月別アーカイブ: 3月 2023

運命

3月21日 火曜日 曇り blogって言葉がなかった、たぶん1996年か97年あたりからほぼ毎日ここに書いてるから、うーんと、もう26年くらいになるのか。 以前はね、季節のことなんか書いてもほとんど反応がなかったんだけど、書いてるオレもトシをとるけど、読者もしかり、なんだね。その反応が嬉しい。 野球、素晴らしかったね。どっちが勝ったとか、そんなことじゃなくて、ひさしぶりにスポーツを見ていて、胸が震えた。客観的に見ていても、運命は偶然じゃなくて、必然ってところも。だって、あそこで村上に打席が回ってくるんだもん。打てば伝説、コケたら、、、、。強大なプレッシャーを味方にして、一瞬に集中。どんな気持ちなんだろうね。自分を信じるしかないってことは。そこで開き直るには、日々の努力を積む重ねるしかないと思う。そして、代打を送らず、彼を信じた監督の胸中やいかに。 まるで水の流れを見てるようだった。堰き止められると息苦しい。なぜかいい打球はレフトにばかり飛んで、好捕され続ける。残塁の山。でも、諦めない気持ちが徐々に打開していく。すこしづつ水は流れる。吉田のしぶとい冷静さとか、源田の3バントとタッチプレーとか、山川の犠牲フライとか、大谷の鼓舞とか。点をとられてしまった佐々木や山本の気持ちとか。出番を待ち続けて準備を怠らず、最後に爆走した周東とか。 いろんな運命をのせて、最後に堰が切れた。そんな風に見えたよ。

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うぐいす鳴いたよ!

3月20日 月曜日 晴れ いつか書いたと思うけど、近隣の乱開発が凄まじい。里山を切り拓いて、土地がなかったところに土地を捏造していく。盛土と上げ底。人間の強欲さにほんとうに呆れるのです。こんな脆弱なところに住んだら危ないってば、、、。 あまりにもずさんな工事なので、抗議も含めて業者を調べたのです。そこには「元不良、たった7年で年商25億の社長になる」と大書。んなことトップページに書いてあるだけでお里が知れる。そりゃ、こんな仕事してりゃそうなるだろうね、、、。というか、未来に何を遺すかがニンゲンの役目なんだけど、とメールを書いたけど返事が来るはずもなく。 ここはね、リスもいるし、鳥たちもたくさんやってくるのです。でも、工事の影響でめっきり来なくなった。 でも、今朝鳴いたのです。下手クソなうぐいすが。嬉しかったなぁ。 それでは乱開発に負けない、へたっぴーなうぐいすの今朝の鳴き声をどうぞ! うぐいす  

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恩と覚悟と家族

3月19日 日曜日 晴れ 恩を仇で返される?その発想は良くないと思うなぁ。見返りを期待してるもん。仮にそんな人物がいたとしても、君が気にすることはないんだよ。いつかその人物が自分でツケを払うことになるんだから。宇宙とはそういう場所だよ。 感謝を忘れたら、人は終わる。ただ、それだけ。あなたが忘れなければ、それでいいんだよ。 聖人君子じゃないけど、噛まれようが、殴られようが、気にしない。てか、そりゃムカつくし、理不尽だとは思うけど、最終的にはそんな経験させてくれてありがとう、ってところにたどり着く。いつだって全力を尽くしてりゃ、いいんだよ。だって、それ以上のことはできないんだから。     数ヶ月前から、家の中を整理してる。大掛かりな家具類の移動を伴うから、なかなかの苦行。オレの椅子を創ってくれた男(今、テーブルを創ってもらってる)が暮らしを見てこう言ったんだよね。ひとりで好き勝手に生きてきたからだと思うけど、すべての部屋でマルチタスクが可能な状態になっている、と。つまりリビングと言われる場所で、仕事もできるし、くつろぐこともできるし、食事もできるし、音楽も聴けるし、なんなら演奏もできる。そしてモノが多い。 言われて気づいた。なので、まずはこの家に合うテーブルを創ってもらうことにした。おそらく、完璧なものができると思う。そこから導き出して、各部屋には目的を伴う用事でしか立ち入らないことにした。音楽を創る部屋、聴く部屋、寝る部屋、筋トレする部屋、食事をする部屋、くつろぐ部屋などなど。おのずとルールができてくる。たとえば、この部屋はスマホ持ち込み禁止、とかね。 いわゆる断捨離も並行して行い、どうしても捨てることができないけれど、常に必要でないものは倉庫みたいな場所に移した。なんだか過去の精算に等しい作業。でも、これは自分でやった方がいいね。すっきりする。 これから死にむかって(決してネガティヴな意味じゃなく)シンプルに生きた方がいい。その上で、身体が動く限り、好きだと思えることを全力でやって、人の役に立てたら本望。コを経験して、このままじゃいかんと、本気で思った。なので、体勢を整えているところ。 野垂れ死する覚悟さえありゃ、なんだってできるよ。たぶん。ミュージシャンなんて、そんな職業だよ。あ、今ラジオからWilco流れてきたけど、こういう音に救われる。で、彼らもそんな覚悟を持って生きてるから、こんなタッチになるんだよね。 この曲だよ。Sky Blue Sky。みんな、いい日曜日になるといいね。       もうひとつ付け加えるなら、彼ら、家族を大事にしてる気がする。想像だけどさ。それはちょっと羨ましい。笑。 さらにもうひとつ、付け加えるなら。このベースの演奏100点です。なにがって、音符の長さが。これ簡単だと思うでしょ?違うんです。みんな弾きすぎなんです。音符の長さをコントロールしてノリを出すのが本物なのです。日本にはこれができる人がいません。ほんとにいないのです。いたら、バンドに誘ってるって。いや、マジで。  

