日別アーカイブ: 2013年6月25日

道を創る男

6月25日 火曜日 雨 残念ながら、体力の衰えは認めざるを得ない。もはや一気に自力で1200キロを移動するのは難しい。正確に書けば、移動はできるけれど、翌日使い物にならない。加齢に抗ってもしゃーない。受け入れよう。前日、関西で一泊。今日は700キロ運転して、九州某県の山中にある「勝手に実家(ともだちの家)に帰郷。 「ただいまー」と古い日本家屋に上がり込んだなら、上げ膳据え膳。オレは殿様かと錯覚を起こしそうになる。なんでこんな山の中に、ド新鮮なヒラメがあるのか。どーしてなんだ。この家は寅さんのファーストシーンに使われた家なのである。居心地の良さマックス。畳最高!そしておふとんの国に撃沈。 朝つーか昼。目覚めたら、飲み過ぎの野郎どもにはおかゆが用意されていた。ほんとうにここんちの息子になって、人生をやり直したい。 心を鬼にして、山の家に向かう。かれこれ8ヶ月放置していたのである。そのツケを払うのはオレだ。予想通り、最後の角を曲がったとき、オレの家は見えなかった。まずやるべきことは、道を切り開くこと。その前に、背丈ほどある草をかき分けて、ガレージに草刈り機を取りに行くこと。これですら、すでに苦行。まぁ、かなり悲惨な状況なのだが、オレはこういうのが意外と嫌いじゃない。燃えてくるのである。青汁まみれになって、今日はとりあえず道を切り開いた。草を刈っている間じゅう、オレは信州大学農学部の連中から伝授された「オレは道をつくる男さーーー」という歌を歌っていた。 山の中ではすべて自分でやらなければならない。誰もあてにしてはいけない。「オレの仕事って何だったっけ?」とふと考える瞬間が好き。さぁ、明日はミュージシャンに戻って長崎に行くぜー。

カテゴリー: 未分類 | 11件のコメント