月別アーカイブ: 7月 2013

解毒中

7月18日 木曜日 晴れ 受け売りだけれど、ウナギって魚は稚魚のときは性別が決まってないそうです。ストレスによって、それは左右されるんだそうです。産卵は何とマリアナ海溝にて。この世にその産卵を見た人間は未だ存在せず、養殖のものも、ニンゲンが卵からふ化できるのではなく、しらすうなぎという稚魚を河口で一匹づつ捕獲して、それを育てているんだそうです。謎の多い生物ウナギ。ぜんぜん関係ないけど、オレもそんな気分です。意味不明。 都市生活で知らないうちに蓄積されたものが、どっと出ている感じです。解毒中。だから、無理して音楽に向かってはいません。虫に刺されまくりながら、音楽への準備をしています。  

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山に還る

7月17日 水曜日 晴れ はらひれふれほー。 1200キロ旅して、山に還ってきました。今回は録音機材も満載してます。作ってみたいものがあったからっす。山の良さは、機材をいつもオンにしておけば、いつだって好きなときに録音できるってとこっす。made in Aso以来なんで、7年振りくらいっすね。果たして作品に昇華できるかどうかは不明っすけど。山でエレクトリックギターを弾いてみるとです。草を刈ったら、セッティングします。 二週間の間に、山はすっかり夏になっていました。空気感がまるで違う。ここで労働しながら、タダの原始人ではなく、今回は音楽の原始人も目指そうと思ってます。 はてさて。閑話休題。 NYのアニキの娘(19ちゃい)が日本語を学ぶために京都にホームステイしてるのです。日本の悪い親(オレ)としては放っておける訳もなく、ご飯を食べがてら、会ってきました。しかし娘ってのは強力な存在っすね。世の父ちゃんの気持ちが少しだけ分かりました。がんばれ、父ちゃんたち。オレは無理。心臓に悪い。勉強を終えたら、日本を旅をするそうなので、出過ぎない程度にサポートしたいと思ってます。こういう経験をすると、この子が生きていく世界をピースフルなものにせないかん、ちゃんと希望を持てるようにせないけんと心から思います。 多くの人々の尽力で、「MY LIFE IS MY MESSAGE」にまつわるサイトをリニューアルしました。この場を借りて、お礼を云います。サポート、ありがとう。みなさんの気持ちを集めて、風にして、チャボ先輩と共に福島県相馬市に届けたいと思っています。是非、訪れておくんなまし。わんわんわん。 MY LIFE IS MY MESSAGE http://mylifeismymessage.info MY LIFE IS MY MESSAGE TOUR 2013 特設ページ (メッセージ、書いてね!) http://mylifeismymessage.info/tour2013/ MY LIFE IS MY MESSAGE FBページ https://www.facebook.com/mlimm  

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罰ゲーム in 中目黒

7月14日 日曜日 曇り 何が哀しゅうてって、自分の実家のありかをわざわざ人に伝える奴は居ません。でも、今回はせっかくの機会でもあるし、たくさんの人にほんものの器を手に取って欲しいので、紹介することにしマッスル。 僕の「勝手に実家」は大分県日田市の山中深くにあります。古から続く某有名な焼き物の里です。(バレバレか、大汗)そこの主を坂本工(たくみ)と申します。僕と同じトシです。何で奴と僕が「勝手に実家」関係にあるかってのはプライベートな話なんで、思い切り割愛しますが。道は違っても、同じところに繋がっていたってことです。簡単に書けば。 奴が中目黒のギャラリーで、志を同じくする沖縄読谷山焼、出西窯の陶工たちと催しをする、と。なので、せっかくだから演奏しに来てくれ、と。そんな訳で行ってきました。何の前触れもなく、いきなり生音で演奏するってのは、かなり罰ゲームチックでしたが。 ま、僕のことはさておいて。暮らしの中で、好きな器を使うってことは僕にとっては大切なことなのです。民陶の素晴らしさってのは、「使ってなんぼ」ってところにあると思います。僕がつべこべ語るより、是非本物の器をみなさんの暮らしの中で使って欲しいとですたい。値段もね、とってもリーズナブルだったよ。7/28まで。是非。明日は尊敬するネーネー(誰でしょね?)がミニライヴをするそうです。 追伸 僕と坂本工(タクミ)との素晴らしき会話。 ヒロシ 「ところでさ、何で焼き物って、元は土なのに焼いたら固くなるん?」。 タクミ「 知らん」。 http://www.sm-l.jp/