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移住

3月18日 土曜日 雨   今更オリンピック選手になれるわけがなく、お金になるわけでもなく、というか出ていくだけだし、むちゃくちゃ遠いし、危険だし、笑。なんで、雪山にいるのがこんなに好きなのか自分でもよくわからない。  家から直行する日は午前3時に家を出ます。麓の温泉から行く日は7時くらいに出発。真っ白な道を登っていくのが至福の時間。同じ瞬間は二度とない山に遊んでもらって、負の感情のアースと、デトックス、すべて完了。宿に戻って温泉に入る頃には疲れてるけどキリっとしたいい顔(自分でいうのも何だけど)になってます。17時に一杯やったらすぐに沈没。そんな生活。  これまではこの時期のひとつきアメリカにいたのだけど、コで叶わなくなった。で、日本の一番好きな場所に戻ったら、その良さに再発見。なによりもJAPANには温泉がある。泉質がオレにあってる。なんだかね、地球がアースしてくれるんです。雪もね、ほんとうに素晴らしい。  こんなこと書いてると、遊んでるようにしか見えないから、昔は風当たりも強かった。でも、貫いてると認知されるっていうか、あの人の生き方だからしょうがない、みたいな。笑。僕らはインスピレーションを求めて24時間仕事といえば仕事だし、自然ほどインスピレーションを与えてくれるものはないかなぁ。  てなわけで、冬の間だけでも移住できないか画策中。

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往生際

3月16日 木曜日 曇り   湘南→いわき→浪江→長井→湘南とかなりアホな移動をして、昨夜早朝3時に家を出て、たぶん今年最後の雪山にやってきました。  はい。たぶんアホなんです。でも好きなんです。  山にいて、主に弄ばれて遊んでもらってると、身体とこころが芯から生き返る。もちろん疲労はあるんだけど、ご飯も酒もめちゃ美味しい。そして笑っちゃうくらい泥のように眠ります。ザッツ・シンプル。  昨日、雪山からラジオに出演しましたが、来月は九州に行きます。ぜひぜひ来てください!

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春を告げるボンゴレ

3月15日 水曜日 晴れ 毎年、渥美半島から絶品のあさりを送ってくれる人がいてね。フツーに料理してももちろん美味しいんだけど、もっとこの美味さを引き立てる方法があるはずだって、毎年ボンゴレロッソやビアンコを作りながら研究してた。 今年はね、ついにブレイクスルーした感じがあったので、ヒロシレシピを載せておきます。ほんとにびっくりするくらい美味かったのよ!!!   ——ヒロシの春を告げる渥美半島のあさりのボンゴレビアンコ——— 1. ニンニクは芯をとって(苦味が出るから)包丁でつぶしておく。(一人前2個くらい) 2. 鷹の爪とニンニクをオリーブオイルで炒めて、エキスをオイルに移したら、鷹の爪とニンニクを取り出しておく。 3. お湯はできるだけ多く沸かしておいて、2へのあさり投入と同じときにパスタも投入。あさりを投入したらワインを入れ、蓋をして蒸す。あさりは水道水で擦り合わせてよく洗っておくこと。 4. あさりが開いたら、すかさずあさりだけ取り出す(ここ、とっても重要。熱を入れすぎると固くなるので)。 5. パスタの茹で時間がたとえば9分の場合、5分で取り出し、4にあわせる。パスタにあさりのエキスを吸わせる。 6. 残り時間1分半くらいであさりとニンニクと鷹の爪を戻す。(あたためる感じね) 7. パセリとパルメジャーノと胡椒、オリーブオイルをふって完成!     ってなんのブログなんだか。笑   さて。本日CROSS FM、URBAN DUSKに19時20分から電話で生出演しています。ラジコだと全国から聴けるんで、ぜひ!  

