天罰下りき。苫小牧にて。

2007/07/05, 23:23 | 固定リンク

7月5日 木曜日 雨 

 天罰が下る日がやってきた。今回の旅のテーマが若い頃のように、「何も決めずに旅に出る」ってことだったから、そろそろ何かがありそうな気がしてたし、どうもうまく事が運びすぎてたし、何よりも昨日まで一緒に時間を過ごしていた友人夫婦のホスピタリティーは格別のものだったし。

 昼頃に函館を出た。かなり後ろ髪を引かれたけれど、俺は次の街に行かなければならなかった。日が暮れる前に苫小牧に着いた。この街には二泊する予定だったので、マネージャーがホテルに予約を入れてくれていた(ハズ)だった。しかし、どういう訳か、そのホテルには予約が入っていなかった。そして今日と明日はどのホテルも予約が一杯で無理だろう、とフロントの人に云われた。ま、まじすか。43歳宿無しすか?マネージャーに電話して、ネットと旅行代理店を巻き込んで宿探しが始まった。しかし、本当にこの街の宿はどうにもならないくらい満杯なのだった。理由は不明。他の街に行こうにも、俺の荷物は重過ぎるし。アーメン。万策尽きた。

 俺が今夜この街でどう夜をやり過ごすのか、そしてどうやってこのダイアリーを更新したのか?それは秘密にしておこう。明日のライヴで話すから、さ。ひひ。何にせよ、こんな事でメゲないくらいのタフさは若い頃に何度も経験してるし、ない宿はないのだからして、しょうがないのだ。こうなってくると、急にワクワクしてくる自分もどうかとは思うが。何にせよ、明日のライヴの前に「シャワー」を浴びることは無理っぽいので、ヒドい髪型でも許してくれたまえ。おまけに雨が降ってるし。俺は荷物で傘がさせない。でも、おそらくこういう時は滅多にないようなライヴをやらかすだろうからして、観に来てくれたまえ。待ってるよ。

img07070005_1img07070005_2img07070005_3
by 山口 洋