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尻羽岬

8月6日 木曜日 晴れ 毎年この日になると思い出す、忘れられない光景。何度も何度も書いてきたから、もう繰り返しません。生涯胸に刻まれる光景って、財産なんだとこの頃思うのです。無意識のうちに行動原理になってくれるから。殺人のための道具と行動の一切を僕は肯定しません。 だいたい80年周期で世界が不穏になっていくのは「経験」が受け継がれず、死滅するからではないか、と。僕は父親のこころの深いところにある「戦争の瑕」を幼い頃からなぜか理解していました。それに苦しんでアル中になっていく父親を見ているのは辛かったけれど、逆に考えるなら、おかしくならない方がおかしいわけで。彼ほど繊細ではなく、頭もキレなかった僕は代わりにタフに生きようと決意する力を与えてくれたんだ、と今となっては思うのです。 すっかり彼より歳上になった僕は、彼の無念とともに生きています。それは決してネガティヴな意味ではなく、どう豊かにその感情を世界にフィードさせるのか。僕が生かされている理由のひとつです。 尻羽岬(シレパミサキ)って知ってますか?無性にそこに行きたくて仕方がないのです。なので、そう遠くないうちに行くと思います。道東の岬がなんでこんなに自分を惹きつけるのかわからないけれど、かつて「I’m so hungry / angry」と描いたように、血の中に流れるなにかが確かにそれを求めるのです。 なにもないけど、なにもかもがある。なにもかもがあるけど、なにもない。Land’s End。 ラッコにこころを持っていかれるのは。壮絶な環境にいるのに、それを楽しんでいるように見えるからだと思います。そのフィールが忘れられなくて、ラッコのぬいぐるみを買いました。笑。   (what’s so funny ’bout) PEACE LOVE & UNDERSTANDING        

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