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コンピュータ VS ニンゲン

3月14日 火曜日 晴れ つくづく思うのだけれど。人との関係は、自分が何をしてもらえるか、ではなく、自分がなにをできるか、にかかっている。それがわかっている人物にだけ、忘れた頃にギフトが与えられる。んなもん、期待することではないし、宇宙に生きる意味とはそういうことだとオレは思う。ちっとも難しくないのに。 なんだかなぁ、な大人が多すぎる。 閑話休題。 この3日間で1000キロ超運転していた。クルマにはコンピュータが運転するモードがついてるんだけど、んなもん、機械に操られるなら運転する意味がないと、一度も使ったことがなかった。 でも、さすがにちょいと疲れてたんで、使ってみることにした。オレは学生の時分、自動車教習所の教官のバイトをしてたことがある。得意な分野ではある。何種類かの運転もできる。んーんと。普通の運転、スポーティーな運転、淑女を乗せたときのジェントルな運転、エトセトラ。笑。 ところで、びっくりしたの、なんの。コンピュータ恐るべし。AIに操られるわたくす。楽ったらない。足は100%使わないのでストレッチできるし。ただ、なんとなく手をハンドルに添えてるだけで、家まで連れてってくれる。 ちょっと悔しくなってきたので、燃費を比べてみることにした。オレが運転した方が細やかにクルマの特性を利用できるに決まってる。 結果は、、、。惨敗。なんとコンピュータの方が1.5km/lくらい燃費がいいのだった。素直に負けは認めよう。そのうち、チェスとか将棋とか、ニンゲンに勝る日が来るんだろうな、、、。まことに残念。   さて。ラジオ出演情報です。明日CROSS FM、URBAN DUSKに19時20分から電話で生出演しています。ラジコだと全国から聴けるんで、ぜひ! んじゃ、最後にニンゲンにしかできない素晴らしい演奏を!          

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長井市にて

3月13日 月曜日 曇り 浪江町と山形県長井市をつなぐ人々の美しい物語。それについて語ることは憚られる。どうしてって、ここに至るまでのストーリーが複雑かつ、素晴らしく、受け取る側が能動的でなければ、理解することが難しいから。 かくいうオレも、口頭で聞き、書籍を与えられ、なおかつわかりやすくまとめられたyoutubeを見て、ようやく理解した。末席ながら、自分もその円環に加えてほしいと願った 311を巡って、その繋がりで生まれた銘酒「甦る」を音楽で祝う役目を長井市にて。そうそうその前に、昨年の11月に仕込みの手伝いをさせてもらった「甦る」を味わうこと。 感慨無量。 自分の立場から書けば、二輪の自動車学校で長井に来なければ、こんなストーリーはなかった。文字通りMY LIFE IS MY MESSAGE。これからのストーリーはunwrittenだからこそ、もっとこの円環に関わって善きエネルギーを放出していきたい。今年もいくつかのイベントが企画されているから、興味がある人はぜひこの町に来てみてほしい。 最後になるけれど、311に浪江で過ごした夜、自分に去来した想いは生涯忘れないと思う。 ありがとう! 「甦る」。都内のデパートでも買える場所があると。ぜひ応援してください。

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浪江町にて

3月12日 日曜日 晴れ     いわきから6号線を北上するとやがて帰宅困難地域になり、あの忌まわしき建物が見えてくる。ほんとうにすぐそこに見える。どうして僕らが関東で使ったたかが電気のために、この町の人々は故郷を追われなければならないのか?  時の首相がアンダーコントロールと言い放ち、オリンピックを強行開催したことをオレは生涯忘れないだろう。膨大な汚染水を処理できず、薄めて海洋に投棄すると。信じがたいのはこの原発事故を収束させる目処すら立っていないのに、60年稼働させるという政策。  政治家は全員、自分の金でここにやってきて、12年経過して、どうなっているのか見た方がいい。忘れてはいけないことと、忘れた方がいいことと、次の世代に伝えなければならないこと、と。  浪江町の鈴木酒造の社長、大介くんが自ら語り部として、浪江を案内してくれた。詳細はここには記さない。てか、記せない。  いろんな意味でしんどかったけれど、来てよかった。去来する想いは明日、音楽に込める。

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奉納

3月11日 土曜日 晴れ   昨日から福島にいる。  10年と12年は違う。数字以上に干支が一回りするってことはいろんなことが大きく変化していく。世界も自分も何もかも。  メモリアルな日にその場所にいることは意識して避けていた。どうしてって、その場所を想うことは毎日のことでありたかったから。でも、干支が一回りして、気持ちが変わった。自分の目に刻んでおきたくなった。  もうひとつ。最初は居ても立ってもいられずに(どうしてって、あの電気を使っていたのはオレだったから)訳もわからず飛び込んだ。もちろん今だって訳なんてわかっていないけれど。  ただ、この頃は違う。向こうからいろんな出来事がやってくる。書けば長くなるけれど、偶然というには出来すぎたストーリーが重なって、今日オレは福島にいる。月並みだけれど、必然だったのだと、今となっては思う。  きっと歌うことになる。うまく表現できないけれど、その行為は「奉納」のようなものに近い。誰が運命を動かしているのか知らないけれど、それらを司る主に音楽を奉納して、死者の魂を弔い、善き世界のために力強く響くように。  音楽の大事な役目のひとつを果たさせてもらうことを光栄に思っている。

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