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山口洋 (HEATWAVE) SOLO TOUR 2026 "Mr.OUTSIDE"7/17(金) 釧路:喫茶ラルゴ7/20(月祝) 札幌:くう7/23(木) 小樽:裏小樽モンパルナス9/5 (土) 福岡:LIV LABO9/6(日) 熊本: Music Barドミナント10/10 (土) 金沢:メロメロポッチ10/12 (月祝) 長野:ネオンホール11/19 (木) 吉祥寺:STAR PINE'S CAFE
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Little Otaru 2026 - WALK LIKE Mr. OUTSIDE -7/23(木) 小樽 裏小樽モンパルナス
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The Yokohama Sessions / TOKIE X YAMAGUCHII X SHIINO9/30 (水) 京都:磔磔10/4 (日) 豊橋:HOUSE of CRAZY10/5 (月) 南青山:MANDALA
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HEATWAVE TOUR 2026 -Mr. OUTSIDE- Complete12/13(日) 京都:磔磔12/18(金) 福岡:BEAT STATION12/26(土) 東京:duo MUSIC EXCHANGE
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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
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月別アーカイブ: 6月 2026
Koh Kazama
6月30日 火曜日 曇り 昨年12/26のHWのライヴ@渋谷。オープニングでクラッシックギターを演奏してくれたKoh Kazama。 一年かけて、半分祖国でもある日本を北海道から沖縄の離島まで旅をして、おととい逗子で最終公演。なかなかスケジュールが合わなかったんだけれど、なんとか行けそうだったので、駆けつけました。 もとから痩せていたけれど、さらに贅肉が削ぎ落とされてシャープに。5キロ痩せたって、そんな脂肪は君にないはずだけど。笑。ひとことで言えば、それは旅の過酷さを物語っていた。 ツアーって一言で言うけれど。彼の場合、演奏できる場所をネットで探し、ネイティヴではない日本語で自ら交渉し、多くの場合は断られ、ようやくコンタクトが取れて開催が決まった場所へギターを抱えて出向いていく。僕も彼も決して社交的じゃないから、それがどれだけストレスフルなのかはわかってる。 でも、旅が彼の音楽を鍛えることはわかっていたから。すでに演奏はなんの問題もないんだから。 人々は超絶技巧を聴きにくるわけじゃない。音楽はサーカスじゃないし。 たとえば、ジョー・ストラマー。技術的に言えば、僕の方がギターを弾くのは上手い。でも、彼が「あの」テレキャスターでEmをかきむしったとき、涙が止まらなくなったことがある。それはEmに彼の人生と生き方そのものが乗り移っていたからだと思う。 人生は旅。だから、険しいのを承知で、彼には自分の旅をしてほしかった。用意されたものではなく、自分で切り拓く旅。アメリカ人でもなく日本人でもない。アメリカ人であり、日本人でもある彼が切り拓くオリジナルな旅。 昨日のMCで彼はこう語った。「アメリカにも、日本にもここだという居場所(home)はなかった。でも、旅を続けて、みなさんの前で演奏するこの場所こそがhomeだと思う」と。嬉しかったよ。音楽家はそうじゃなきゃな! 僕がデビューしたのは音楽バブルの末期。売れてもいない僕らのツアー先に迎えにくる車にはマッサージ機とカーテンがついていた。