ジョイア・ミーア、新潟にて

2007/12/11, 17:11 | 固定リンク

12月11日 火曜日 曇り 

 ポジティヴにモノを考えていれば、物事は連鎖する。

 今年の八月、新潟に一人でやって来た。猛暑日と云うよりは40度近い気温だった。ライヴは悪くなかったが、そのハコの考え方は正直なところ好きになれなかった。オーディエンスには何の罪もない。終演後、悶々としていたら、ひとりの男が楽屋にやってきた。名をクマガイと云う。奴は「僕の店に来ませんか?」と。俺は疲れ果てていたが、どうせこんな気分じゃ眠れないので、行ってみることにした。いやはや、未だ店の名前を覚えられないのだけど、素晴らしかった。何がって、音楽を愛する心が。俺はお客さんと2ステージ目を繰り広げた。何だよ、ここにあるじゃん、Land of music。 
 俺はこの店で、この悶々とした気持ちを今年中に晴らしにくることに決めた。ところで、クマガイ某はシンガーだった。自分でイベントを企画して、これまたソーホーあたりに存在してそうな素晴らしい店、ジョイア・ミーアで歌っていた。一方、俺は旭川でリクオとツアーをすることを思いついた。リクオに新潟の話をしたら、ジョイア・ミーアで奴はしょっちゅう演奏してるとな。こうして、点と点と点は線になるのだ。

 果たして、ジョイア・ミーアの店主、ユウコさんは魅力的な人物で女性で闘う人で、なおかつセクシーだった。あんまり話すことが出来なかったので、ここまでしか書けないけど。

 リクオとのツアー、今日はクマガイ君も交えて、ええ感じで進んでます。あんまり軽々しく書いちゃいけないんだけど、ミラクル、日々起きています。「また来てね」とも云われてないのに、俺たちは新潟の再訪を午前5時に決めました。あの場所、ユウコさんやクマガイ君の情熱、大事にして下さい。閑散とした店の前の通りを「音楽で埋め尽くしたい」と語る彼等の顔は輝いていました。ハレルヤ。俺たちゃ、今宵、郡山の夜を焦がしてくるぜ。お互いの場所で、メゲずに、行こう。ありがとう、新潟。多謝&再見。

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by 山口 洋