100年の孤独

2010/12/29, 02:28 | 固定リンク

12月29日 水曜日 雪 

 この時期は都会に居ない方がいい。人知れず雪深い山の中に居るのがいい。吹雪で何もかもがホワイトアウトしてしまうのがいい。何も見えなくなって、そしてぼんやりと大切なものが見えてくる。孤独は寂しさと同義ではない。白の王国に棲んで、世界や宇宙と対話してみる。伝えたいことはそこに向かって話しかけてみる。それでいいと、この頃思う。
 来春、ライヴをやることになるであろう、北の国の礼拝堂を下見した。いろんなイメージが浮かんでは消えた。きっと忘れられない空間になるだろう。ものごとは必然さえあれば繋がっていくはずだ。できることは前を向いて生きることだけ。それでいいと、この頃思う。

 僕が雪まみれになっている間に、都会ではクリエイター達が「speechless」の映像を作ってくれていた。ショートバージョンの「starlight」是非、観てください。このサイトの「news」のところにあります。あるいは以下のサイトで。

http://d.hatena.ne.jp/sunto_graphics/
http://subterranean-mood.blogspot.com/

 これは11月の頭に以前の僕の仕事場で撮影されたものです。楽しんでください。

 北の国の人たち。本当にありがとう。僕は明日、都会に戻ります。スタッドレスを付けているうちに、またふらっと来たら、受け入れてね。心からの感謝を込めて。

img10120029_1img10120029_2img10120029_3
by 山口 洋