13年目のパンダマン

2006/09/17, 14:05 | 固定リンク

9月17日 日曜日 嵐 

 つくす号で小倉に移動。台風は着々と九州に近づいてきてる。プロ野球、コンサートはすべて中止。交通機関も次第に動かなくなる。こんな状況になると、妙にメラメラと燃えてくるものがある。嵐の中のライヴ。それも悪くないじゃん、と思ったけど、どうもライヴの真っ最中に直撃を受けることが判明。お客さんを危険にさらす訳にはいかない。残念ながら、明日に延期することにした。イベンターが手を尽くして、その旨連絡してたけど、次第に強くなる風のなか、それでも足を運んでくれた人々多数。関東、名古屋、山口、大分、エトセトラ。本当にごめんね。大分から来てくれた人が13年前に俺がやっていたラジオ番組に手紙をくれたらしい。その際に使っていた便せん。パンダの絵の横に「こわい顔ができない」と記されている。その言葉にびびっと来た俺がNYで「パンダマン」を仕上げたのだ、と。そっか、それを伝えに遠くから来てくれたのか。ちょっと感涙。明日は来れるのかな?もし、残念ながら、叶わなかったとしても、その歌は必ず歌うから、受け取ってください。ありがとう。
 エネルギーが満ちたまま、やることがなくなった唐揚げ王子と俺は、地元の人々の計らいで、宴に招かれた。愉しかったなぁ。外はすごい風が吹いてたけど。遠くから来たお客さんはちゃんと宿を確保できたんだろうか?王子は明日のために「唐揚げ」喰いまくってたから、きっといいライヴになると思うよ。

by 山口 洋