日別アーカイブ: 2026年5月20日

その人生をどう生きるか

5月20日 水曜日 晴れ 高校生の頃、レッド・ツェッペリンには多大な影響を受けました。2枚組の傑作「フィジカル・グラフィティー」。これが一番好きだったかな。今でも好きだけど。ジミー・ペイジとジョン・ボーナムにはずいぶん夢中になったものです。福岡の中洲にあった映画館でみた「狂熱のライヴ The Song Remains the Same」が決定的。15歳だったわたくしはチェリーサンバーストのレスポールを手に入れることを固く決意しました。 百貨店「大丸」の地下にあった鹿鳴春という中華料理屋で働いて、グレコのEGF850ってやつを手に入れました。これが初めて自分の金で買ったエレキギター。 その頃、歌い手であるロバート・プラントには失礼ながらまったく興味がなく。ヴォーカル・ミュージックでもあるのに、歌をまったく聴いていないという失礼極まりない聴き方。認識としては「品のいいイアン・ギラン」みたいな。当時からハードロックが好きじゃなくて、レッド・ツェッペリンと一部のブラック・サバスがギリギリの線。これ以上うるさいと、もう聞けないというデッドラインでもありました。 高校在学中にジョン・ボーナムが亡くなり(1日中落ち込んでいたのをはっきりと覚えています)バンドは解散。その潔さもとっても好きだった。 それからの人生をどう生きるか。そのメッセージを受け取り続けてきたとも言えるのかな。あれだけの音楽を遺したバンドゆえ、それは困難なことだったと思うのです。でも、ジミー・ペイジは解散後、僕にとって「ほぼ」過去の人になってしまった。新しいものをほとんど生み出さなくなってしまったからです。 2000年を超えた頃から、ロバート・プラントの音楽への向き合い方がとても好きになってきたのです。逆転現象。今日はこれからクルマで京都に向かうので、長くは書けないから、自分で調べて欲しいんだけど、どれも傑作と呼ぶに等しい作品を残してくれています。 なにが素晴らしいって、そこには「それから」の彼の人生の歩みが「歌」として淡々と刻まれているからです。そこにとっても励まされる。過去の栄光になんて1ミリも頼っていない毅然とした姿に。 昔のようにハイトーンはまったく出ないのです。でも、実に味わい深い。この頃、ときどきツェッペリン時代の曲を今の解釈で演奏するんだけど、これがモーレツに素晴らしい。最新の演奏だけれど、ぜひ聴いてください。音の隙間とバンドの呼吸から風景を描いています。 僕はこのように生きたい。高潔な人生だと思います。今を生きるって、ほんとうに素晴らしい。 顔に深く刻まれた皺。それもまたじゅうぶんに歌なのです。       ここから先はぜひ、ご自分で探索してください。近年のロバート・プラントにハズレはありません。どう生きるべきなのか、あなたにインスピレーションをもたらしてくれると思います。僕はメッセンジャーだけど、教師でも導師もないのです。その、なんというか、自分で音楽を掘るという意志そのものがインスピレーションだと僕は思うのです。そして、そこにお金を落とすこともとても重要、かと。 ————— さて。今日はこれからクルマで京都、岡山、高松へ。そのあとトンボ帰りして、楽器車を運転してフェリーに乗って福岡へというなかなかに過酷な10日あまりの旅でございます。体調に気をつけて走り抜けたいと。各地でみんなに会えるのを楽しみにしています。 行ってきます!      

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