R.I.P

2007/09/27, 21:07 | 固定リンク

9月27日 木曜日 曇り 

 昨夜、俺は東京でライヴをやったってのに、自宅まで帰る力がもう残っていなかった。吉祥寺のホテルのチェックアウトをギリギリまで伸ばして寝た。そして、キーラから新しいアルバムが届いた。まだ聞いてないけど、奴らの事だから、きっとサイコーに違いない。俺も1曲ギターを弾いた。動かすのは金じゃない。モノ創りへの「執念」のようなものだ。こんな友人たちからの便りに俺は励まされる。ありがとう、猛獣たち。レコード会社に「所属」していないと、誰の作品にいつどうやって参加しようが、俺の自由だ。ああ、気分がいい。音楽家たちはもっと自由に生きるべきだ。俺たちが面白がってやったことから文化が生まれるのだ。何故奴らに活動まで制限されなければいけないのか、どうしても俺は理解できない。くだらん。

 そして、友人の訃報が届く。生きてる者はみんな死ぬ。一度だけ、必ず死ぬ。そんな事は分かってる。でも、あんたが死ぬのは早過ぎる。早過ぎるんだよ。俺はあんたみたいに「チャーミング」って言葉が似合う人を知らないんだよ。その風貌も演奏も性格も、キュートでチャーミングなんだよ。日本でこの楽器が一番似合ってるんだよ。くそっ。何てこった。でも、生まれてきてくれて、ありがとう。俺は自分の人生に全力を尽くすよ。俺があの世に行ったら、また一緒に演奏しような。ありがとう、アゲイン。友よ、安らかに眠れ。

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by 山口 洋