男二匹のクリスマス・イヴ

2009/12/24, 01:48 | 固定リンク

12月24日 木曜日 曇り 

 「きっと君は来ない。男二匹のクリスマス・イヴ」。
 
 色気はないけど、スタジオには変態楽器店みたいに、二人の弦楽器が並ぶの図。先日、ゆっくりと酒を一緒に飲んで、きっと互いに「こんなアイデア、あんなアイデア」が浮かんだのかと。でも、結局のところ、互いに「何だか、策に溺れてるよね」とシンプルなところに行き着くのが、リハーサルの意味かと。あはは。いやはや。おおはた君は素晴らしかった。二度と同じ演奏をしないところが。オレはホストとして、かちっとやらなければと云う本来の自分ではない役目を勝手に引き受けていたが、彼の奔放かつ繊細な演奏に、「よっしゃ、お互い野原を感じたままに、フリチンで走るか」ちゅー結論に達したリハーサル。ライヴはお客さんが居てくれて、エネルギーを交換してなんぼ。だから、ステージに上がるまで、お互いから何が出てくるのかは不明。そんな演奏を彼と出来るであろうことを、嬉しく思っています。ただひとつだけ間違いなく共通していたと思うのは、ふたりがそれぞれに「ひかり」を目指していること。その感じ方や表現は違うのだけれど、来年に繋がる「ひかり」を感じてくれたら、と思います。てな訳で、二人で両手を拡げて、お待ちしております。本当に素晴らしいよ。野生の音楽家、おおはた雄一。

 おおはた君の若きマネージャー嬢が、クリスマスケーキを用意していてくれたので、二人でがっつり喰いました。甘いもの、イエス。アリガトネ。

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by 山口 洋