挫折と云う名の収穫

2010/06/22, 19:30 | 固定リンク

6月22日 火曜日 雨 

 睡眠不足のまま、飛行機に飛び乗って山に還った。このまま都会に居て、忙殺されることに身の危険を感じたのと、山仕事が溜まっていたのと、誰とも話すことなく、考えたいことがあったのと。
 雨の中、うりゃーっと草を刈る。つーか、ここジャングルか。この作業、闘いだ。でも、ストレス解消には丁度いい。ばっさばっさと草をなぎ倒しながら、ボックスセットのタイトルを考えてみる。今日、空港の本屋で「敗北という収穫」という名の本を見かけたのだ。これって、云い得て妙だなぁ、と。このボックスは「milestone - 道標」であり、そして「挫折と云う名の収穫」でもある。収穫のない「挫折」や「敗北」はないと思うのだ。でも決して僕らの場合「栄光のマイルストーン」ではないんだけどね。

 ところで、レーシングシューズ。速いランナーたちのパタパタと地面をはじくような足音。どんなに頑張っても、あの音がしなかったのだが、何だよ、この靴履いたらするじゃん。ちょっと嬉しかった。でも、たかが標高1000メートルでも、高地を走るのはキツい。

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by 山口 洋