月別アーカイブ: 10月 2026

Bull Skull

10月8日 木曜日 晴れ 辻仁成さんの導きで絵筆を再び握って2ヶ月くらいか。 話を聞いた翌日に画材屋に行って買ったのは、5Bの鉛筆とGペン、そしてスケッチブック2冊。この2冊を描き終える頃には自分がなにを描きたいのかわかるのかな、と。敢えて油絵の具は買わなかったのです。 なぜGペンって、小学生のころ漫画を描いていたからです。そしてホルベインの水彩絵の具は持っていたから。なんとなく、この組み合わせでいくか、と。鉛筆で軽く下書きをして、Gペンで描き、水彩で軽く色をつける。そんな感じです。 いろいろ描いてみました。面白かったのは祖父の版画を模写したこと。70年くらいの時空を超えてスピリットがプリントされること。ついでに(失礼)父や母も描いてみた。なんだか血統ってものが浮かび上がってくる不思議な感覚。 たどり着いたのは「Bull Skull」。きっかけはアイルランドで撮影した自分の写真でした。ロッキンなSkullにはなんの興味もないけれど、牛の頭蓋骨が単純に造形としてとても美しいから。画学生のときもさんざん描いたのです。でも、美しいとは思わなかった。ふと、気づいた。ジョージア・オキーフじゃん。彼女が砂漠の真ん中でそれを描き続けた理由がなんとなく、だけど今ならわかります。 この2週間くらい、飽きずにそれを描き続けています。 骨格って本質なんだと思う。肉付きによって不明になるけど、見る人が見ればきっとわかる。化粧しても整形しても拭えない本質、みたいなものが骨格にはある。精神の骨格みたいなものも頭蓋は内包してる。 動物のは特に美しい。自分の次の作品のキーヴィジュアルのようなものが見えてきた感じがあります。ヴィジュアルから見えてくるのは久しぶりで(音楽ではなくね)これは絵のおかげかな。 オレにギターを教えてくれた親友の画家、三郎くん。飼ってた犬が死んだので庭に埋めたのです。数十年経過して彼の家に行ったら、小さな美しい頭蓋が玄関に置いてある。「これ、なんだと思う?」。まさかのあの犬。笑。なんと悪趣味な、とそのとき思ったけど。今はその気持ちがわからないじゃない。どうしても、見てみたくなったんだろうな、と。道を追求する彼ならではの行動。 頭蓋はEmptyなんだけど、描いていくと満たされていく不思議な感覚があります。 かえすがえすも辻さんに感謝です。1枚でわかるから見せてって連絡が来たからお見せしたときは「ネコ」の絵。笑。Bull Skullです!って今なら言うんだけどな。 みんなも「やろうと思っていること」を先延ばしにせず、今やってみてください。いくつになっても目は開くから。   えっと。にゃんと南青山MANDALAがPAミキサーを入れ替えて、マルチで録音してくれていたのです。これはミックスしろってことだな、と。ちょいと取り掛かりました。すべてを録りきれてるわけではないので、いい音にするのは難しいんだけれど、それでも記録されてるものはなかなかとんでもなかった。空いてる時間にミックスして、まずはメンバーに聞いていただこう、と。気長に愉しみにしていてください。 長田さんが歌っていた「OLD LADY LAKE」って佐藤奈々子さんの曲だと思います。ミックスしてみて、ほんとうに曲と演奏が素晴らしかった。円熟のオルタナティブ。「アメリカのアリゾナ」って詩がものすごくて。書かれたのはたぶん、陽水さん。曲は長田さん。歌詞カードみたわけじゃないけど、オレが聞き取った一節。 あぁ 銀行から見捨てられ 恋人には裏切られ 友達から金を借り 来週には旅に出る あぁ 占いでは下降線 迷信まで最悪で 教会では呪われて 警察には追われてる アメリカのアリゾナ アメリカのアリゾナ 特にサソリが 髪のカールに絡むわけじゃないけど   書けねぇ。すごいな。。。特に最後の部分。 じゃ、もう1曲。長田さんが歌っていた曲。       … 続きを読む →