楽屋にはフルーツを剥くだけの女性がいた。違和感だらけだった。このままじゃ自分が壊れると思った。 だから、ひとりで旅に出た。そしてNYでKohに会った。あいつ3歳だったか、5歳だったか。笑。 もうひとつ。日本をくまなく旅してみることにした。僕の歌を聴きたい人がいるなら、どこにでも行くツアー、「歌の宅配便」。呼んでくれるのはイベンターじゃない。僕の歌を自分が暮らす町で聴きたい人たち。北海道から沖縄まで行った。日本は広かったし、いろんな人たちがいた。当時僕は全国放送のラジオをやっていたので、その模様を番組で伝えた。そうやって、オリジナルなネットワークが広がっていく。今や、洋服、靴、メガネ、器、農業、楽器、エトセトラ。その道のプロフェッショナルとこうやって繋がっている。 財産だと思う。 だから、心配だったけれど、敢えて手を出さなかった。自分で切り拓いてほしかったから。 Kohは風に吹かれて、雨に打たれて、人に揉まれて、優しくされて、さまざまな経験をして、タフになっていた。きっと今や日本中にともだちがいることだろう。それが君の財産だよ。 日本を離れる前に、最後に一本。ホールで演奏して、彼はアメリカに帰る。そのコンサート、僕は北海道にいるから参加できない。残念だけど。 Kohや僕みたいにこの国を旅する日本人はあまりいない。思ったよりぜんぜんデカいし、10キロ移動すれば文化は微妙に変化する。食べ物も言葉も変わる。実は多様性に富んでいて、四季は豊かで、自然はとても美しい。 きっと吸収したものを存分に表現してくれると思うのです。みんなもそこで知らなかったこの国の風景をKohのフィルターを通して発見してくれたら嬉しいです。 どうぞ、よろしく! チケットはこちらから。 この映像、わたくしがエンジニアを担当しております。 ついしん 本日21時から津軽のアップルウェーブ、齋藤浩の「I Wanna Rock!」に出演しています。 60代と70代、人生を語ります。ぜひ聴いてね。 アップルウェーブのHPから聴けます。(リアルタイムのみ)
流星
6月29日 月曜日 雨 美輪明宏さん。たぶん流星になられたんだと思う。僕にとってはデビット・ボウイと同じように。 だから居なくなった気がしないし、引き続き感謝しかない。愛をもって生きることの意味。今生、最後の言葉が「ありがとう」って。それは自分が思い描いていることとまるで同じだった。 3度お目にかかったことがある。 1回目。どこの局だか、なんの番組だか。まったく覚えていないけれど、美輪さんの次に僕がゲストでスタジオに入ることに。すれ違いざま「ごめんあそばせ」と発せられたのか。スタジオの中は妖気に満ちていて、空気の粒が光っていた。ほんとだよ。僕はふわふわしたまま、収録を終えて、なにを話したのかもまったく覚えていない。 2回目と3回目。僕が渋谷に住んでいたころ。きっと近くにお住まいだったのか、と。信号待ちでただならぬ気配を感じて、バックミラー(ルームミラー)を見たなら、後ろの車を美輪さんが運転してらして、ミラーごしに目があった(気がする)。勝手に受け取った言葉は「お元気?」。これが2回も。よく考えてみると、ルームミラーでそんなことが可能だろうか?でも、多少長年の記憶の中で盛られたとしても、はっきりと記憶しているし、車種も覚えてる。なかなか見かけないタイプのものだったから。 偶然のようで、まったくそうではなかったと思う。一瞬のことだけれど、宇宙を通じて、インスピレーションを授けられた。放っている光が尋常ではなかった。紆余曲折のその人生と首尾一貫していた平和を願うこころがその光源だったのだと思う。 決して群れず、決して日和らず、自分の道を往かなきゃ、と思う。
恥じらい
