代官山にて

2008/08/16, 22:41 | 固定リンク

8月16日 土曜日 曇り 

 沢知恵の音楽が、周到かつ入念な準備の上に成り立っていることが、一緒にやってみてよく分かった。俺は前もって、いろんな事が頭にインプットされると、どうにも瞬発力を失ってしまうので、ステージに上がって感じるであろうことに全てを賭けた。たった一回のライヴで「響き合う」と書くには、あまりに傲慢やろ、と思えるほど、二人の音楽への向き合い方、これまでの道のり、その他もろもろ、は違っていた。ただ、オーディンスはそれだけの「幅」を目撃したのでは、と思うけれど。
 それにしても、楽屋で彼女が生まれたばかりの息子さんをあやしているのを見て。女性には勝ち目なし、とあらためて実感。母は強し。沢さんの言葉を半分借りれば「いい女は俺のもの、でも女性を所有するなんて、おこがましいにもほどがある」つー、感じすかね。

追伸
響き合うってどんな風に?
例えば、この写真のように彼女とは中空に絵を描ける日が来ると
僕は勝手に夢想しています。

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by 山口 洋