モノ作りの責任

2007/09/08, 22:37 | 固定リンク

9月8日 土曜日 晴れ 

 だいたい、俺のような性格の人物が携帯電話を保有しているのが悪い。そりゃ、ごもっとも。それを前提の上で、この話を聞いてもらいたい。
 一年くらい経過した携帯の電池の状況が甚だ悪化してきた。短い通話を2回ほどした後にカラータイマーが点滅するに至って、電話としての役目をほぼ果たさなくなってきた。明日からまた俺は旅に出る。イージーライダーがこの時代に作られなら、冒頭のシーンでまず携帯を捨てるに違いないのだが。だろ?デニス・ホッパー。とにかく、俺は新機能なんかにまったく興味がない。話せりゃそれでいい。渋谷に行けばあるだろうと思い、人ごみの中を歩いた。店には多数の新機種とひしめく人間たち。しかし、電池の在庫はなかった。渋谷の他の店舗をあたってもらったが、一個もなかった。何とかしてくれよ、キャメロン・ディアス。まるで、これを機に機種を換えたらどうです?と云わんばかりに。嫌だね、断る、キャメロン。あんたの口元がいくらセクシーでも。俺はこれでいい。新しいものは古くしかならない。けれど、作って一年くらいのものなら、「モノ作りの責任」ってものがあるだろって、俺は思うけどね。ぷんぷん。

 な、訳で、明日からツアーっす。会えるのを愉しみにしとります。

by 山口 洋