6月28日 日曜日 雨 群発する地震とか、降り止まない雨とか。人は自然に勝てないんだから、もっと謙虚になれって言われてるような気がします。 「応援グッズ」各地に届いてるようで、嬉しいっす。楽しんでください。 昨日、ようやく半年がかりのツアーが終わったような気持ちになったので、意を決してNo Regrets社、そして住んでる家を徹底的に掃除しました。丸一日かかったけど、気持ちよかったなぁ。掃除っていろんなグッズがあるけど、結局のところ、雑巾がけに尽きる気がします。バケツに水を張って、床に這いつくばってると、だんだん心も磨かれてくる。ツアーから帰るとなんでクルマやバイクを洗いたくなるのかって。あれはたぶん次のチャプターにいくための儀式なんだね。笑。あ、もちろんギターもピカピカにする。靴も。 掃除しながらなにを考えてたかって、なぜか「恥じらい」について。 大学は油絵科にいたので、ヌードデッサンってやつがあるのです。体験する前はドキドキするものです。でも、いざ始まってしまうとセクシュアルの「セ」の字もない。ブザーが鳴るとモデルさんがガウンを一気に脱ぐ。またブザーが鳴ると瞬時に着る。そこで学びました。「恥じらい」ってことの奥ゆかしさ。モデルさんはプロなので、そこも当然わかった上で行動してらっしゃる。 掃除中に「恥じらい」を考察しながら。いつだって自分が好きだったことは、一般的にいえば、ちょっと面倒くさい、わかりにくい、奥ゆかしいところにあるってこと。逆にいえば、その感覚がわかってくれる人がいたら、ものすごく楽。だって、語る必要がないんだもん。 絵を描くことから学んだのは「見切る」ってこと。同じ静物を2時間凝視したなら、反対側が見えます。dark side of the moon。これも今に生きてる。オレの親友が江戸川の河原にでっかいキャンパスを運んで、雲と水を描いてるんだけど、それって動いてるじゃんって。彼にとってはそういう問題じゃなくて、見てるというか、見てないというか。うまく説明できないけれど、そこがすごいし、猛烈にこころ打たれたのです。あいつ、すげーなぁ、と。 有名とか無名とか、ほんとうにくっだらない話で、それってマネージメントと野心の差だったりすることが多いのです。オレが好きな人は総じてこころに「恥じらい」がある。それ大事。 とかく描くことは「閃き」がなかった。だから、音楽に集中したんだけど、もう個人の愉しみとして描いてもいい気がします。そんな静かな時間、持てるといいなぁ。
To Our Beautiful Fans !!!!!
6月27日 土曜日 雨 昨日、降りしきる雨の中。 大量のTシャツとCD-Rたち。いつもの郵便局に持ち込んだなら、局員のみなさん、総出で助けてくれました。この小さな郵便局、歴史も古いんだけど、ほんとうに町のためにファンクションしていて、とても好きです。 たかが、一本の公演延期。書けばこれだけのことだけれど、なかなかに痺れる体験でした。 一報を聞いたのは磔磔公演の楽屋。その深夜の東京への帰り道、シャチョーは楽器車のハンドルを握りながら、スタッフと事後策をない知恵を絞って考える。中途、福岡と密に連絡しながら。静岡あたりでようやく解決策がまとまったところで、話に集中しすぎてガス欠の危機。笑。もうこれは高速を降りるしかないと決断して、ガソリンスタンドを進行方向に見つけたときの車内の盛り上がりはワールドカップを上回る。いやはや、ほんとうに危険な状態でした。 今回、日程が週末だったので、チケットの売れ行きも素晴らしかったのです。それゆえ、延期公演に来れない人もたくさんいる。今更キャンセルしたところで、ハコ代はかかる。ならば、シャチョーが福岡に飛んで、その日に「Mr. OUTSIDE」を全曲ソロで演奏し、チケットを持っている人には無料で楽しんでもらおう。なおかつ、インスタライヴで中継しよう(ハードル上げすぎ)。そのおかげで、今回のソロツアーの原型が生まれる。 なんとか延期日程は確保できたものの、今度はスタッフが見つからない。コンサートの激増により、テック(ローディー)の奪い合いが起きているのです。うちには熟練のテックたちが複数いるのですが、彼らはとっても優秀なので、大きな現場を任されていてスケジュールが押さえられない。デビューして37年。こんなに見つからなかったのは初めてかも。それでもPA照明チームは奇蹟的にスケジュールがOKだったゆえ、もはやテックなしで乗り切るしかないと腹を決めたところで、元うちのテックのTといつもピンチのときに助けてくれるYさんの参加が決定。