祭りの後

2008/01/29, 23:10 | 固定リンク

1月29日 火曜日 曇り 

 おっす。みんな元気かい?ツアー、楽しんでくれたかい?俺は無性に乾杯したくてウズウズしてるから、もうすぐ復活するんで、どうぞ心配なく。

 さて、ライヴに足を運んでくれ、the Risingをゲットしてくれた友人から感想が届きました。いろんな意味でとても励まされたので、転載します。通販サイトでも沢山の予約をしてくれて、本当にありがとう。27日までに予約してくれた人には発売日の2/1に届くそうです。スタッフが頑張ってます。2/1にはいよいよ通販サイトで発売開始っす。嬉しいねぇ。もうすぐ特設サイトに感想フォームのようが新設されます。関わった多くのクリエイター達に感想をどしどし送って下さい。では、どうぞ。

 ライヴ、楽しませてもらいました。
 
”The Rising”をリリースして、作品としての”land of music”のコンセプトに一段の完結を見た後という事で、そこから一歩抜けて一旦フラットな面に立って自在な振り幅を見せるバンドの音を聴かせてくれた気がします。特に”land of music”収録曲がアルバム・コンセプトを離れ、また違ったベクトルを持って響いてきたのが印象に残りました。全体の選曲にしてもソロ・ツアーで感じた聴き手との関係が凄く影響していたように思いました。そして何より山口さんがすごく楽しんでいるのが見ていて分かりました。私も燃えましたよ。叫びましたよ。
 
“The Rising”じっくり味わっております。
 
ドキュメントは純粋に撮影している越智君のカメラを通した視点も楽しめる以外に、あまりにも大胆な圭一さんの編集センスが強烈に印象に残ります。ほんとどこからあの発想が生まれてくるのか全く驚号です。レコーディングの映像では「音楽を共に作るメンバーという信頼の間にしか生まれない純粋な音楽対する意思が存在している」のが見えてきます。
 
ライヴの場において「最良の映像は直接自分の目に写る目の前の演者の映像」という頭ですので、正直実際のライヴでは映像とのコラボレーションに関してはそれほど印象に残っていなかったのですが、ライヴとは違う映像作品としての今回のDVDはヒートウェイヴのライヴ映像(とライヴ音源)と映像チームとのコラボレーションとして非常に興味深い作品でした(個人的に「カット割が多すぎる」とかの好みとかまあありますが)。特にライヴでも使われた映像素材がライヴ映像とシンクロしていく編集はよりイマジネーションを広げていく素晴らしい瞬間でした。
 
かなり大胆なコラボレーション作品としてのDVD作品に対して、音源は同じでもライヴCDは純粋にヒートウェイヴの作品として音が圧倒的に迫ってきました。最終的にこのセットに追加されたのも納得ですし、ここに生まれた音楽がこのボックスセットの核になっているのが分かります。音がものすごくいいのも、その上でグルーヴがしっかりと刻まれているのもびっくりです。何度もリピートしています。
 
ドキュメントとライヴ映像、そしてライヴCDと製作者の三者三様の意思が詰まった3つの別の作品として完成されていて、副読書としてのダイアリー本を含めて、それが”land of music”のコンセプトの元、一つの”The Rising”というこの形に集要されたことが凄く必然であると共に素晴らしく感じます。"land of music"の一つの到達点として結果的に多方面からの視点で見ることの出来る素晴らしい作品です。膨大な情報量の作品ですので(笑)またのんびりと時間のある際にじっくり楽しんで行きたいと思っています。
 
今年は新たに生まれるであろう歌も勿論楽しみですが、そうした歌も聴けるであろうソロでのライヴもまた楽しみにしております。
 
P.S.ドキュメントにあった”land of music”の当初の収録曲リストにあった「月を見ていた」と「Prayer on the Hill」の別テイク(すんませんねぇ細かいところに目が行く全く困った面倒くさいファンでして、、、笑)。次期ストライクス・バック・シリーズのカップリングなんかで是非日の目を見せて欲しいですねぇ。「月を見ていた」はライヴでの演奏が凄く印象的でしたもので。

by 山口 洋