日別アーカイブ: 2018年7月26日

850キロの失念

7月26日 木曜日 晴れ   午前1時すぎに家を出て、一路850キロ。昼前には今日の目的地に辿り着いた。炎天下のロングドライヴよりも、夜中から明け方の方がずっと楽だった。  陽が昇って、iPhoneに6人の死刑執行のニュースが続々と。暗澹、アゲイン。こみ上げてくる想いは山のようにある。僕が直接的に死刑を題材に歌を書くことはないだろう。けれど国家がそうならば、一匹の人間として僕にも考えがある。人の命は政府の都合によって奪われていいものなのか?犯罪者だから、そもそも人権すらないとでも?執行を決断した人間たちが死刑台の床が抜けるボタンを押す勇気がほんとうにあるのか?全員抹殺してしまえば、それで事件は解決するとでも?たいせつなことは過ちを繰り返さないことじゃないのか?国家による殺人がいったい何を解決したのか、それを僕に教えて欲しい。簡単な言葉で。  僕の父親と同じ日に生まれた母上を持つ方からメール。今日が2人の誕生日だってこと。自分の忙しさと、朝のニュースと、日々の中で完全に忘れてた。なんだか、とっても情けなかった。ぜんぜんダメじゃん。その方がメールをくれなければ、完全に忘れていただろう。世界に憤る前に、親父の誕生日くらい覚えておいてやりたい。だって、それを覚えてられるのも、もはや地球上で俺だけなんだし。

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