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燃えカス

10月7日 水曜日 曇り 久しぶりの燃えカス。そして耳鳴り。でも、幸せなことかもね。 まずは寝ました。それ大事。 さて、切り替えて。今週末はソロで旅に出ます。大好きな金沢と長野。昨日までやっていたバンドの反動で、今度はひとつひとつの音をリリカルに紡げたらと思っています。 10/10(土) 金沢 メロメロポッチ 10/15(月祝) 長野 ネオンホール みんなに会えるのを愉しみにしています。ソロのツアーはね、特に小さな町に行くと、「生存確認感」が強まってきています。てか、ほんとうに会えなくなる人が増えていく。自然の摂理だから、仕方がないんだけど。空白の時間に起きたこと、それを中空の風景から感じとって、これからの一年に役立ててくれたら嬉しいです。 ほんとはね。やっぱりバイクで旅したい。そのくらいのスピードがいいな。豊橋は「のぞみ」が停まらないので、ホームでパンを食べながら行き交う「のぞみ」を眺めてたんです。あのね。速い。速すぎる。定点から見つめるとぞっとします。そんなに急いでどこに行くんだろう。 かつてどこかに書いたけど。 ボ・ガンボスのどんと氏と。できたての「のぞみ」に乗っていたら、彼がこう言いました。 「この乗り物は速すぎる。ニンゲンは単位時間あたりに移動していい距離ってもんがある」と。あれだけ生き急いだ人物がそう感じるんだから。僕もまた同感です。今年、釧路に行って思ったのは。ひたすらに遠い。それゆえに良い意味で「隔絶」されている。だから、文化と個性が色濃く残る。じゃないと、日本中がペカペカの街になると思うのです。 もう生きてないけど。リニアモーターカーなんてほんとうに必要なのか?って。 ロックンロールは人力ってところが好き。だってね。TYSセッション見てくれたらわかると思うけど。みんなの楽器が古い。どんなに技術が発展しても、エレクトリックギターの始祖鳥である60年前に作られたものを超えることができないのです。ほんとだよ。今のフェンダーやギブソンなんて、アパレルだもん。迷走してる。生き残るためにCEOが違う世界からやってきて、伝統を変えてファッション化していく。そうそうハーレーもね。 勢い、僕らがつきあうのは個人のリペアマンになる。だって技術すごいんだもん。彼もおとといライヴに来てくれて。いい音出てるのが、とっても嬉しかったってさ。 そんなリレーションを大切にしていきます。オレはそれがいい。     長田さんが「今歌っておきたい曲、と。わたくし、意訳しておきました。 Isn’t it a Pity 悲しくはないかい? 情けなくはないかい? 互いに傷つけて 互いに苦しめて 互いに奪いあって 互いに嘘をついて 悲しくはないかい? 情けなくはないかい? 時間がかかることもある どう説明しようかな 僕ら みんなが同じニンゲンだってこと 知ってるはずなのに 溢れる涙のせいで 美しいものが見えないなんて 悲しくはないかい? 情けなくはないかい? 悲しくはないかい? 情けなくはないかい? 互いに傷つけて 互いに苦しめて 互いに奪いあって 与えることを忘れて … 続きを読む →

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TYSセッション、南青山にて

10月6日 火曜日 晴れ 始まってしまえばあっという間に最終日。南青山にて。 減衰していく音のひとつひとつがとっても愛おしかった。たった3本だったけれど、それぞれの個性と特性が見事に調和、そして大人の破綻をしていたし。 素晴らしいから続けたいけれど、正直サポートしてくれた会社があったから成り立ったツアーだったし、マネージメントがないから自分がやってみたけれど、電卓ミュージシャンに向いてないことだけははっきりとわかった。ほんとうにびっくりするくらいまるで才能がなかった。父親は数学者なのに、息子はからきし、お金の計算が苦手。笑。 新しいものは古くしかならず、積み上げてきた文化は企業の論理の元に、なかったものにされる。それに抵抗するには、いくらなんでも、もう少し組織的にやらないと続けられないってことがよくわかった。ここから先は共闘、あるいは協賛してくれる仲間を増やさなければ。 でも、見てくれた人はわかると思う。音楽にどれだけの力があるか。能力とヴィジョンのあるミュージシャンが本気になれば、どれだけのヴァイブレーションが起こせるのか。 そしてこころあるハコがなければ、それを演奏する場所さえないってこと。磔磔、ハウスオブクレイジー、南青山MANDALA。それぞれの場所が僕らにとってどんな場所なのか、覚えておいてくれると嬉しい。 来てくれてほんとうにありがとう。よかったら、感想を聞かせてください。どう体制を整えたらいいのか、参考にしたいので。みんなに響いていたら、続けるにはどうしたらいいのか考えてみたいのです。 長田さんの50年代のネックと60年代のボディーが合わさったストラトキャスター、TOKIEの64年のジャズベース、椎野さんの60年代のラディック、オレの58年のレスポールJr、そして全員50年代、60年代生まれ。それをヴィンテージと呼ぶか、初老と呼ぶか、夢老い人と呼ぶか。 バンドの名前、考えよう。 そうそう。サムズアップのスタッフが来てくれてね。実に晴れやかな顔をしていて、嬉しかった。報告まで。笑。 オフィシャル先行受付中!!!!! ーー HEATWAVE TOUR 2026 -Mr.OUTSIDE- Complete 12/13(日) 京都 磔磔 12/18(金) 福岡 BEAT STATION 12/26(土) 東京 duo MUSIC EXCHANGE オフィシャル先行 受付期間:2026/10/03(土)12:00〜10/15(木)23:59 受付URL:https://eplus.jp/heatwave-of/

