ゴシゴシ。

2006/03/24, 22:26 | 固定リンク

3月24日 金曜日 晴れ 

 午前7時に起きた。うっしゃー、片付けるぞ。まずは犬を散歩に連れて行って、奴を洗った。ゴシゴシ、ゴシゴシ。おばあちゃんになって、足腰が弱ってきたんで、もう昔のようには洗えない。でも、昔と違う愛おしさってのがあるんだ。ゴシゴシ、ゴシゴシ。奴と会話しながら洗う。俺は奴に猫語を喋っているので、知らない人が会話だけ聞いたら、かなり不気味だとは思う。でもいいんだ。ゴシゴシ、ゴシゴシ。俺は「にゃー」、奴は「ワン」。狂ってるけど、何だか愉しいぞ。うん。ピカピカのおばあちゃんになった。イケてるぜ。労働は愉しい。
 さ、車も洗うぜ。ゴシゴシ、ゴシゴシ。部屋も片付けるぜ。マネージャーとゴシゴシ打ち合わせもするぜ。夕方、ヤイコさんのラジオに電話でゴシゴシ出演。こんなテンションだったんで、アホでごめんね。でも、彼女のジャケットは本当にセクシーだったんだ。「go my way」。確かに、俺もそう思ってる。彼女は音楽の神様に愛されてるんだ。
 
 あのさ、生きてると本当にいろんな事がある。「ほえ?」みたいな。そんな時に未だアホみたいに音楽に取り憑かれてる自分が滑稽で、なおかつそれでいいじゃん、と思うんだ。だって好きなんだもん。って小学生みたいな受け応えしかできないけど。明日はね、音楽に復帰しようと思う。ちゃんとアイデアを練っておこうと思う。まぁ珍しい。何故なら明後日、コンちゃんのレコーディングだからさ。奴は唐揚げが大好きで、眉毛もないけど、ピュアな奴なのさ。バカが付く位まっすぐな奴なのさ。静かな情熱があんのさ。それが俺を熱くさせんのさ。奴の音楽を素晴らしいものにするためなら、俺は何でもやるぜ。尿漏れパット用意して待ってなよ、コンドー。

by 山口 洋