多謝&再見 八重山諸島にて

2007/12/03, 13:38 | 固定リンク

12月3日 月曜日 曇り 

 石垣から沖縄に向かう飛行機の中で書いています。たった3日過ごしただけなのに、八重山は離れ難かったとです。空気も自然も人も、本当に素晴らしかったとです。空港まで送られたら、嬉しいけど、別れが辛いです。何だか、恋したとでしょうね、八重山に。
 「八重山人の肖像」っちゅー本があるとです。月刊の地元紙に連載された八重山人たちを一冊の本にまとめたものです。写真はすけあくろうのオーナー、ミツオさんです。老若男女、100人超。見事なまでに「顔」はその人を語ります。この本が素晴らしいのは、「その人」だけではなく、「故郷」が顔に刻まれていることです。昨日、ふざけて八重山人のみなさんと写真を撮ってみて、「俺って顔が出来てねーな」と思いました。俺の隣に居るのはクセがあるのに、どれだけ飲んでも悪酔いしない泡盛「白百合」を作ってる人です。どう?何だかネイティヴなジェリー・ガルシアみたいな顔っしょ?みんなタフだし、笑いを忘れず毎日を生き、歌があって、日々の暮らしがあって、歴史を踏まえて、今日を生きる。忘れかけていた、いろんなことを教えてもらいました。本当にありがとう。頼まれなくても、必ず帰ってきます。っちゅーか、東京からの直行便に、ある日突然乗ると思います。そう遠くない日に。多謝&再見。

 てな訳で、東京です。もちろん雑務山積みです。とっと片付けて、リクオと北に向かいます。しかし、何だね。リクオがあれだけハードな旅を続けられるのは楽器を持たなくていいからっちゅー説があります。でも、それはとんでもない話で、先日某所で奴とやった際、「うーん、リクオにしちゃピアノにダイナミクスがねーな」と思ったので、そのピアノを弾いてみたら、「こんなんであの音出してたん?」とびっくりしたのでした。楽器を女性に例えるのなら、毎日違う女性と会話する方が大変っすよ、多分。

 しかし、八重山の次が札幌ってのも、どうなんだろうね?体調壊さないように、充分気をつけます。

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by 山口 洋