Life is beautiful、長野県長野市にて。

2007/10/19, 23:40 | 固定リンク

10月19日 金曜日 雨 

 朝起きた瞬間にヤバいと思った。豪快に発熱していた。でもここでメゲてる場合じゃないのだ。初めての長野市なのだ。待ってくれてる人もきっと居る。だから秋なのに、冬みたいに着込んで、薬を飲んで、長野に着く頃にはどうにか微熱に下げた。
 会場に着いた瞬間、嗚呼、彼等は待ってくれてたんだ、と実感した。ならば、とことん今日のベストを尽くすまでの事だ。今、俺がこれを書いているテーブルの上に林檎が一個乗っている。それも彼等がくれたものだ。ラベルに「山口洋」と書かれた酒も乗っている。それも彼等がくれたものだ。ありがとう。
 ところで、neon boysって知ってるかい?テレヴィジョンとヴォイドイズを結成する前のトム・ヴァーラインとリチャード・ヘルがやってたバンドの名前だ。今時、誰にそんな話をしても知る奴は殆ど居ない。後にザ・ルースターズが「neon boy」っちゅーアルバムを出した。だから、今日の小屋(15年の歴史を持つ)はネオン・ホールっちゅー名前で、俺の前に花田裕之さんが呼ばれ、彼と一緒に居た楽屋に何故か「信濃の野菜」が差し入れられ、花田さんに「山口君、行った方がいいちゃ、長野」と云われ、今日、この日を迎えたのだ。アルテックのスピーカーって知ってる?名器なんだ。ネオン・ホールのメインスピーカーは映画館から譲り受けたアルテック。いや、俺も久しぶりに実物を観たよ。

 後半、多分息切れしたけど、俺は長野から確かなエネルギーをもらった。ヘイ!音楽は素晴らしいぜ。いろいろあるけど、Life はたまにbeautifulじゃん。そんな当たり前の事をスタッフやオーディエンスと分かち合った気がする。ありがとう。長野。ありがとう、長野、アゲイン。ブツも届いてないのに、俺のソロ・アルバム「made in Aso」をここで初売りできて嬉しかった。また戻ってきてヨカですか?次は池畑さんの飛沫を聞いて欲しかです。長野のみんなに。ありがとう。グラシアス。多謝&再見。
 

img07100016_1img07100016_2img07100016_3
by 山口 洋