江古田にて

2005/12/24, 23:40 | 固定リンク

12月24日 土曜日 曇り 

 今年最後のライヴだしなー、久しぶりに一人でやるしなー、あれもやろう、これもやろう。俺にしては珍しく盛り上がって、前夜、プチ魚状態になって、あの曲やこの曲をコンピュータと一緒に演奏しようと、ファイルを作った。そだ、テクノも作ろう。気づいたら朝だった。ままよ。
 江古田って街に初めて行った。会場に入った瞬間、昨夜の努力が水の泡と化した事に気づいた。せ、狭い。あまりにも狭い。随分前、岡山の某小屋で「狭いにもほどがある」っちゅー名言を山川浩正が吐いたんだけど、それよりも狭い。あのー、云っとくけど、会場や、そこの人たちのせいではないです。それを知らなかった俺の詰めが甘いんす。今月、代官山のUNITってところで、見えるだの見えないだの、そんなライヴをやったばっかりだったんで、お客さんには快適な状況を提供したかったんす、俺は。だから、考えてたセットリストを全部チャラにして、ライヴを進めながら、曲を決めていくことにした。
 俺にとって、クリスマスってのは忌まわしい思い出しかないんだけれど、そんな日に沢山の人が足を運んでくれていた。ありがとう。最前列の人々があまりに近かったから、俺も照れたけど、君たちも照れたよね。いじってごめんよ。会場近くで会った妊婦さん、ちゃんと座れたかい?ま、こんな訳で滅多に歌わない曲も沢山やったから、「ヒロシの部屋@命名山口洋」はある意味でスペシャルなものになったとは思う。楽しんでくれたかい?ところで、明日、ここでバンドでやるんだよね?第一、楽器はステージに乗るのかよ?今年のバンド納めでもあるんだけど、どうなるのか、まるで予想がつきません。でも、こんなもん観れてラッキーっ、ちゅーところまではプロとして、何とかするからして、一年の鬱憤を晴らすもよし、騒ぐもよし、じっと聞き入るもよし、それぞれのスタイルで、楽しんで下さい。あ、座りたい人は早めに来てね。本当は全員に椅子を提供したいんだけど、それは絶対に無理だ。

by 山口 洋