とはいえ、常に僕らのステージをやっているわけではないので、彼らにとってもむっちゃハードルが高かったことはいうまでもなく。 なんとか、福岡の延期公演を終え、メンバー、スタッフを交えて全員で飲んだ酒の美味かったこと。笑。もうね。みんな元気がいちばんだから。ほんとうに。 さぁ。ここからは膨れ上がった赤字問題。 弱小No Regrets社。一発やらかすと、即致命的なダメージを負うことになります。常に崖っぷちゆえ。 スタッフと話し合いました。ここはもはや、ファンのみなさんに正直に伝えて、応援グッズで応援してもらおう、と。その流れで応援グッズが生まれました。ここは滅多に顔を出さない「シャチョーの顔出しTシャツ」だろとか、絶対に表にでないウルトラ秘蔵音源だろとか。最後にみなさんの応援がなければ「絶対に」開催できなかった福岡延期公演のPAアウトの音源を感謝の気持ちとして、応援してくれた全員に届けようと。よし、それで行こう。 たくさん応援してくれました。とってもとっても嬉しかった! そして、ここがいちばん大切なところ。みなさんの応援のおかげで、No Regrets社危機一髪、無事乗り切ることができました。応援ほんとうにありがとう!!! せっかくだからCD-Rとはいえ、ジャケットがないのは寂しいとか、ここはシャチョーの手紙を入れるべきだろとか。いつものようにエスカレート。笑。今週になって、ようやくすべてのグッズが届きました。せっかくのみなさんの応援を無駄にしないよう、ロスを出さないようにすべて受注生産にしたのです。 さて。全部揃ったから、梱包だ!でも、ここでも問題発生。シャチョーの一声で、全員にCD-Rを一枚増やしたので、発送のレギュレーションからはみ出てしまうのです。うーん。ここまで来たからには「ちゃんと」感謝を伝えたい。話し合って、TシャツとCD-Rを別送すること。それに合わせて資材を整え、マッハで作業。ふぅ。 それゆえ、別々に届きます。 そして無事、発送を終えました。これで昨年の12/26から続いたツアー、ようやく終わりました。次の目標に向かっていけます。 ほんとうはね。こんなこと軽々となにもなかったようなフリをして乗り越えていけるのがいいに決まってるんです。でも、実際はまったくそうじゃない。自分も若くないし、身体も変調する。でも、それでも前に進んでいく姿をドキュメントとして応援してくれる人たちに伝えるのがこの時代にロックンロールを続けることの意味かな、と。痩せ我慢ではなく、続けるのはタフ極まりないけど。それでも続ける価値がある、と僕は信じています。 クラウドファウンディング的なこと。そんな言葉もなかった2004年にアルバム「Land of Music」でやってみたのです。それは美しく完結したけれど、それは一回だから、よかったのだと。 今回の絶大なみなさんのサポート。ほんとうにありがとう。これも泣きの一回にします。次はない。 ほんとうにありがとう。気持ちはCD-Rに同封した手紙の中に書いてあります。ぜひ、読んでください。 台風で郵便屋さんも大変だと思うけれど、今日あたりから届き始めると思います。濡れてませんように! To Our Beautiful Fans !!!!!
絶賛梱包中
6月26日 木曜日 雨 朝、青森沖で地震。震源地を知って、背筋が凍る。六ヶ所村に原燃の巨大な再処理工場があるからだ。そこにどれだけの金が投下され、なにが行われているのか、電気を使っている以上、すべての日本人は知っていた方がいいと思う。 去年もバイクで函館から大間までフェリーで渡り、恐山を通って、六ヶ所の今を自分の目で見てきた。正門前でバイクを停め、じっと見ていたら、警備員がやってくる。そりゃそうだろう。不審者以外の何者でもないのだから。でも、こちらだって、法を侵していないのだから、ここにいる権利はある。 言いたいことは山のようにある。でも、今日は書かない。今日、なにもなくてほんとうに良かった。福島とはまた違うベクトルの巨大なニンゲンの欲が作り出した闇。取り返しがつかない闇。 青森にはたくさんともだちがいる。