BIOGRAPHY

HEATWAVE

山口洋 (Vocal, Guitar)
渡辺圭一 (Bass)
細海魚 (Keyboard)
池畑潤二 (Drums)

1979年、福岡にて山口洋を中心に結成。
85年、初のレコーディング作品『36°5』をアナログでリリース。90年に上京し、アルバム『柱』でメジャーデビュー。当時のメンバーは山口洋、渡辺圭一、藤原慶彦。
92年、3枚目のアルバム『陽はまた昇る』のレコーディングで、キーボーディスト細海魚と出会う。また、バンドとは別に、山口洋がひとりでツアーを廻り、旅路の中で新たな歌を書き、バンドに持ち帰るというスタイルもこの頃、生まれる。
バンドは幾多のメンバーチェンジを繰り返す。山口は、ニューヨークやアイルランドへの旅を重ね、その心象を『NO FEAR』(1994)、『1995』(1995)などで作品に結実させていく。中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)と共作「満月の夕」は、世代を越え、広く歌われる歌となった。
レコード会社移籍を経て、1998年に発表した『月に吠える』には全レコーディングが山口洋、THE BOOMの山川浩正、元モット・ザ・フープルのモーガン・フィッシャー、伴慶充の布陣で行なわれた。翌年の『日々なる直感』にはアイルランド音楽の重鎮、ドーナル・ラニーも参加している。
2003年、現メンバーで新生ヒートウェイヴの活動を開始。2007年、アルバム『land of music』をリリース。個人の活動も、それぞれ異才ぶりを発揮している。

山口洋 やまぐちひろし

ヴォーカル、ギター。福岡生まれ。
1979年福岡にて、ヒートウェイヴを結成。ほぼ全曲の作詞、作曲を担当。
山口洋名義のアルバムとしては、阿蘇でレコーディングした『made in ASO』(2007)や、宮城県白石市のカフェでライヴ録音した『Live at Cafe Milton』(2009)があり、2011年には細海魚との共作『SPEECHLESS』を発表。
また、ドロレス・キーン、ドーナル・ラニー、シャロン・シャノン、キーラ、リアム・オ・メンリィなど、アイルランドを代表するミュージシャンとの共演も多い。

渡辺圭一 わたなべけいいち

ベーシスト。福岡生まれ。
山口洋と同郷の後輩であり、そのセンスに目をつけられ、ヒートウェイヴに引き抜かれた。90年代後半よりバンドや音楽活動から一時離れていたが、2001年、ヤポネシアン・ボールズ・ファルンデーションでベーシストとして復帰。デザインや映像編集の才能も開花させ、『LONG WAY FOR NOTHING』(2004)、『land of music』(2007)のジャケットデザインや、DVD『OFFICIAL BOOTLEG』の映像監督を務めている。
浅井健一のバンドJUDEでも活躍。

池畑潤二 いけはたじゅんじ

ドラマー。福岡生まれ。
伝説のバンドとなるルースターズのドラマーとして、1980年、デビュー。山口洋や渡辺圭一にとって池畑は同郷のヒーローだった。2002年、山口、渡辺、池畑が演奏。これがきっかけとなり、2003年、現メンバーでのヒートウェイヴが始動。山口曰く、ヒートウェイヴの「魂柱」的な存在。
花田裕之、下山淳とともにROCK'N' ROLL GYPSIESでも活動中。

細海魚 ほそみさかな

キーボーディスト。北海道生まれ。
1992年、『陽はまた昇る』のレコーディングがきっかけでヒートウェイヴに参加。2002年にはダコタ・インディアンのアクティビストであるトム・ラブランク、山口洋とアルバム『Eagle Talk』を制作。
SION with THE MOGAMIの一員でもあり、他にも多くのレコーディングやライヴサポートで活躍中。Neina、Maju(繭)、SAROなど自身の活動ユニットを持ち、海外でもアルバムをリリースしている。
2008年、細海魚名義でアルバム『open silence』を発表。