mr. nobody

2009/01/21, 17:25 | 固定リンク

1月21日 水曜日 曇り 

 旅に埋没する日々があって、ようやく自分の心と向き合う時間を過ごしている。旅の中でもinputの時間は多々あったのだが、それよりもいかんせんoutputの方が多かった。気がつくと、「旅によるhigh」なハイパートランス状態に陥っていて、脳味噌はパスパスに渇いていた。
 数日に渡って、「Oh Shenandoah(前述の)」に始まり、敬愛する作家の新作に沈む日々を過ごしていた。空いた時間には泳ぎ、自分でカレーを作り、殆ど誰にも会わず、見事な一本糞(失礼)が排出されるに至って、ようやく身体と思考のバランスが取れてきた気がする。

 感銘を受けた言葉。この時代に一番必要だと思える「希望(epsoir)」がそこにはある。

「人は追いつめられて、初めて本当に生き始める」。(シャトーブリアン)

by 山口 洋