大好きな場所。四季を通じて表情豊かでとっても美しい。もしものことが起きたなら、とんでもないことになる。そして「もしも」が実際に起きたことを人々は忘れつつある。 こんな世界を次の世代に遺して、自分だけ一丁上がりで死んでいくのは卑怯にも程がある。だからやれることをいつだって全力でやるしかない。群れることなく、粛々と。 さらに、世界で同時多発的に地震が起きていたことを知る。ベネズエラ、心配だね。いったい地球はどうなってるんだか。。。 閑話休題。 1日中、No Regrets社で「HW応援グッズ」の梱包作業。ようやくプレス工場からCD-Rが届いた。届いたのはいいが、応援してくれた人全員に延期になった福岡公演のCD-Rをプレゼントすることしたせいで、運送フォーマットに収まらないことが判明。急遽、CD-Rは別送する決断をしたので、さらなるテンテコマイ。苦笑。でも、あの危機の中、応援してくれた人には感謝を伝えたいから、作業と送料が倍になっても、ちゃんと届けたい。あ、全員にわたくしからの手紙が入っております。 でも、なんとか明日にはすべてのものを発送できそうです。なわけで、TシャツとCD-Rは別の便で届きます。なるだけ同じタイミングで到着するように発送しますが、若干のラグはあるかもしれません。うまく行けば、今週末、遠方でも来週頭には届くと思います。楽しんでください! 彼はオレのヒーローです。
ワンダーランド
6月25日 木曜日 雨 この町に暮らして20年。どんどん風景が変わっていく。古いものは新しくしかならないって、書いたことがあるけど。この町もさもありなん。ジャパニーズはどうして古いものをたいせつにしないのか、僕にはわからない。地震が多いってのも理由のひとつだろうけど、アジア人の特質なのかもね。ヨーロッパなんて200年前と風景がほぼ変わらない。ちょっと羨ましい。祖父母と孫が風景を共有できること。 僕が育った福岡の町はもはや完膚なきまでに破壊されてしまった。ほんとうに悲しい。 昨日、インスタにアップしたけど、湘南の最後の砦、藤沢名店ビルと、ダイヤモンドビル。藤沢駅のすぐ隣にあるワンダーランド。 地下にはダミ声が響く魚屋と八百屋。けっして美味しいとは言えないけど、なぜか吸い込まれてしまうジジババに人気の中華の名店、いまどき全力でタバコを吸える喫茶店、楽器屋、本屋、エトセトラ。ビルの壁面には湘南の勇士、大島渚さんの巨大垂れ幕。これはコロナで町が落ち込んでいたときに、人々を元気にしようと始まったそう。昭和のダンディズムがあるんだよね。 このビルで買い物をすると、ほっとするのです。人っていいなぁ、と思う。猥雑だけど、人情がある。 ご多分に漏れず、駅前再開発で来年の夏には取り壊し。ブルータス、お前もか。。。 昨日、長谷川町子さん。戦後すぐに初声をあげ、作者が故人になっても、受け継がれていくのを見てきたから。なんだか、こころが苦しくなる。 アイルランドが素晴らしいのは、どんな小さな村にもパブがあるから。パブってPublicのパブ。そこで人々が交錯して、見たもの、聞いたことを語りあい、文化が芽生える。僕にとって名店ビルはパブだったから。。。 湘南に来たら、ぜひ立ち寄ってください。混雑してる江ノ島もいいけど、江ノ電に乗る前に、ちょっと名店ビルに寄ってみて。駅の反対側にはジュリアンっていう名のほぼ化石みたいな喫茶店もあるよ。 この町で取材を受けるときはまず「ジュリアン」か名店ビルの「海」で取材を開始。そのあと、古久屋にインタビュアーをお連れしてビールを飲む。みなさん町のホスピタリティーにノックアウトされます。ぜひ、やってみてね。 ついしん NO REGRETS社、「応援グッズ」を絶賛梱包中。本日、プレス工場からCD-Rが届く予定なので、それらを封入したら、発送を開始します。楽しみに待っていてください。
長谷川町子さん
