last waltz revisited、福島県郡山市にて

2007/12/12, 19:13 | 固定リンク

12月12日 水曜日 曇り 

 9年振りに帰ってきました。福島県郡山市が誇る、last waltzです。何故この名前なのか、説明不要だよね?壁には98年にしたであろう俺のサインが。しっかりと山口洋(34)と刻まれていました。時代が変われば、俺も変わるのです。そんな中で、この店をこの街で20年間に渡って守り通したマスター、及びスタッフの情熱には本当に、心から頭が下がる想いです。ステージの場所も以前とは変わり、音響システムも整備され、終演後、そのミキサーのEQを見せてもらったのですが、「何かを足すのではなく、何かがきちんと引かれて」いました。これって、書くと簡単だけれど、その方法論に辿り着くには途方もなく時間がかかることなのです。9年前に俺をこの場所に呼んでくれた人たちも全員が来てくれました。続けていて良かったな、と思うのはこんな時です。心からありがとう。

 この日の演奏がどうだったか、なんて野暮な話は止めておきます。今日もまた、リクオとの呼吸は初めての体験でした。特筆すべきは、俺に関して云わせてもらえば、奴が「ヒロシもシンガーとして、ピンで歌ったらどうなん?俺が居るんやし」、と。なので、初めてギターを持つことなく、奴のピアノで一曲歌いました。ギターなしで。直立不動で。しょーもない、出来損ないのディナーショーのような光景だったとしても、奴のサジェッションのおかげで、このlast waltzのおかげで、俺はシンガーとして、新たな地平への第一歩を踏み出したとです。ありがとう。でも、緊張したよぅ。

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by 山口 洋