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原始人、夏バテる

7月13日 土曜日 曇り   軽くラーメンの話を書いたら、寄せられたメールの数にビビりました。みんなラーメン好きなのねー。  誰かも書いてたけど、福岡に「元祖○○屋」って有名な店があります。昔からあります。最近、場所が変わったみたいだけど。「速い、安い、大してうまくもない」という奇妙な三拍子が揃っていて、誰しも美味くないことを知っていながら、何故かときどき無性に食べたくなる不思議な店なのです。大昔はあまりの忙しさにおばちゃんが並べたどんぶりに「ガーーーーーっ」と一杯づつではなくまとめてスープを注いでいるのを見たことがあります。客も客で、無駄な日本語は省くだけ省かれ「替え玉→タマ」、「替え肉→ニク」、「固い替え玉→カタイタマ」、「はいカター、ニクーッ、はいカタイタマーっ」みたいな日本語が飛び交っています。昔は入店と同時に、たとえば三人で入った瞬間に「はいー三杯」って感じでカウントされてしまうので、忘れ物を取りに帰った瞬間「はいー、一杯」ともう一杯食べざるを得なかったっちゅーウソみたいな話が山のようにあります。  はてさて。原始人。遂に夏バテしました。食欲も、走る気力もありません。理由は寝苦しさにおもわずつけてしまったエアコン。原始人はエアコンが苦手なので、クーラーではなく、ドライにしておいたのですが、それでもダメ。身体がダルいです。気力が湧いてきません。オフィスワーカーのみなさんはほんとうに偉いなぁ。あまりに体調が優れないので、山に逃亡しようと思います。 追伸 つい先頃、ライヴをやらせてもらった入間のSOSOよりプロジェクトに¥17,488の募金を頂きました。忘れずに想ってくれていること、感謝します。ありがとう。

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ラーメン考

7月12日 金曜日 晴れ   福岡から関東に引っ越して、24年す。福岡には26歳まで住んでいたので、まだ九州時代の方が2年長いっす。  近所に「博多」とか「長浜」とか「九州」とか名のついたラーメン屋ができると、やめときゃいいのに、つい喰いに行ってしまうとです。それが一度たりとて美味かったためしがないのに。嗚呼。  この際、はっきりさせておきたいんすけど、僕にとってのラーメンってものは主食ではありません。小腹がすいたときのおやつに近い感じ。どんぶりも小さい。化学調味料バリバリの(今考えるとガキの頃のラーメン屋は堂々と魔法の白い粉をどんぶりの中に入れてたな)かなりのジャンクフードで身体にはあまりよろしくない。麺が固くなけりゃラーメンじゃない、なんてのも、ありゃ九州人のやせ我慢で、「粉落とし」とか「ハリガネ」なんて美味い訳がないっす。で、価格なんだけど、今の感覚で云うと500円以内っすね。それが僕らが育った頃のジャンクフード、ラーメン。  でも、もはやそんなラーメン屋は殆ど死滅してしまった。九州に帰っても、行く店がありまっしぇん。哀しいです。  今日のラーメン屋もひどかった。あまりにひどかったので、書きたくありまっしぇん。哀しいです、アゲイン。  故郷を離れて随分経つのに、未だに「どのラーメン屋がいいすか?」なんてことを聞かれます。僕の古い友人に、毎日麺を喰っている驚愕の人物が居ます。その膨大なデータベースと麺への情熱にはのけぞります。さっき、アクセスしてカウンターを見たなら、1000万を超えてます。すごすぎるー。出張やなんかで福岡に行って、ラーメンを喰いたいって人は是非彼のサイトを参考にしてくださいまし。 http://heno.biz/blog/ 僕が中学の頃から喰ってたのはここっす。 渡辺圭一先生が「この店は唯一スープまで飲み干せる」とおっしゃってます。今度、行ってみよ。

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日々もろもろ

7月11日 木曜日 晴れ 移動中はPodcastでラジオを聴いていることが多いです。こんなにラジオにはまったのは40年振りくらいかなぁ。今も、もうすぐ始まるディランのラジオ番組をドキドキしながら待っていたら、高田蓮くんが出演していて、彼の新譜を聴いています。蓮くん、いい声じゃん。いい曲じゃん。いいアレンジじゃん。彼の脳味噌の中ではこういう音が鳴ってたのかぁ。こういうのとっても嬉しい。 ハテサテ。愚かな人類は宇宙にあまた存在しているはずの他の生命体に会えるんでしょうか?それがね。バクテリアのような生命体ならば、今世紀中に確実に会えるだろう、と。それだけではなく、地球からダダ漏れになっている有象無象の電波を、知的生命体がキャッチしている可能性も否定はできないんだそうです。 部屋にグラブがあると落ち着くのはどうしてなんだろうね?僕が親父から習ったのは野球だけです。6歳になったとき、彼はグラブを買ってきて、庭にマウンドとホームプレートを作って、常に内角低めに構えました。「男は黙ってここにストレートを投げてりゃいい」んだそうです。それは後に僕が野球部に入って、彼より球が速くなるまで続きました。 プロのミュージシャンになって、当時の事務所に「ボーナスはあげられないけど、何かプレゼントするよ」と云われて即座に「グローブ」と応えたのを思い出したっす。音楽でグローブに辿りつきたかったんだろうね。

