むさくるしいけど、愛すべき夜、香川県高松市にて

2010/06/10, 03:20 | 固定リンク

6月10日 木曜日 晴れ 

 しかし、過酷だ。このところの忙しさは常軌を逸してる。何だかすべてが同時に動いているので、僕ひとりじゃどうにもならない。本気でマネージメントのあり方を考えないと、身体が足りない。湯水のように送られてくる連絡事に対応しながら移動し、飯を喰いながらメールに返信を書き、パーキングで弦を換え、どうにか高松にたどり着きそうになったら、高速道路は事故で通行止だった。アーメン。
 
 昨日は小さな音だった。そして高松のRUFF HOUSEは読んで字の如く、ロッキンな場所である。爆音だ。そしてエンジニアはキティラーなのだ。狂ってる。でも決して暗くない。それはオーナーの今城君が本物のポジティヴなナイスガイであることに起因している。分かった。僕は今日、発火するだろう。行けるところまで行く。一年間、待っていてくれた人たちで会場は満席だしね。うーん。むさくるしい。でも、愛すべき夜。最後の曲で、5歳の少女が泣いていた。僕が何かをやらかして、泣かせたのかと気になっていたら、彼女「あの人(僕のこと)凄すぎて、見た事ないもの見て、何だか泣けてきた」と。あはは。初めての体験だったよ。懲りずに、またライヴにおいでね。

 高松は随分、撒いた種が実ってきた。バンドで上陸するのも、そう遠くはない気がする。僕は諦めないからね。何年かかろうとも。と、とりあえず、今夜は寝てもいいすか。来てくれて、本当にありがとう。いい夜だったよ。おやすみ。みんな、来年までどうか元気で。

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by 山口 洋