6月24日 水曜日 晴れ ブラザーが長谷川町子美術館の館長さんと引き合わせてくれた。館長さん、81歳。とってもお元気、ウィットと含蓄に富まれていて、僕らは20年ぶんの目標が目の前に拓けた感じ。 サザエさんを知らない日本人はいないと思うけど、僕はテレビも見ないし、長谷川町子さんが福岡の出身だったことを今日まで知らない不勉強っぷり。埋め立てる前のももち浜でサザエさんを着想したこと(オレの「灯り」って曲と同じやん!)、田河水泡さんに認められて14歳で弟子に!父親が「のらくろ」を愛読してたから、ここもシンクロ。さらに館長さんは宗像大社のことを熱く語られるのだけど、オレ、宗像高校出身です。笑。サザエさんが夕刊フクニチ(福岡ローカルの夕刊紙、廃刊)に連載されていたこと。などなど。館長さんが語ってくれるサザエさんトリビアの面白さたるや。 サザエさんがなぜこれだけの長きに渡って支持されるのか。 高度成長期に核家族化して失われた、本来の日本の「家族」の姿があるからだと思う。ちゃぶ台を囲む大家族。かういう僕だって一度も経験したことがないけれど、そこに憧憬がある。そのあり方についてもう一度考えてみる素晴らしい機会だった。 4コマのオリジナルサザエさんとテレビのサザエさんはタッチがかなり異なる。その物語が長谷川さんが亡くなった後も有志によって、続いていることに驚愕するけれど、館内を巡ってみれば、オリジナルストーリーにそれだけのポテンシャルが秘められていることに納得する。 みんなも、ぜひ行ってみて。お土産コーナーも素晴らしい。思わず茶碗を買いました。なわけで、うちの茶碗は小鹿田焼、岡本太郎さん、そしてサザエさん。最高! 館長さんにご飯までご馳走になり。たくさん話を聞かせてもらいました。繰り返すけど、僕らは20年分の目標ができた感じ。僕はブラザーと館長さんを宗像大社にお連れしたく。実現するといいな! 同席したのは同世代のミュージシャンたち。みんなサザエさん育ち。笑。
検査終了
6月23日 火曜日 曇り クリニックにおけるすべての検査が昨日で終了。25年以上なんの検査もしていなかったので、その結果に怯えつつ、医療の進歩に驚きました。笑。 総じてすこぶる数値は良好。生まれつき性能がよろしくない心臓を労りつつ、これ以上機能が落ちないように、いい感じの負荷をかけつつ生きていくって感じでしょうか。コーヒーがNGになったのは辛いけど、まぁそのくらいはしょうがない。代わりにペリグリーノ(炭酸水)をガブ飲みしてます。でも、ほうじ茶とか、くろもじ茶、びわ茶。いろいろ飲んでみると、とても美味しい。NGになったおかげで開眼させてもらったってことにしよう。 加齢とともに塩分を控えるという人がほとんどだけど、僕みたいに塩分を摂らなきゃいけないってタイプがいるってことがそもそも目から鱗。水を飲んでも体液にはあまり代わらないとか、このタイプは熱中症になりやすいとか、そもそもどうしてコーヒーがNGかって、利尿効果で体液が減少してナトリウム、カリウム、マグネシウムが喪失され、僕の弱点を直撃するからだそうで。なので、酒は言うまでもなく。 自律神経がどれだけ心臓に影響してるかってことを知ったのも良かった。歯周病も。その細菌が僕の弱点に入ると、とんでもないことになるんだそうで。 言われるがままにすべての検査を受けてましたが、ドクターもジョークがわかる人でよかった。「あなたの人生なんで、身体に良くなかったとしても、それはあなたが決めてください」って。 とにもかくにも。僕の職種を理解してくれ、可能なかぎり薬を使わず、現状の心臓を維持できるように通院することになりました。なによりも、いちばん強力な援軍はどう考えてもイワシ!!!!!もうこれは食べるしかないね。笑。 昨日は運動検査もしたのです。センサーをつけたまま、ハムスターみたいにミルの上を走る。僕はランナーなので、密かに自信満々だったんだけど、15メッツくらいになると死ぬかと思いました。ドクターが1分ごとにスピードを上げていくんだけど。それによって運動と血圧と脈の関係を把握。血圧に問題はないけど、これまた弱点のおかげでハードな運動は「運動血圧」が上がりやすいことが判明。これからはランニングもジョギング、スノーボードもゆったりとってことすね。ハードな運動は引退です。 どうしてこんなことを赤裸々にって。誤解のないように。僕のことを知って欲しいわけじゃないのです。