夜の高速

2010/10/06, 01:03 | 固定リンク

10月6日 水曜日 晴れ 

 シャーマンに「毎日手紙を書くように」云われた。そんな面倒くさいこと、と思ったが、意外と愉しい。メールも携帯も繋がらないのはゴキゲンだ。自分が感じたことをしたためて、ポストに投函する。俺は園児か?でも、意外と愉しい。
 昨日と今日でフルマラソンの距離を走った。へ、サプリメントなんてなくても何処も故障しないぜ、とうそぶいていたが、本気に近い感じでこの距離を走ると、あちこちにガタが来る。何だかんだ云っても、俺はロートルなのだ。戒めよう。上半身裸の原人走りもそろそろ潮時か。少し寒い。一月のフルマラソンにエントリーしていて、主催者から頻繁にメールが来る。違和感を感じて調べてみると、政治家だの、広告代理店だの、大嫌いなスポーツメーカーだのが絡んでいて、気持ちが萎えてきた。そんなことに踊らされなくても、多分俺は走り続けることができる。確かに大会でしか出ないポテンシャルはある。でも、もうそんなことはどうでもいいのだ。俺はただ、走っていたいだけ。唯一、定期的に購読していた雑誌「ランナーズ」も読むのを止めようか、と。俺はファッショナブルになんか走りたくない。群れるのも嫌だ。裸でターザンみたいに、駆け抜けたいだけだ。
 夜。高速をぶっ飛ばして、仕上がったアルバムをチェックする。このまま羽根が生えて、飛んでいきそうだった。素晴らしい。

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by 山口 洋