splendid isolation

2009/05/12, 23:11 | 固定リンク

5月12日 火曜日 晴れ 

 空港で飛行機を待つ時間に本を読んでいた。「鋭さってのは、そこそこの才能だが、本物の鈍さと云うものは、それを上回る才能であることがある」。目眩がして、その通りだと思った。
 「一旦、コップの水を空にしなければ、飲みたい水は注がれない。空にしたからといって、注がれるとも限らないけど」。また目眩がした。
 「splendid isolation」。人はそこに立たねばならない時がある。オレは極度の寂しがり屋だけど(恥ずかしいけど、事実だからしゃーない)、その原因が分かったなら、そこに立っていなければならない。どうにもならない時は黙想する。でも風は吹いてきた。「深く考えると云うことは、ときどき祈りと同一になることがある」。その言葉の意味を理解できなかった自分が恥ずかしい。でも風は吹いてきた。

 花が咲いてたぜ。嬉しかったよ、ありがとう。

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by 山口 洋