2009/08/28, 21:47 | 固定リンク

8月28日 金曜日 晴れ 

 これまで歩んできた道は、自分を映す鏡のようなものだと思う。善きことも、そうではないことも。そこにはすべてが映っている。だから、どんな激しいつまづきであろうと、あるいは裏切りであろうと、いつか感謝できるようになる。その経験がなければ、気づかせてくれなければ、自分はどうなっていたんだろう。そう思えるようになる。何もかも失ったように見えて、実は何も失ってはいない。どんなに悲惨な生い立ちをしたとしても、愛されていない者はいない。本当の意味では。その経験が人を作る。内包する感情は大まかに云えば、二つ。「愛」と「怖れ」だけ。自分の軸となるもの、あるいは核(コア)のようなものが、チャプター2になってようやく見えてきた気がする。
 夜、眠れずに街を歩く。空や星はオレを愛してくれる。いつだって、許してもくれる。望むものは、おわらない「何か」。ただ、それだけだ。

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by 山口 洋