理想を失わない現実主義者

2007/03/27, 22:55 | 固定リンク

3月27日 火曜日 曇り 

 アニメーション監督、宮崎駿さんのドキュメントを観た。俺は氏の作品を一度も観たことがない不届き者だが、氏のモノ創りの姿勢はひどく胸をうつ、ある意味、失われた「まっとう」なものだった。理想を失わない現実主義者であること。映画を創ることは「裸=honest」であること。でなければ、いつか自身にしっぺ返しがきて、映画が創れなくなること。逡巡、そして逡巡。老いと共生、あるいは抗いながら、果てしなく前進すること。大胆かつ謙虚であること。エトセトラ。その作品を観てみたい、と心から思った。
 海の近くの仕事場もようやく環境が整った。明日はこの場所で初めての取材だ。

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by 山口 洋