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TYSセッション、豊橋にて

10月5日 月曜日 曇り 失礼を承知で書くけど、豊橋にはヤンチャな人物が多い。無駄に骨抜きにされたニンゲンが多いこの世界で、ヤンキーや輩は必要悪じゃないか、と思うこともある。 そんな町のアーケードにハウス・オブ・クレイジーはある。読んで字の如し。でも、クレイジーに込められたオーナーの音楽への愛と情熱はこの30年の歴史でじゅうじゅうに理解している(つもり)。だからこそ、このハコに全ての機材を運び込んで「本気」で大人が音を鳴らすのは困難も伴ったけれど、サムズアップで生まれたセッションとしてはやりがいしかなかった。 小さなハコに満員のオーディエンス。 やりたかったことはこころおきなくやれた(と思う)。あとは決して安くはないチケットを買って足を運んでくれた人の胸の中にあるものに委ねたい。 豊橋、ほんとうにありがとう。 今日は町の祭りと丸かぶりで。それがまた巨大な爆竹をニンゲンが生身で抱えて打ち上げるという、実に豊橋チックな祭り。危険度マキシマム。ひねり度ゼロ。笑 それもまた、とってもよかった。 僕らの祭りを豊橋でやれるのはひょっとして、人生で最後だった(かも)しれないけれど、輩たちの祭りに負けないくらいのロックンロール爆竹は鳴らせたんじゃないかな。 繰り返すけど、ほんとうにありがとう。 さぁ、今日は最終日。南青山にて。迷わず来てください。 オフィシャル先行受付中!!!!! ーー HEATWAVE TOUR 2026 -Mr.OUTSIDE- Complete 12/13(日) 京都 磔磔 12/18(金) 福岡 BEAT STATION 12/26(土) 東京 duo MUSIC EXCHANGE オフィシャル先行 受付期間:2026/10/03(土)12:00〜10/15(木)23:59 受付URL:https://eplus.jp/heatwave-of/

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豊橋へ

10月4日 日曜日 晴れ さて。TYSセッション、今日は豊橋へ向かいます。 豊橋のハウスオブクレイジー。この町に欠かせないハコも30年の歴史を誇ります。さんざんお世話になってきたので、今回どうしてもここでやりたかったのです。やるからにはSOLD OUTにしたかったのです。決して大きなハコではありません。でも、いい大人たちがギュウギュウになって(もちろん椅子は用意します。一部立ち見になってしまいますが)、PAからの爆音ではなく、バンドの生音を浴びる。僕はそんなライヴが好きなんです。 オーナーがニューオーリンズが大好きなんです。僕もニューオーリンズでの本物のジャズ体験が人生を変えたと言ってもいいのです。メインストリートであるバーボンストリートではなく、退役ジャズマンが生音で演奏してるちょっと外れたところにある名門クラブ。素晴らしかったんです。 そんな想いをようやく豊橋に届けられるのが嬉しいです。今日は大人気なくやります。全部出し切ります。愉しみにしていてください。 あちこちから告知のお願いがきているのですが、さすがに3日続けてはお腹いっぱいすぎるので、自粛します。笑。 では、豊橋で会えるみなさん、よろしくね。今日は長いけど、遠征組も帰れる時間には終わるので安心してください。オレは時計を見ながらやります。磔磔もそうだったんだけどね。笑。   ——————–   オフィシャル先行受付中!!!!! ーー HEATWAVE TOUR 2026 -Mr.OUTSIDE- Complete 12/13(日) 京都 磔磔 12/18(金) 福岡 BEAT STATION 12/26(土) 東京 duo MUSIC EXCHANGE オフィシャル先行 受付期間:2026/10/03(土)12:00〜10/15(木)23:59 受付URL:https://eplus.jp/heatwave-of/

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HEATWAVE TOUR 2026 -Mr.OUTSIDE- Complete、オフィシャル先行本日よりスタート!

