(no title)
2005/09/02, 00:00 | 固定リンク
夕方。セウ・ジョルジュを観に出かける。彼は噂にたがわぬ素晴らしいパフォーマーだった。が、しかし。座ってライヴを楽しんでいた俺の前に強烈な踊りをかましながら、リオのカーニバルよろしく女性が割り込んできた。百歩譲って、それは許そう。あんたの楽しみ方だからつべこべ云うまい。しかし、奴は背後の人間の事など微塵も考える事なく、あんたのケツは何処まで動くんかいっちゅー感じで踊り続けるのだった。つまり、俺はセウではなく、彼女のケツを観ていた。と云うか強制的に観させられた。真面目な話、だんだん気分が悪くなってきた。強烈なグルーヴと強烈なケツの動き。セクシーな女性は大歓迎だけれど、彼女のハートはちっともセクシーではなかった。俺は耐えきれずに外に出て、吐いた。後で聞いた話によると、彼女は主催者につまみだされたが、それにもメゲず、ステージにまでよじ昇ったらしい。何と云うか、タフネスと云えばタフネス。でも、俺はちょっと違う気がするんだ。ライヴにはいろんな楽しみ方がある。この世の中で生きているのと同じように、周囲には気を使わねばならない。俺の後ろには年配の方も居た訳だし。セウ君には何の落ち度もないけれど、いろいろ考えさせられたよ。っちゅーか、せっかく誘ってくれた主催者の人々、ヘタレですいません。
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1998年2月〜2005年9月