泣き笑い

2006/10/12, 23:19 | 固定リンク

10月12日 木曜日 晴れ 

 午前5時。ボロ雑巾のようになって、スタジオから戻りました。与えられた時間、出来ること、単純に体力、そんなものと闘う日々です。決して音楽は戦闘的ではないけれど。魚さんが居なければ、リズムセクションが居てくれなければ、エンジニアのTがエロ話をしてくれなければ、Hが楽器の面倒をみてくれなければ、Oが味噌汁を買ってきてくれなければ、エトセトラ。そのようないろんな事象が幾重にも重なって、ある種の極限の日々の中、レコーディングは進んでいきます。ある人の言葉。「俺はあとどれだけレコーディングに関わっていられるのだろうか?」。明日の事は誰しも不明。ならば、このようなハードな日々でも、やりたいことをやっている日々は「ハピネス」のひとつの形かもしれん、と夜明けの首都高をぶっ飛ばしながら、切ない曲を聞いてそう思うのでした。i love you!

by 山口 洋