日別アーカイブ: 2024年11月27日

リハーサルday #001

11月27日 水曜日 晴れ 「東北恩返し編」の案内だ、グッズの紹介だ、いろんなことを乗り越えて、ようやくミュージシャンにたどり着いたわたくすたちでございます。いやー、遠かった。笑。 とはいえ、無尽蔵に時間があるわけもなく、試してみたいことだけは山のようにあって。 わたくす8時間立ちっぱなしの歌いっぱなしでございました。さすがに終わったあとはボロ布。もうなにも残ってません。笑。いちおう療養中の身ですので、身体をこれ以上壊さないように全力でやっておりまする。 年々、バンドをやることは厳しさを増すばかりですが、んにゃろー、なら絶対やってやると燃えるのでした。 でもね。やっぱり音を出してみると、テーマのようなものが新しく浮かび上がってくるんです。それを短期間でどうまとめるか、それがわたすの仕事です。 この時代にバンドをやって歌ってることの意味。如実に感じています。うまく言えないけど、絵空事じゃなくてね、リアリティーと、なんだか訳もなくぐっと来るもの、みたいな。それが音楽の力だと思うんです。 たとえば、最近「孤独死」という現代ならではの事象を割と身近に経験したのです。え!どこで?みたいな詮索はしないでね。で、深く考えました。ずっと引っかかってたし。だから高度成長を支えた人々の賛歌みたいなもの、書きたかったんです。どうしても。で、書きました。ボーダーラインって曲です。たぶん、ウィリー・ネルソンあたりに潜在的な影響を深く受けてると思うけど、今この時代オレたちにしかできない人間賛歌ってなんだろう、と。 でも、今を生きて歌うってこういうことじゃないかな、と思うんです。今日、初めてバンドで鳴らしてみました。ライヴでお届けできるかどうかは出来次第。今日もまた取り組んでみます。     ボーダーライン 右肩上がりの神話に踊らされ すべて失ったなら 帰る場所もない 「今さら誰かを恨む気もないし」 そう語る君の目に 夕陽が沈んでゆく 孤独な鳥たちが くちばしを天に向けるとき ラストシーンは遠くないと思い知るけど 時代や運のせいじゃないのさ 誇り高く 進んで歯車になったこと 越えてきたはずの このボーダーライン 今、人生のどのラウンドで もがいているのか? 終わるのではなく 還ってゆくんだと 言い聞かせてみる このボーダーライン 砂埃が舞う 砂利道の町で育ち いったいこの道は どこへと続くのか ここじゃないどこか 灰色の夢を見て ついに舗装された日に 未来を感じたこと 今いる場所は 生きてきたことの結果だと こんなはずじゃなかったと 人は言うけれど 誰もが世界と呼ぶ このブラックホールの中で 私は静かに目を閉じてゆくだろう 越えてきたはずの このボーダーライン 渡るのではなく ぼかしていけたなら 終わるのではなく 還ってゆくんだと 言い聞かせてみる このボーダーライン 越えてきたはずの このボーダーライン 渡るのではなく ぼかしていけたなら 乗り越えるのではなく くぐり抜けてるんだと 言い聞かせてみる このボーダーライン

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