on the road, again

2006/01/07, 18:18 | 固定リンク

1月7日 土曜日 曇り 

 年明けから鼻息荒くてすいません。七草粥喰ったら、エネルギーがこみ上げてきました。うっしゃー、やったるでー、と力に満ちております。いくつかお伝えしたいことがあります。

 明日、川越の鶴川座でのライヴを終えたら、そのままバンドはレコーディング第一クールに突入します。厳しい冬に、何故か雪深い某県の山中にて、プロジェクトを開始します。ここは所謂レコーディングスタジオではないのですが、「音楽の冒険」を始めるにはうってつけの場所だと、いつものように私の直感が申しております。我々はマゾではありませんが、この国に「四季」と云う素晴らしいものがあるのなら、敢えて「冬っ!」と云う場所で、震えながらその空気感が録音できたら、と思うのです。ネットに繋がる環境かどうかも不明なので、ドキュメントをお伝えできるかどうか?ですが、凍死しないように楽しんできます。願わくば桜が咲く頃には、あるいは木々が芽吹く頃には、新しい音を配信などの(どういう形でかは不明ですが)形でお届けできれば、と思っています。HWニューアルバム・プロジェクトは一年がかりでやります。いろんな場所で、いろんな季節に録音していくつもりです。とは言え、超自転車操業であることも確かです。引き続き多くの方の賛同をお待ちしています。まずは第一歩を踏み出せることに感謝しています。乞うご期待。ありがとう。

 レコーディング第一クールは2月の初旬に終わる予定です。そこから僕はギターを持って、旅に出ます。北は北海道、南は九州の端まで、できる限り多くの街を廻りたいと思っています。この国をもう一度、自分の目で観てみたいのです。その中で、新しい音楽を仕上げていくつもりです。たぶん、一本として同じライヴはありません。ある会場には誰かが来る(かも)しれません(誰か分からないけど)。もうすぐ詳細をお伝えできると思うので、楽しみにしていて下さい。1995年に「1995」をリリースした後、バンドのツアーを終えて、それでもやり残した感じが否めなかったので、「ひとり1995ツアー」で小さな街を廻りました。集客が厳しかった場所もあったけれど、多くのものを僕にもたらしてくれました。ほぼ10年振りに「原点」に帰ろうと思い、そのツアーを「on the road,again」と名付けました。フル・バンドでのライヴはもちろんの事、これからはフレキシブルにやっていきます。昨日も書いたけれど、「行動あるのみ」、案ずる暇があったら、自分たちのポテンシャルを、そして音楽の素晴らしさを伝えることに、エネルギーを注ぐつもりです。みなさんと何処かの街で会えるのを楽しみにしています。多謝&再見。

追伸
これらの事を進めていくにあたって、多くの人の尽力を得ました。この場を借りて、礼を云います。ありがとう。

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by 山口 洋