2008/11/10, 21:09 | 固定リンク

11月10日 月曜日 曇り 

 枯渇していた「はず」の俺の泉から、ようやくいろんなものが湧いてくるのを感じている。とても嬉しいのだけれど、それぞれが何の脈略もなくて、未だに形になって結実しない。「冬の朝、レッドロビンの生け垣」って、それ何?みたいな。たぶん、どこかで刷り込まれた言葉やメロディーが俺のフィルターや経験を通して、新しい形になって出てくるんだろうけど。山に降り注いだ雨が、ミネラルを含んで、泉となって湧き出て、やがて海の生物を養うように、そのように豊かであれば嬉しいんだけれど。
 何にせよ、この数年に渡る股旅の中から掴んだもの。それらがいよいよ飽和して、溢れて来たんだっちゅー実感がある。最近ありがちだった内側に向かうエネルギーではまったくなくなっていて、ひかりとなって外に溢れたがっているのが、とても嬉しいのだ。本格的な冬を前にして、俺の心の冬はようやく終わりそうな気がしている。

by 山口 洋