感謝すること

2009/12/25, 16:03 | 固定リンク

12月25日 金曜日 晴れ 

 今日の海は穏やかだった。波もない。太陽の光をキラキラと反射している。こんな日に、ラップを気にすることなく、何も考えず、ゆっくり走る。それが今のオレには至福の時間。走ることで、筋肉や心をほぐしていく。わだかまっている気持ちはいつか消えてなくなる。そして、行き交う人たちと挨拶を交わす。本当に恵まれてると思う。ここは車もバイクも来ない。思い切り、自分のペースで走ることができる。
 強い風が吹くと、このコースは砂で埋まる。防砂柵もなぎ倒すほどの強風が吹く。砂が堆積すると、歩くのも難しくなる。自転車はほぼ通行不能。すると、街から委託を受けた業者の人たちが砂と格闘して、コースを清掃してくれる。今日もまた、彼らは額に汗して働いていた。本当に頭が下がる。仕事とは云え、エンドレスな闘いなのだ。彼らのおかげで、オレは走ることができる。だから、「お疲れさまです」と云って通り過ぎる。月に一度のレースもそう。街のじいさん、ばあさん達がボランティアで運営している。参加費は800円、ハーフでも1300円。東京マラソンに比べると、べらぼうに安い。数千人のタイムを人の手で計測し(大きな大会はチップで計測する)、記録し、連続して参加した者には商品が出る。頭、下がるんです。本当に。だから、出来るだけ街でお金を使おうと思う。稀に売っていないものもあるけれど、取り寄せてもらったりして。

 さぁ、気分を入れ替えて、音楽に向かおう。オレは26と28日の両日で一体何曲演奏するんだ。ままよ、考えるのは止めよう。今度はオレがオーディエンスにハピネスを届けなきゃね。

 アイルランドから新聞が届いた。「IRISH TIMES」じゃなくて、「DONEGAL NEWS」だったのが嬉しかったな。街のみんなは読んでくれたかな。来年は必ず会いに行くぜ。

 じゃ、明日はduoで。年末で大変だと思うけど、気軽に遊びにきてください。いろいろあった2009年も、明日で「歌い納め」です。バンドの時とは違って、出来るだけ椅子に座って楽しめるよう、スタッフにも伝えておきます。

img09120025_1
by 山口 洋