ボヘミアンの言葉

2007/10/03, 20:17 | 固定リンク

10月3日 水曜日 曇り 

 沢山のトンネルを抜けて、愛媛県松山市に移動しました。本当に久しぶりです。いい街です。旧いものと新しいものが、うまく融合しています。街を見下ろす丘の上に城があります。前回演奏させてもらった松山劇場にも立ち寄ってみました。みんな元気かな?時間があったら、明日、是非ライヴに来て下さい。

 昨夜、それも深夜。友人たちと多分、5食連続のうどんを喰いました。今回のベストうどんだったんだけど、さすがに食い過ぎました。何事も熱中すると、とことん入り込むのが自分の悪い癖だと、今更ながらに悟りました。

 沢山のプロジェクトが同時進行している上に、俺はいつも旅の空の下。なので、移動日は都会とのやり取りに追われます。そんな時に英語でメールを書かねばならないのは閉口します。喋るのはまだしも、書くのは本当に大変です。いつだったか、「英語がエスペラントじゃねぇってことを英語であいつらに伝えたい」と名言を吐いた男が居るのですが、同感です。

 旅の間、一人で飯を喰わねばならない時は本を読んでいます。いくつかの本物のボヘミアンの言葉は、時に飯よりも重要だったりするのです。いわく、記憶が正しければ「山への道を尋ねるものは、頂きには登れない」。まったく。思うに、モラルも生き方も、誰に教えられるものでもないと思うのです。コンパッション - 思いやりを持てば持つほど、孤立するのがこの世の中だとしても、それでも風のように自由に生きる方法は僕はあると思っています。ありがとう。

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by 山口 洋