直感に従って生きてるので、普段、なんの検査もしません。医療も信じていない部分はたくさんある。でも今回の変調は直感が「病院に行け!」と言ったので、それに従った。ともだちにも頼って、良さげなクリニックを探して門を叩いた。違うと思ったら、即座に切り替えるつもりだったけど、ドクターが好きだった。結果、自分の現状と弱点とやるべきことが如実にわかった。これからは数値と体感と直感。それらを擦り合わせていけば、限りある自分という資源を最大に使うことができるか、と。 病院嫌いの病院通い。その人体実験の結果を役立ててくれたら嬉しい。そういう思いです。
みんなで聴く音楽
6月22日 月曜日 晴れ 過日、盛岡から仙台への移動日。 お世話になってたバーの片割れが念願の音楽バーを奥さんと開いた、と。 ガヤガヤしていない少しはずれたところにあって、真ん中にどえらいオーディオが鎮座していた。スピーカーはTANNOYで、それはオレが死ぬまでに買わなきゃと思ってるものだった(オレが欲しいのはもうちょっと安価だけど)。そこでアナログ盤を聴くと、芳醇すぎて言葉がなくなる。みんな黙って、ただ音楽を聴いている。ウッドベースが目の前で演奏してるような気がしてくる。美味しいウイスキーを飲みながら、ただ音楽を聴く。そして、選曲権は客にはない。それがいい。お客さんには来て欲しいけど、積極的には宣伝したくないって。好きだな、この店。だから店の名前も記さない。聞きたくもないのに流れてる音楽じゃないんだよ。ここはあくまでも音楽が主役。 2軒目。文化横丁にある40年来のともだちのバー。前の店に比べると嘘みたいに小さなコンポしかない。店主は仙台のクリッシー・ハインドと呼ばれた人で、ミニコンポの低音を思いっきりブーストして聴いてる。店主、81年のアルバム「The Pretenders」を流す。これ、高校2年のとき、ひと月ずっと聴いてた。だから、ほとんど自分の血肉。居合わせた全員で、一枚のアルバムを聴いてる。それがよかった。高校2年ってほぼ半世紀前だからね。 でも超絶カッコいいんだわ。半世紀前にこれに夢中になってた自分たちを褒めてやりたい。今更だけど、キンクスのカヴァーはニック・ロウのプロデュースだったことを知る。知った上で、聴いてみるとクリス・トーマスの音とぜんぜん違う。もはや手元になかったから、帰って速攻買い直した。でも、みんなで聴いてた方が楽しかったな。 そういえば。高校時代はお金なくてアルバムを買えないから、誰かがなにかを買うと、ともだちの家でこうやって聴いた。どうしても欲しいものはお金を貯めて買ったけれど、それまでは1日だけともだちから借りて自分でカセットに録音した。これにもグレードがあって、そんなに好きじゃないやつはノーマルカセットに、こりゃたくさん聞くに違いないってやつはフェリクロームのカセットに。レベルの入れ方はその頃から上手かった。それがテープコンプだって知ったのはレコーディングするようになってから。VUメーターには未だに愛着がある。 気に入ったレコードを買いにいくときは、福岡市天神、ジュークレコードまで往復20キロを歩いた。だってお金ないんだもん。買って帰った輸入盤はまず匂いを嗅いだ。笑。外国の匂いがするんだよ。 いつだったかアイルランドのともだちの家で。居合わせたみんなで、電気を消してラジオを聴いた。まるで戦後すぐ、みたいな雰囲気だったけど、とってもよかった。 みんなで聴くって行為。ヘッドフォンで一人で聴くのとは真逆だけど。とってもいい。機会があったら、やってみて。真ん中に音楽があって。芳醇。静かにやんわりとみんなと繋がる。 かくいうオレも、「Land of Music」ってバーを作ろうかと思ったことがある。コンセプトはまるで同じ。いい音楽だけが流れてる店。実現しなかったけど。 未だにオレはサブスク未聴。頑固だねぇ。てか、携帯で音楽を聴きたくないだけなんだけど。 そうそう、ニューアルバム「Mr. OUTSIDE」。7/1からサブスク解禁です。笑。最後にサブスクにするのってオレたちくらいだと思うけど、せめてもの反抗です。笑。 