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2022.3.18 Release
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2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
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2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
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日別アーカイブ: 2014年9月26日
レコーディング航海日誌#062
9月26日 金曜日 曇りのち雨 フロウが良くないのは分かっていた。それに抗うと潰される。だから、昨夜はリハーサルから帰って、レコーディングに復帰するのは止めた。 はて、どうしたものか。全部忘れようと飲みにでかけた。そういうときに受け入れてくれる止まり木があるのはありがたい。でも知り合いに会ったら長くなって深酒になるから、さっさと帰ろうと思ってはいたが、そうは問屋が卸すはずもなく、all or nothing、ゼロかゲロか。大人になれよ、自分。飲み過ぎだ。アーメン。 数年前に「自分をコントロールできない人は嫌いです」って云われたことがあってね。ずーっとその言葉が引っかかってんだわ。ときどき、未だにそれが出来なくてね。でも、言い訳じゃないけど、そこに至るまでには人間離れした努力はする。当たり前だけど。これ以上やると壊れる。そこまで行って、洗い流さないと立っていられなくなる。オレもニンゲンだからさ。それも甘えと云われるなら、どんだけ厳しいんだよ、とは思ったりもする。 で、クズになって目覚めた。あは、まだ生きてたよ、オレ。虫ケラってやつだ。でも仕事はする。 11曲目。ここまでたどり着くのにどれだけ時間を費やしたのか。曲を書き、詩を書き、一人で歌い、バンドに持ち込み、ライヴをやって、練って、レコーディングして、ミックスして、完成間近になって、そして今日気づいて、さっき決断した。ボツにする。この曲はなかったことにする。収録しない。何かが突破しきれていない。リズムなのか、歌なのか、アレンジなのか、曲そのものなのか、あるいは全部なのか。とにかく、ゴミ箱行きだ。 3.11以降、人間が、持つべき、姿勢、について、、、、、書いた、、はずの、、、、、、曲だったが、きっと、、、本質、、、にはたどり着いて、、、、なかったんだと、、、、、、、、、思う。今、気づいてよかった。 捨てる勇気を持てば、あとは清々しい。だって全力で取り組んできたじゃん。一度も逃げなかったし。それで本能がピンとこないのなら、何かが間違ってる。その感覚を歪めてまで、収録してはいけない。 ここまで書いて気づいたんだけれど。その曲は昨日飲んでいた飲み屋で偶然となりに座ったミュージシャンとやり取りをして完成させたものだった。すごいなぁ、これも必然か。ごめんよ、全力は尽くした。でも、何か違う。だから、捨てる。 さいきん、とてもこころに響いた曲がある。それはともだちが教えてくれたんだけど。老年のカントリー・シンガーが朗々と歌う。その曲を書いたのは僕が大好きなロッカー。何か、フツーではない何かが、ある。 気になったから調べた。そのシンガーはアルツハイマーなんだと。だから、このアルバムを創って引退したのだと。何だか、とてもぐっと来たよ。あんまり素晴らしいんで、昨夜飲み屋で居合わせたみんなにiphoneで観てもらったんだけど、胸を打つ何かがあるんだよ。 捨てる勇気、だよ。自分がアルツハイマーになったら、どんな気分なんだろう。自ら、去っていく強さがオレにあるかな? その曲も今度のblogラジオで紹介するから、お楽しみに。生きるって、すごいことさ。 夕陽へのファンファーレ。鳴らすつもりだよ。もうすこし、オレはがんばる。