恐るべし、15歳

2006/07/23, 19:25 | 固定リンク

7月23日 日曜日 曇り 

 ギタリスト15歳。我が家に宿泊。ふむ。じゃぁ、二人で音楽創ってみるか。ここで、公園でキャッチボールとか、サッカーとか出来ないところが哀しい。だって、近所にそんな場所ないんだもん。
 奴はレッキとしたクラッシックの教育を受けている。譜面バリバリ、トリルでさえ、ちゃんと弾きこなす。かたや(俺)、破れ侍。約3時間、あーだ、こーだ云いながら、二人で謎の音楽を作った。奴の先生がこの光景を見たら、「何じゃー、その教え方は」と絶句したかもしれんが、本来音楽は自由なはずなのだ。奴が最後に生まれて初めて、エレクトリック・ギターのソロを弾いた頃には、すっかり音楽をその「body」で捉えていた。伝えたかったことはただひとつ。「Don't think!」。頭ではなく、音楽を「流れ」で受け止める。その上で、あのようなテクニックを駆使したならば、多分奴は凄いミュージシャンになるだろう。
 俺は代わりに英語のレクチャーを受けた。「Hey! ヒロシ」。「sit」と「shit」の違い、ちゃんと云える?「云えねーよ」。「Can I sit here?」。ちゃんと二つの単語を云い分けないと、大変な事になるよ。分かっちゃいるが、「sit」と云えず。はは、ま、いっか。

by 山口 洋