。 このOFFICIAL GOODSの売上は、全額が被災地の為に役立てられます。 http://mylifeismymessage.info/
ジャックと豆の木、渋谷にて。
6月5日 日曜日 曇り エミ・マイヤー嬢と若きバンド。日本ツアーの最終公演、渋谷にて。 彼女(たち)はスポンジのようにいろんなことを吸収して、自らの滴さえも栄養に換えて、ジャックと豆の木よろしく、空に向かってすくすく、グングン伸びていく。たぶんツアー中に経験したのであろう、たくさんの「fear」。それすらもブレイク・スルーしていく姿に逞しさを感じる。「no fear」とか「no regrets」とか。そんな事を今更ながらに教えられる。 会場入りして、セットリストを見たなら、最後に「満月の夕」と記されていて、「おいおい、最終公演の最後の曲がそれ?」と思ったが、その気持ちが嬉しかったから、僕は何も云わなかった。ミュージシャンの仕事は奇蹟を起こすことだ。たとえ、それがもつれた奇蹟だったとしても、この困難な時期を生き抜くための「ひかり」を「リアル」に僕は受け取った。感謝MAX。 いくつになっても、音楽の道をまっすぐに歩いていけるのは、このような出会いがあるからです。エミちゃん、バンドの野郎ども、スタッフ、そして何よりもオーディエンス。本当にありがとう。 また何処かの空の下で。 僕も全力で生きます。それは多分、格好悪いことじゃない。
難産
6月4日 土曜日 晴れ かつて詩を書くことに、こんなに苦労したことあったっけ?どれだけ書いても、閃かない。枯渇したのか、オレ。と自分を責めたところで、そんなに簡単に書ける訳ないってことに気づいた。無駄にキャリアが長くなると、産みの苦しみはともだちになる。そんなことより、自分の頭蓋に渦巻く風景を描写していられるのは、途方もなく幸福なことだ。 「愛は心の筋肉だ」って言葉を何処かで見かけた。そうかもしれん、と思う。僕はただ「alone」と「together」の間にあるモヤモヤした風景を描きたいだけだ。答なんて、どこにもない。人は一人で、そして独りではない。深い哀しみと、諦めと、シベリアン・ブルー。失うことの幸福、いや違うな、風紋。そして更なる風紋。何を書いてんだか、意味不明だろうけど、このところ頭の中はそんな感じだ。
「豊かさ」について考える
6月3日 金曜日 晴れ 目覚めたら、iphoneが壊れていた。画面が真っ白になって、縦に筋が入っているタダの機械。コンピュータに接続してみると、中身は生きてるみたいだが、とにかく液晶がダメになると、誰からかかってきたのかも不明だし、第一電話を受けることが出来ない。ザッツ・脆弱。これって、昨今のこの国に良く似てる。「便利ですよーーー」と洗脳されて、いざ液晶が壊れたら、まったくどうにもならない。これを機会に、使えないとどれほど不便なものか、体験してみようと思う。 そんな訳で今日僕の電話を鳴らしてくれたみなさん、誰からの電話かも僕は把握しておりません。悪しからず。 それから突然ですが、エミ・マイヤー嬢の日本ツアー、最終公演にちょっとだけ参加することになりました。前にも書きましたが、彼女には生まれもった「ひかり」があります。素晴らしい才能です。彼女のサイトにはたくさん音源やPVがあります。気になったら、是非出かけてみんですか?ものすごいハードスケジュールでこの国を廻って、あの「ひかり」がどうなったのか、僕も愉しみにしています。最近、「満月の夕」を歌ってくれているそうです。嬉しいなぁ。 http://emimeyer.jp/indexTop.php Emi Meyer : Tour Suitcase of Stones 6/5(日)渋谷 クラブクアトロ *オープニングアクト:Schroeder-Headz open 17:00 / start 18:00 当日:¥4,700(1ドリンク別/全自由/整理番号付/税込) 渋谷クラブクアトロ 03-3477-8750 問:プランクトン 03-3498-2881 http://www.plankton.co.jp/ 豊かな才能です。
政治という災害
