伝統とか必然とか

2007/08/29, 22:10 | 固定リンク

8月29日 水曜日 晴れ 

 ハートランドにまつわるいろんな人の尽力によって、とある奥深い山里に伝わる伝統の焼き物の窯元にお邪魔したとです。そこで聞いた、いろいろな話は現代にモノを作って生きていく上で大きな示唆に富んでいたとです。静かな、深い感銘を受けたとです。その内容は俺が咀嚼するまで、ちょっと待っていて下さい。とある匠は俺と生まれた年が同じ。誕生日もわずか3日違い。そっか、こんなところに居たのか、ご同輩。

 その昔、我々が福岡に居た頃。無限会社地獄商事と云う名のもとに、沢山のスタッフがバンドのために働いていてくれてたとです。そこに猫が捨てられていたとです。我々はそいつを当時我々のドキュメンタリーを撮影していたNHKのディレクターから名を借りて、「木寺」と呼んで可愛がっていたのですが、どうにもこうにも忙しくて世話が出来ず、当時やっていたラジオ番組を通じて、心ある方にもらってもらうことになりました。その猫が今日、亡くなったと。18歳だった、と。奴も幸福な人生(猫生)だったんだろうなぁ、と胸が熱くなったとです。ありがとう。

 9月から、またツアー再開です。お子さん連れでも遠慮なく。その旨、スタッフに伝えておきます。

by 山口 洋