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Drive My Car

8月12日 水曜日 台風一過 旅先にて、ほぼ100%の確率でクルマをなにに換えたのか訊かれるのです。 前のクルマの見事な壊れっぷりをインスタとblogに載せたからだと思うけど、伝えることでもないかと。でも、それだけ興味を持たれるってことは伝えることにも意味あるのかな、と。僕の選択はまったく人の役にたたないと思うんで、そのあたりは反面教師として受け取ってくれれば. 前のクルマが壊れて、ひとつきくらい新車のファミリーカーを借りてたんです。保険で。これがね、びっくりするくらいよく出来ていて、あらゆる意味に於いて、非の打ちどころがない。100点!でも、まったく乗りたいという気持ちが湧いてこない。運転したいって欲望に結びつかないのです。 懇意にしてもらっているクルマ屋さんがこう言いました。「このままだとヒロシさん、萎れます」。確かに。もうクルマはいいかな、なんて考え始めてた。 旅先の新潟でぶっ壊れたクルマを横浜の専門店までレッカーしてもらったのです。事故の検証のためにも。そしたら、選ぶまでもなく、店のショールームに燦然と輝くBMW M2が鎮座。だいたいこんな感じで、僕の場合いつも向こうからやってくるのです。ほんとだよ。まったく選んでないんだもん。 ここ四半世紀の変遷はこんな感じ。 2000年 オペル アストラワゴン 初めての新車。楽器もだけど、いつだってハッチを開けたら犬とどこまでも行けるのが素晴らしかった。10年で20万キロくらい乗って廃車に。ドイツのクルマは自分に合ってた。福岡のヤナセで買って運んでもらったので、渋谷に住んでるのに福岡ナンバー。その異邦人感も好きだった。 2010年 BMW 335i touring あらためてドイツ車に目覚めて、BMWに乗ろうと。4気筒のワゴンを買おうとしたら、元レーシングドライバーの兄貴分にこう言われたのです。「どうせ乗るなら直列6気筒にしな」。探したら、湘南BMWに僕を待ってるように鎮座してた。これはね、ほんとうに素晴らしいクルマで、エンジン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた直列6気筒パラレルツインターボ306馬力のエンジンを搭載。なにが素晴らしいって、クルマとしてのバランス。50対50の重量バランスはいうまでもなく。走る、曲がる、止まるというクルマの基本性能を愚直なまでに追求した情熱が結実。その頃、ソロのツアーは自分で運転していたので、北海道から九州まで。ほんとに移動が楽しかった。いいクルマってハンドルを両手で握りたくなる。路上の小石を踏んでもわかるフィール、狙ったラインをいかなるときも描ける運動性能。20万キロ走ってさすがにヨレてきたので、手放した。車内にMY LIFE IS MY MESSAGEのステッカーを貼ってた縁で次のオーナーから連絡あり。笑。いいクルマだから、元気に走ってくれてたらいいな。 2017年 BMW X6M 冬になると雪山に行く。ものすごく雪深いところまで。どうせなら、どこにでも行けて、安全なものをと振り切ってX6M。初めてのM。M社のクルマはBMWとは別次元。V8、4400cc、555馬力。これは完全なオーバースペックで、日本にこの性能を活かせる道はなかった。燃費は最悪、そして本気で踏んだら恐ろしく速い。その速さも335iの洗練されたものではなく、暴力的。正直、それは好きにはなれなかった。性格の悪いシャチに乗ってるような感覚。車格は最大級にデカく、おまけに左ハンドルだったので取り回しも面倒。世田谷あたりは本気で走りたくなかった。結論V8は好きじゃない。ただ、雪道の走行性能は素晴らしく、どんなに険しい道も安全に走ってくれたことには感謝。雪道を走った後はきちんと洗っていたけれど、塩カルの影響か、下回りは錆びているから対策しましょうと、専門店に言われた直後の事故だった。未だに原因はわからないけど、高速で壊れて安全に停止するまでの7秒間は未だにスローモーションで思いだせる。14万キロで廃車。 2026年 BMW M2 たぶん、自分にとって最高のクルマがあるとするなら、M3だと思う。実際に兄貴分が外国で乗ってたM3をインポートしようと思ったこともある。でもX6Mに乗って思った。車格は大事。目もずいぶんボロくなってきたから、M2くらいの大きさがベストではないか、と。おそらく最後の直列6気筒。DCT(ダブルクラッチ)。奇数ギアのとき偶数ギアは繋がっていてスタンバイしてる。知らない人が見たら、ちょっとヤンチャなBMWにしか見えないところもいい。運転してみて驚いた。その完成度。ぜんぜん疲れないし、人馬一体感マキシマム。トラクションコントロールを外したら、クルマが巻きおこすあらゆる物理的現象を体感できる。走る、曲がる、止まる、滑る、加速する、避ける、エトセトラ。問題はギターが1本しか乗らないことと、雪山にハイパワーのFRで行くのは危険すぎること。でも、そういうときは家人のかわいい4WDを借りることに。あ、最新のM2はインパネがiPadみたいなので、ぜったい乗りません。ひとつ前のやつです。F87。メーターは針じゃなきゃ。だって、モニターがブラックアウトしたら、なにもかもThe Endだよ?   こんな感じです。たぶん、M2が終のクルマで、最後は軽トラになるんじゃないかな。笑。古いポルシェを山の家のガレージでコツコツ直しながら乗るって夢は果たせそうにありません。2000年以前にもクルマに乗っていたけど(デビューして10数年はほんとにビンボーで楽器車しか乗ったことがない)、忘れられないのはVWビートル。ポルシェに乗りたかったのはフラットエンジンが忘れられなかったからです。軽トラかビートルか。それもアリだなぁ。 BMW、特にMなんかに乗っていると微妙に反感を買います。でも、それもまた自分を鍛えるのにはちょうどいい。僕もBMWに乗るまではいいイメージ持っていませんでした。でも、それはクルマが悪いんじゃない。どう乗るかってことが問題なだけで。好きなら、他人がどう思おうが知ったことじゃない。ガレージにM2と家人のクルマ、それにハーレーにヴェスパ。頭悪そう。笑。でも、そんなこと気にする必要なし。自分の人生なんだもん。 今年はクルマが壊れ、コンピュータが壊れ。そんな時期なんだと受け止めています。Macは巨大データをどう管理するかって前の段階。外付けのハードディスクにデータを戻すところまで来ました。これがまた簡単に認識してくれるとは限らない。深く考えずにやってしまうと、業界がフォーマットを変えた時点で対応できなくなる。そういう事態はもう避けたいのです。デスクトップに350GB、写真と映像650GB、音楽270GB。ほんとにもう。苦笑。敢えて内蔵SSDを1TBと小さくしたのは、そうしないと結局内蔵のものにぜんぶ格納しちゃうからです。それって、トラブったら同じことになる。笑。めんどくさいけど、やるしかない。 1日のやることを終えて、静かに絵を描いてる夜の時間が至福です。 長くなりました。ためにならないblog、ま、それもいいか。スタジオにお返しします。夕食万歳でした。(←長谷川さんの口癖)ところでようやくハートランドに還ろうとしたら台風が来てます。もちろんバイクで帰るので、船が欠航したたお手上げです。それもまた人生。    

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