そのうちちゃんと伝えるけど、サブスクって利益配分はおおむねフェアです。問題はその料金。たとえば、昔CDシングルって2曲で800円くらいだったわけで。それが今、聞き放題で1000円くらいか。フェアに配分したって、1曲あたりの値段がこれだけ違うわけだから。どーにもならない。音楽はライヴに来てもらうための餌でしかなくなり、作品という名前は死につつあり。コンサートでも儲からないから、グッズを売るしかなく。この仕事に未来はない。 毎月振り込まれるサブスクからのお金って、そうだな。これだけアルバムを出していて、野菜炒め定食(どんな例えだよ)数回食べれるくらいじゃないかな。ははは。生きていけないってば。 でもまぁ。いつだってピンチってのはチャンスだから。毎日、虎視眈々と考えてます。やられ放題で野垂れ死にするつもりはありません。 どうしてって、音楽って僕にとってはプレシャスなものだし、頭の中で再生される「イージーライダー」は永遠だからです。 ロックンロール。って生き方の話だよ。
演じること
6月21日 日曜日 雨 昔、NHKのドラマの主役をやらされそうになったことがある。抜擢ってやつか。 役者をやるつもりなんて1ミリもないし、第一それは役者に失礼すぎるから、全力で回避した。動物病院を嫌がるイヌみたいに。笑。でも、事務所もレコード会社も千載一遇のプロモーションのチャンスなわけで。 「オレは小学校一年の劇でサルカニ合戦の石のつぶての役だった。セリフはぴゅーーーーーんだけ。子供のころから演じることが死ぬほど苦手だったんだから、んなこと死んでもやりたくない」。こう駄々をこねてようやく断った。ふぅ。 人生には転機ってものがあって、これも確かにひとつの転機ではあっただろう。でも、その決断は間違っていなかったと思う。結果、ともだちの某アーティストがその役をやってくれることになり、この件に関しては未だ彼に借りを感じてる。 キャパでいうところの渋谷公会堂(死語か)くらいまでは生身のニンゲンでいける。でもそれ以上になるとモニターだったり、演じることが必要になる。そうなると、僕にとっての音楽ではなくなる。ドームの花道を走りながら演奏したいと思ったことは一度もない。実際、HW@東京ドーム。ステージは両幅100メートルあったけれど、僕らは真ん中の数メートルに集まって生音で演奏した。スクリーンに映るドデカい自分の顔を見て、なんだか不思議な気分だった。経験としてはよかったけど、ここでちゃんと音楽をやるのは難しい。 演じる人は歌っていても演じる。尊重するけど、僕は好きじゃない。一回演じてしまうと歌うことも演技になるから。 ざっと見渡して、役者の友人は少ない。なんだか飲んでいても、なかなか分かり合えない。不思議だけど。にくらべて、写真家は秒で友人になれることが多い。なんでだろうね。 役者は役者。餅屋は餅屋。お互い不可侵だと思う。そのくらいやっていることは違う。 東京ドームの対極にあるのが、僕が小さな町でやっているような30人を前にしてやるようなステージ。これは違った意味でどえらく難しい。特殊効果ゼロ。照明が暗くなることもないから逃げ場所もない。自分が特殊効果になるしかないから、あらゆる引き出しを使ってなんとかしようとすることで、自分を成長させてもらえるのかな。 どっちがいいとか、悪いとか、そんな問題じゃなくてね。どちらも尊重されるべき。 ローリングストーンズを2000人くらいのキャパで体験できるのなら、30万でも払うけど、ドームはもういいかな。って90年に一回体験しただけだけど。大好きなチャーリーをモニターで見ているのは悲しかった。見る方としても、巨大な会場でこころが動かされたことはない。良し悪しじゃなくて、感受性の問題だと思う。フェスからこころが離れていくのも似た理由。あれはショーケースで、コンサートではない。 まぁ、世間的に言えば、相変わらずの面倒くさいやつなんだろうけど、やりたくないことはやりたくない。ただ、それだけ。 ———————— HW応援グッズ。来週末には発送できるようNO REGRETS社で梱包作業に取りかかりました。楽しみに待っていてください。ありがとう!