中川敬と春の匂い、 京都にて。

2006/03/02, 23:24 | 固定リンク

3月2日 木曜日 晴れ 

 琵琶湖にはもう菜の花が咲いてるよ、と友人からメール。車窓も、もう春の光だね。花粉症のマスクをしてる人もたくさん。そっか、もうすぐ春だね。新幹線で京都へ。
 拾徳には随分前に来たなぁ。俺は覚えてないんだけど、その際、やりにくいだの何だの、俺がダダをこねたらしい。でもね、トシを喰って、あらためてこのハコに来ると、いろんなミュージシャンの念みたいなものが染み込んでて、お店の人たちも素晴らしくて、何でここがやりにくかったのか、俺には全然分からん。きっと、ただ、若かったんだと思う。壁にはどんとさんの写真。実のところ、身体はヒーヒー云ってたんだけど、演奏してるうちに元気になっていくんだ。不思議なもんだね。今日もまた、サユリ姉を筆頭として、沢山の人たちが俺のために力を尽くしてくれたた。本当にありがとう。
 
 京都ってこともあって、今日は中川敬が来てくれた。俺たちは、まるで水と油みたいなもんなんで、一緒にバンドやるとロクなことがないんだけど、たまに演奏すると、会わなかった間のもろもろを瞬時に音楽の中に感じたりする。相変わらずと云えば、それまでなんだけど、存在感っちゅーか、両足がステージにめり込んでる感じがさすがだわ。はは。あまりの声のデカさにびっくりしたけど。このツアー、たいてい「満月の夕」をやるようにしてるんだけど、どの場所とも確かに違ってた。現場主義って演奏だった。はは。元気で何より。とにかく死ぬなよ。地球にひとりくらいこんな男も必要だと、俺は思う。何にせよ、ありがとう。奴はモノノケ・サミットの3rdアルバムを完成させたらしい。今日、コピーをもらったよ。云うのがはばかられるけど、俺は某ユニオンより、こっちの方が好きだったりする。(失礼)
 
 一人で来た京都はいつもと違う匂いがあった。それが春のせいなのか、何なのか、不明だけど、とっても良かった。ありがとう。願わくば、足を運んでくれた人がハッピーになってくれたなら、俺は嬉しい。多謝&再見。

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by 山口 洋