10月3日 土曜日 晴れ 連日告知続きですいません! えっと、ます昨日の告知ですが。思ったより反響少ないので、ほんとに伝わったのかちょっと不安。。。うちのX担当者(僕はインスタ担当で、Xは関わっていません)がアップした情報を偶然見かけて、理解してないやん、と一旦投稿は削除してもらいました。身内でこれかい! 情報が過度に飛び交うこの時代。伝えたいこと、本質を伝えることは、だんだん難しくなってきています。 なので、昨日の僕の告知、今一度読んでもらえたら嬉しいです。できれば、リアクションもね。どうしてこんなことをやるかって、きっと体験してくれたら「そういうことだったのか!」ってわかってもらえると思うからです。中空にそれぞれの32年が浮かぶはずなんです。 サムズアップのことも。ずっと伝えてきたと思います。僕らが磔磔でその想いを伝えていた頃、閉店当日のサムズアップはものすごいことになっていたそうです。それでも、僕は言いたい。存在しているときに、サポートして欲しいんです。たいへんなときに支えてあげてほしい。失ったものはもう元には戻らないんです。 その想いを継いだTYSセッション、明日の豊橋はSOLD OUTですが、南青山公演は残席あります。伝えるのはほんとうに難しい。このセッション、そもそも、もうやれる場所がないんです。今回も強力にサポートしてくれる会社と忙しい中足を運んでくれた人々のおかげで開催できただけで、次はまるで未定なんです。 でも、町と音楽とハコとオーディエンスと日々。 たいせつだと思うんです。ぜひ、来てください。 —————————— そんな中、更なる告知です。 2026年を締めくくるHWツアー。「Mr. OUTSIDE- Complete」と題して、アルバム「Mr. OUTSIDE」から全面的にお届けします。これを終えたら、バンドは次の世界に船出します。ぜひ、体験してください。 本日、このblogがアップされた時点で、オフィシャル先行開始です。 HWは本丸です。来年は48年目。でも、バンドも明日があるとはまったく思っていません。行けるところまで行く覚悟です。悲壮感?それはありません。だって、ロックンロールをやるってそういうことだからです。 よろしくお願いします!!! ●オフィシャル先行 受付期間:2026/10/03(土)12:00~10/15(木)23:59 受付URL:https://eplus.jp/heatwave-of/ HEATWAVE TOUR 2026 -Mr.OUTSIDE- Complete ▼京都公演 日時:2026/12/13(日) 17:30/18:30 会場:京都 磔磔 料金:前売 7,000円(税込)/ 当日 7,500円(税込)※ドリンク代別 席種:全自由(整理番号付き) お問い合わせ:京都 磔磔 075-351-1321 http://www.geisya.or.jp/~takutaku/ … 続きを読む →

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32年の時空を超えて「帰ってきた歌の宅配便 in 横浜」

