wild in the street
2005/11/06, 15:57 | 固定リンク
11月6日 日曜日 大雨
昨夜から降り続く大雨。誤解を承知で書けば、穏やかな山の気候も、こんな暴風雨もどちらも嫌いになれない。きっと、自分が内包している風景の振り幅と同じだからだろう。都会では「脱力」した歌ばかり書いていた。空虚だけれど、何処かポジティヴ、そんな歌ばかりだった。けれど、昨夜、一晩中雨が地面をたたく音を聴き、挙げ句の果てに頭の中に鳴り止まなかった言葉は「Wild in the street」だった。ガーランド・ジェフリーズの名曲のタイトルだと記憶してる。どうして、そんな言葉が突然止まらなくなるのか、それは自分でも分からない。大都会から大自然までの振り幅が自分にはある。だから、相反するものが、相互の場所で見えてくるんだろう。ガーランド・ジェフリーズのそれと、今鳴っている音や言葉は全く違うものだけれど、彼がその曲を書かなければ、俺に今の景色は見えなかっただろう。だから、感謝の気持ちを込めて、それを自然の中で仕上げたいと思っている。荒々しく丁寧に、素っ気なく執拗に、決してメゲない負け犬の歌だ。ハイホー。
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