6月2日 木曜日 雨 二日間、音楽に没入した。幸福だった。この循環するいいエネルギーをオーディエンスに届けるのが僕の「大人の仕事」だと思って、寝た。朝起きて、見なきゃいいのにニュースを見て、熱が出た。誰かの言葉だけれど、これはもはや「政治という災害」だと思う。 政治家は被災者のこと、漏れ続ける放射能のこと、エトセトラ。それらを真剣に考えているとは到底思えない。今、こうやって、すったもんだしている間にも、事態は悪化していく。首相にリーダーシップが欠けているのは明らかで、だからと云って、首をすげ換え続けてきて、一体何が変わったのかね?僕が鳩山君に云いたいのは、「君が無能だったから、こうなってるんであって、今頃になって更に状況を混乱させる暇があったら、自身の失敗の経験をふまえて、アホで何のビジョンもない政治家どもをまとめて、優先順位を示し、ひとつの方向に導く力になったらどうなん」ってことだ。どう考えても、今は党や派閥の権力闘争を繰り広げている場合ではなく、そんなくだらない垣根は超えて、人類未知の領域に達していることについて、全力で力を合わせて向かっていくしかないだろう?批判するのは簡単だよ。でも、必要なものは「展望」だよ。僕が知る限り、彼らは目先の首をすげ替えようとしているだけで、確たる展望を示した政治家は居ない。人々が求めているのは、出来もしない行程表ではなく、置かれた状況を自身で把握するためのデータであり、「困難」の本当の度合いを知ることだよ。そして、僕らに求められていることは、自分の頭でそれを考え、咀嚼し、理解し、行動することだ。 怒ってすまん。この感情は何も生み出さない。そんな時にジャーナリストの悪友からタイミングよくメールが来た。奴は筑紫哲也さんが遺してくれたスピリットを受け継ぐ数少ないニンゲンの一人。「権力の奥の院で何が行われているか、それを暴こうとするのがぼくらの仕事。テレビニュースとはそういうエンターテインメントだと思っています」、と。頼むぜ、K。僕は自分の出来ることをやる。送られてきた彼の今日付けの文章、ならびに仕事。良かったら見てください。 http://www.taji-so.com/daily_souron/article.php?all=1324 http://www.tbs.co.jp/news23x/feature/f201105260000.html
リハーサル第一クール終了
6月1日 水曜日 曇り リハーサル第一クール終了。いい感じで力が抜けつつ、グルーヴがグルングルンに渦巻いている。そのような、かつて出せなかった音が出ております。こいつは凄い。ただし、ステージに上がった瞬間、アラレもないスイッチが入ってしまう輩が居るので(特にオレ)、このような演奏を人前でやれることがこれからの課題でしょう。でも、会わない間にバンドは確実に前進している。素晴らしい。 音楽に没入できる幸福。何ものにも代えがたい。これって当たり前のことじゃなかったんだ、と。僕はリハーサルが嫌いだったんだけど、好きになりました。スタジオであれ、ステージであれ、ひとつの音をつま弾いて、減衰しながら消えていく。それがはかなくて、ひどく愛おしい。そしてグルーヴは「怒濤」と云う字が良く似合う。これは絶対に一人じゃ出せないのです。誰かを心から信じていないとね。 僕らにとっての幸福を失わないためにも、目の前のことに全力を尽くします。無意識なんだけれど、僕らは自分たちが音楽を全力で愉しむことによって、オーディエンスを幸福にしたいんだ、と。そのような空気がスタジオに充満していたのが、素晴らしかった。 何だか去り難かったので、顔を出してくれたかつての事務所の社長と軽く飲みに行きました。つっても渡辺さん以外は車なので、ウーロン茶ですけど。かつてはリハーサルと云っては飲み、レコーディングと云っては飲み、ライヴだと云っては飲み、とにかく音楽やってる時間より飲んでる時間の方が長かった。たとえウーロン茶だったとしても、共に闘ってきた仲間とバカ話をすることほど、ほっとする時間はありません。誰もそんな事を云わないけれど、残されている時間はもうそんなにはないし、来年があるとも思っていない。あるにこしたことはないけど。一瞬を大切にしているからこそ、今日のような流れになったんだろう、と。悪くないです。 な訳で、6/14に会おう。炎上します。 追伸 リクエスト、引き続きどうぞ。