アーカイヴス

6月19日 日曜日 曇り

NHKのアーカイヴスにある新日鉄釜石のラグビー部のドキュメンタリーを観て、アラレもなく涙腺決壊。僕が高校生の頃、彼らは無茶苦茶に強かった。父親がラグビー好きだったので、ツラれて良く観ていた。あのスポーツは前に玉が投げられないという理不尽さと、試合終了を「no side」と呼ぶところが好き。当時30歳にしてプレイング・マネージャーだった森重隆さんは同郷、九州博多の男。目の輝きが素晴らしい。彼は組織の中にヒエラルキーを作らない。自主性を重んじ、試合前には選手を鼓舞する。リーダーかくあるべし。強さの秘密が恐怖政治じゃないところが、バンドの理念と同じ。名言のひとつに「仲間を助けないやつは、選手である前に、男じゃない」。子供の頃、僕も誰かにさんざん聞かされた言葉だ。

釜石ラグビー部は釜石シーウェイヴスと名前を変えて、地元に愛されるチームとして、現在も活動中。被災した大漁旗を洗って乾かし、それを振りながら応援している地元の人々を観て、涙腺決壊。地域に愛されるスポーツの姿って、確かにあるよなぁ。美しい光景だった。

さて。一夜明けて来週。久しぶりに故郷に帰ります。うちのオカピーことおおはた雄一君とツアーです。水曜日にはライヴだってのに、まったく何の連絡も寄こしてこないところが好きです。旅先で「とつぜん」再会し、ツアーをしながら何かを起こしていく。昨年の「とつぜん北」ツアーで立証済みです。僕は陸路で、彼は多分空路で九州に入ります。ほっこり、ガッツリ、ミラクル、ギターの可能性、エトセトラ。彼とのライヴには何でもあります。是非、観にきてください。専門スタッフが居ないため、限定数ですが「my life is my message」の各アイテムも持っていきます。是非、サポートしてください。渋谷で配られた「lifeの写真集」。アイテムを手にしてくれた方には差し上げます。それから各会場、10部ほどですが、欲しい方に差し上げる分も用意しておきます。先着順です。悪しからず。

みなさんの支援を受けて「my life is my message」は被災地をどうサポートするか、日々考えています。友人たちの強力な援軍も得て、ナイスなアイデアを思いつきました。発表までしばしお待ちください。来月にはみなさんの気持ちを被災地に直接届けにいくつもりでいます。

追伸
ビッグ・マン永眠。ありがとう。本当にお疲れさまでした。
Eストリートバンドを観るためだけに、ニュージャージーに行く。それだけで立派な旅の理由だったのに。R.I.P。
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201106190144.html

追伸その2
最近出産したばかりの友人からの情報。
期間限定ではありますが、北海道の天使病院が被災地域の妊婦さん(妊娠30週以降)を受け入れているそうです。(無料滞在施設も用意とのこと)
http://www.tenshi.or.jp/

それから6/18現在の放射能飛散地図。グラフィカルでとっても分かりやすい。
http://ow.ly/i/d7Qv/original

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アーカイヴス への3件のコメント

  1. min より:

    九州はどしゃぶりの雨です。今かみなりなんかも、なり響いています。突然の九州ツアー。うれしいです!あなたから、いつも、勇気をもらっています。自分はなにもできなくて、なのにあなたは、ちゃんとした生きざまがあります。そして、なによりも歌を届けてくれます。なんか、、、ださい文になってしまいました、、、。ごめんなさいー。はじめて、聴きます。おおはた雄一さんとの二人のライブ。何を唄ってくれるのかな?楽しみでーす。もちろんダブルギターも楽しみー!陸路、ファイト!

                                   

  2. けいこ より:

    長崎と熊本のチケットをとりました。楽しみにしています。

    道中どうぞお気をつけて。

  3. 自転車乗り より:

    釜石ラグビ-部ドキュメント 自分も見ました よかったですね 北の鉄人! 選手みんな地味なんだけど 国内敵無しなのがカッコよかったです。森さん 今は福岡高校のラグビ-部の監督されてますね~ 小倉のライブ参戦します 楽しみにしてま-す

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