冒険家の言葉

2006/05/26, 22:19 | 固定リンク

5月26日 金曜日 晴れ 

 出典が明らかではないから、氏名を書くことはできないが、ある冒険家の言葉を友人が教えてくれた。
 「銀行は国債を買う。日本は日本の国債でアメリカの国債を買う。アメリカの国債はミサイルを作る。だからミサイルを買うための融資をしない銀行を求めないと、世界は変わっていかない」。
 低金利のこの時代に、人々は何とか自分の今後のために、資金を増やそうとする。例えば、国債を買う。その国債がこんな「循環」を生み出してるなんてことは、俺も含めて、殆どの人は知らない。昨日も書いたけれど、「モノを売る」ことには責任があると、俺は思う。このことが、きちんとアナウンスされていたとするなら、あるいは我々が知ろうとしていたなら、国債を買う人は減っていたかもしれない。先日、パタゴニア社の長の言葉を聞いた。記憶が正しければ、「経営者として、責任を取らなければいけない相手は、株主でも社員でもなく、地球の今後である」と。深い感銘を受けた。どこかに落とされる爆弾に、巧妙な形で、自分が関わっているなんてまっぴらだ。だから、自分なりに目を開いて、いろんなものを見ておきたい。

by 山口 洋