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作家性のようなもの

7月10日 水曜日 晴れ 「逃げるから怖いんだよ」という言葉が、とつぜんメロディーと共に降ってきって頭を離れず、少し往生しました。 椅子に座ってひねり出すという作業を止めてから、このようなことがしょっちゅうあります。何の理由があって、それが出てくるのか本人にも分からないのが辛いところです。いつ何処で、出てくるのか、それも分かりません。でもきっと理由があるのです。それを探すことに意味はないけど。

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足音

7月9日 火曜日 晴れ ひょんな瞬間に「あ、オレ老けた」と感じたなら、往生際悪く、徹底的に抗う。それでどーにもならないことは、しゃーないのだから受け入れる。経験から云うと、歯と目は鍛えようがなく(歯磨きはできるけどね)、ほとんどのストレスはここに形となって現れる。今日は歯茎をたぶんレーザーで焼き切られた。自分の肉が焦げる匂いがしたのよっ。こ、怖かった。焼き肉じゃなくて、焼きヒロシ。 昼過ぎ。下北沢で遠藤ミチロウさんとウチのスタッフとの打ち合わせ。我々が何を画策しているのかって、それはヒ・ミ・ツ。彼が僕にそのアイデアをもたらしてくれたのが今年の3.11。それも福島で。紆余曲折あったけれど、ようやく形にできそう、つーか第一歩を踏み出せそう。諦めなくてよかった。どこまでも往生際悪く。おかしいことには抗うわよ。ついてらっしゃい。(お蝶夫人風に) 人生の先達としてのミチロウさんもだけど、猫好きのミチロウさんもとっても素敵。うふっ。猫を語るときのパンクロッカーの目尻はかつて臓物を客席に投げていらっしゃった方とは思えないのよ。うふうふっ。 しつもん お蝶夫人は高校生なのにどうして夫人なのか、知ってる人が居たら教えてください。

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バンジョーと知性の声

7月8日 月曜日 晴れ スティーヴ・マーチンのバンジョーとエディー・ブリッケルの声で作られたアルバムが家の中に流れています。これがね、形容が難しいのだけれど、素晴らしい。チャーリー・ヘイデンのルーツ・ミュージックへの愛にも似てるんだけど、この二人には決して嫌味にならない独特の深い知性がある。バンジョーと知性の声の隙間から、フイルムで描かれた短編の映画が光とともに溢れてくる。そんなアルバムです。

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暑さによる解脱、入間市にて

7月7日 日曜日 曇り 入間からの熱烈なラヴコールに応えて、やってきた。 しかし、暑かった。オレもこの稼業、長いことやっているのだが、尋常ではなかった。うっすら身の危険を感じた。つーか、この空間にパツンパツンに詰め込まれたオーディエンスは大丈夫なんだろうか?オレが立っているステージと呼ばれている場所に存在していた空気の中に含まれる酸素は絶対に薄かった。薄かったんだってば。 でもオーディエンスには関係のないことだ。今日はシリアスに音楽をやることは諦めた。無理。とにもかくにも、オーディエンスと一体となって、暑さを熱さに変えて、反対側に突き抜けること。たぶん、オレに起こすことができる奇蹟があるとするなら、それだけだ。 始めのころ、ねっとりとしていた汗はサラサラに変わっていった。ロックンロール・デトックス。たぶん、オレは3キロくらい痩せた。指は汗をかきすぎてふやけていた。これは初めての経験。弦は完全に死んでしまって、サスティンは皆無。あはは。何だか愉しくなってきた。オーディエンスもオレも、何か共に成し遂げたような気分になった。互いのパンツまで汗でぐちょぐちょに濡らしながら(いやまじで)。解脱、だよね。 いやはや。事故のようなことが起こらなくてよかったよ。でもね。みんなが働いて稼いだ貴重なお金を頂いてコンサートをやるのであれば、さすがにあれは良くない。今日は今日ならではのコンサートにはなったけれど、オレはともかく、あの暑さをオーディエンスに強いるのは良くない。冗談みたいに云ってたけど、満員のオーディエンスが入っても快適に過ごすことができるクーラーを設置しなきゃだめだ。約束だぜ。 つーか、みんな。来てくれてありがとう。あの灼熱の世界を共に超えてきたオレたちは、もう他人どうしじゃないぜ。

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