10月2日 金曜日 晴れ 今日のblogは長いです。笑。32年の時空を超えるので。でも、なかなかにプレシャスなことなので、ぜひ読んでください。 90年にデビューして、音楽業界にまったく馴染めず、NYをはじめとして国外に逃亡することで、なんとか息をしていたわたくしですが、このままじゃ窒息死する、と。僕の歌を必要としてくれるなら、全国どこへでもでかけていく「歌の宅配便」という企画を立ち上げました。 なんだかんだで、10年くらいはやっていたと思います。北海道から沖縄まで。深夜のラジオ番組を担当していたことも合わせて、その時の経験が今の僕の一部を確実に形作ってくれています。それぞれに忘れられないことがあるのですが、94年に訪れた信州大学の農学部はかなり強烈でした。 バンカラの気質が色濃く残っていて、あっという間にともだちになって、いろんなアホを一緒にやりました。火を囲んで歌い踊ったり、女子学生が僕のために某動物を丸焼きにしてくれたり(実話)、ワンドリンク付きが搾りたての牛乳だったり、あいつどーしたん?と訊ねたら「天津に天津飯があるのかどうか確かめに行きました」と言われたり、バイクに2ケツして山の湧水でコーヒーを飲みに行ったり、学園祭のHWコピーバンドに「新入生の内山田」と称して覆面で乱入したり、あまりにも学生がビンボーなので僕のステージ衣装を大量に送ったら、次に会ったとき、みんなそれを着ていたり。エトセトラ。 あの愉快な学生たちも、卒業してあちこちに散っていきました。 そのうちの一人、不肖の弟分、トミーは旭川で高校教師をやっています。そんな縁で女子校時代(今は共学)に全校生徒の前で歌ったこともあります。毎年、北海道をバイクで訪れるたび、僕はトミーの生存確認をしに行って、酒を酌み交わします。 数年前、モノ持ちのいい、思い出大好きトミーにある映像を見せられました。 自分の過去は滅多なことじゃ見ないのです。興味ないし。でも、トミーが観ろとしつこい。ずいぶん酔っ払ったあと、渋々承諾して、二人して観たのです。 それは1994年に「歌の宅配便」で伊那にある信州大学農学部を訪れたドキュメンタリーでした。上智大学の女子学生2人がゼミの作品として創ったものだそうで、ライヴのドキュメントも含め、20代の山口洋のインタビューも収録されていました。ここまで昔のものになると、もはや、映っているのはオレじゃない、と認識できるので、直視できましたが。笑。 まぁ、面白い。上智では誰も知らないのに、伊那では知られてるとか。山口洋が言ってることが笑っちゃうくらいに1ミリも変わってない、とか。(それって、オレが進歩してないってことなのか?笑) 見事に空白の30年が中空に甦ったのです。まぁ、言ってはなんですが、学生の作品ゆえの拙さはあるけれど、見事に「本質」が映っていることに感銘を受けました。 瞬時に閃きました。これyoutubeにアップした方がいい、と。そんな縁で、製作者に連絡を取ったなら、とんとん拍子に、この時代だからこそ敢えて「映画館」で、なおかつそのあと、当時の曲順通りにライヴで演奏するってアイデアが生まれたのです。 題して「帰ってきた歌の宅配便 in 横浜」 。 製作者の一人は横浜のダウンタウンでアーティストとして、町と濃密に関わっていました。歴史あるそのエリアを訪ねてみたなら、どえらく面白い。どうせなら、このエリアも楽しんでもらったらどうだろう?ある日、僕は主催者の誘いで、小さな舟で横浜を川と海から体験しました。これが、また面白い。見えてくる風景が違うのです。さらに言うなら、遠征組のことも考えて、安価な宿も用意して、翌日はディープ横浜を散策してもらうのはどうだろう?、と。あ、もちろん近隣の方も歓迎します。あのエリアはきっと夜も面白いに違いない。 当時の製作者の女性2人が考えに考え抜いた素晴らしい企画です。 参加してくれたみなさんのこころに浮かんだ32年をぜひ、持ち帰ってほしいのです。 トミーが来なきゃ誰が来るのよ、って思うんだけど、あいつ来ないだろうなぁ。笑。来なさいよ! ————————   32年の時空を超えて、「帰ってきた歌の宅配便 in 横浜」 1994年、長野県伊那市の信州大学農学部演習林で開催された「歌の宅配便」。 その模様を上智大学の女子学生2人がドキュメンタリーとして記録。 長らく眠っていた作品を山口洋が旅先の旭川、友人宅で偶然目にすることに。 「これは今こそ公開すべき作品だ!」と。作者を探しだして、連絡。 1日限りのこのイベントは映画上映とライヴのセットです。 ライヴは32年前のセットリストと同じ曲順で演奏します。 作者が在住するディープ横浜を知っていただきたく、スペシャルクルーズ (山口洋も下見で乗船しましたが、この角度からの横浜はとても興味深かったのです) もオプションとして用意。 また遠方から来られる人のために(お近くの方もぜひ)、リーズナブルな宿泊施設も用意しました。 イベント翌日はディープ横浜を散策していただけます。 なによりも。 中空に浮かんだ、それぞれの32年を体験していただければ、と思います。

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TYSセッション、ミニツアー初日

10月1日 木曜日 晴れ 尽力してくれた多くの人たちの力を借りて。 TYSセッション、ミニツアー初日。横浜のサムズアップがその歴史に幕を下ろすその日に、この国でいちばんの歴史を誇る京都磔磔にそのスピリットを届けることができました。いつ来ても磔磔、最高です。ありがとう。 志のあるハコがあって、そこに集うオーディエンスがいてくれて、音楽が奏でられる。このあたり前だけれど難しいことを、これからも続けていきたいと思います。 ド平日にも関わらず来てくれて、ありがとう。 豊橋公演、SOLD OUTになりました。とても、とても嬉しかったです。 磔磔は住宅地ゆえ、音止め制限があり、ジャスト2時間のライヴでした。豊橋は超絶スペシャルてんこ盛りでお届けします。空気も薄くなると思うので、二部制にして、いったん新鮮な空気を吸ったりしてもらおうと。遠方の方が帰ることができる時間には終了させますので、ご安心を。

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